米国のISBN付自主出版が4割も跳ね上がったことは尋常ではない。その仕掛けはアマゾンCreatespaceとKDP Printへの統合にあった。詳細は The Digital Reader (10/15)が推測しているが […]
自主出版
拡大・定着した米国自主出版(1):デジタルも紙も
米国のISBNを管理するバウカー社は、過去5年間 (2013-18)の自主出版の動向 (PDF)をレポートし、ISBNに基づく同社データベースの自主出版本が、前年比40%増の160万点に達したことを明らかにした。過去の実 […]
Reedsyが新たにDiscoveryサービス
英国の出版マーケティング・サービスの Reedsy は、著者向けの Discoveryプラットフォームを発表した。出版の主体が「著者」に、サービスが「データ駆動」に移行したことを反映したものだが、「広告」を含めたアマゾン […]
米国「著者出版」の10年と出版ビジネス
自主出版の10年を回顧して、GoodeReader (02/20)のマーシー・ピルキントン編集長が「出版契約の夢は死んだのか?」という興味深い記事を書いているので紹介してみたい。こういうタイトルが、出版コンサルタントとし […]
Kindle「インディーズ無料マンガ」第2ラウンドへ
アマゾンジャパンは2月13日、昨年夏に始まった「Kindleインディーズマンガ」に合わせて設定した「インディーズ無料マンガ基金」を19年も継続すると発表した(新たに総額5,000万円を分配する)。「読者と収入」という、ク […]
「作家の収入激減」の犯人:(1)アマゾン?
米国作家協会 (The Authors Guild)は先週のレポートで、作家の収入減の原因の大半はオンライン書籍市場の72%を占めるアマゾンに原因があるとして非難した。同社は1月16日の声明で、これに真っ向から反論し、T […]
2019年の10大予想 (1):予想の終焉?
数年前から、米国でも出版の「10大予想」的記事は激減しており、それらを下敷きにコメントしてきた本誌も頭を悩ませていた。理由を説明するのは簡単ではないからだ。唯一発見したのがWritten Word Media (WWM) […]
FBF2018:オーディオブック登場 (♥)
オーディオブックが米国で大きなトレンドになっていることは、本誌がお伝えしてきた通りだが、FBFでも今年から Audiobook Conferenceをレギュラー・プログラムに組み込んだ。つまりこれが「ブーム」ではなく、世 […]
メディアを超えたヒットはWattpadで生まれた
15歳の時(2010)にWattpadで書き始めた初恋小説 ‘The Kissing Booth’で多くのファンを獲得した英国のベス・リークルスの作品が、ランダムハウス社による出版を経て、今年5月Netflixによる映画 […]
Kindle以後ノート (15):デジタルのゴール
Kindle/KDPが、米国で「自主出版」の爆発的拡大をもたらした時、これこそデジタルの結果だと確信した。しかし、その意味は分からなかった。無数の「著者」が産み出す「出版物」の洪水。ゼロはいくら足しても掛けてもゼロ…のは […]