Audible「キャプション」の意味 (♥)

Audibleは9月11日、独立系出版社団体 (IBPA)の要請に回答する形で、Captions プログラムの適用は、AAPの版権提訴が司法的に決着するまで、パブリック・ドメイン(PD)コンテンツ利用のベータテストなどに限定することを明らかにした。教育プログラムは、米国の約15万人の高校生に対して提供されるというが、版権者の「オプトアウト」については言及していない。[全文=♥会員] … [Read more...]

成長を続けるデジタルの「大道」(1): 新しいエンジン

E-Book復刊/マーケティング専門出版社のオープンロード社(Open Road Integrated Media:  OR/M)は、今年前半の業績を発表し、前年同期比の売上が36%増、EBITDA (税引き前利益)では72%増という数字を発表した。売上で30%台はこの会社の「巡航速度」だが、利益は「復刊ビジネス」と独自の顧客マーケティングによるものだ。一見すると退屈なほどだが、なぜそんなことが続けられるのだろうか。 … [Read more...]

米国学術出版社の戦略転換(3): 中国の台頭 (♥)

大出版社による高等教育出版の「改革」のコアは、「版」を土台とするビジネスからの脱却ということだ。版がデジタルになって久しいが、これが「破壊的イノベーション」となるのは、あまりにも「版」と紙にビジネスのすべてが懸ってきたためで、それが「オンリーワン」商法による繁栄を支えてきたこと、もう続かないことは誰でも知っている。誰も知らないのは、それが続くかどうかだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

出版の転換に成功した中国(3): 移行戦略 (♥)

アマゾンは、Webを千載一遇の好機として小売帝国を構築したが、その出発点は書店だった。中国が新しい帝国経営の土台を出版に置いたのには、システム的、歴史的、文化的に十分な理由があるが、そのためには機械文明時代の社会主義的出版観を捨てる必要があった。中国(共産党)はそれをやった。ここでもアマゾンの工学的マイグレーション・モデルが参考になったようだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

米国学術出版社の戦略転換(1): 紙からサービスへ

高等教育・教科書出版がこれまで数十年にわたって前提としてきたモデルは、出版社にとっても学生にとっても機能しなくなった。その結果、高等教育出版は最も破壊的な変化を経験している。変化はあらゆる方向から押し寄せており、変革の時を迎えている、と出版テクノロジー・コンサルタントのビル・ローゼンブラットが書いている (Publishers Weekly, 08/16/2019)。 … [Read more...]

クァッドがLSCとの合併を断念、次はdtx!? (♥)

米国の大手印刷2社 (クァッド・グラフィックスとLSCコミュニケーションズ)の合併案件は、司法省の審査で承認を得られなかったために当面不可能となり、関係者は7月23日に断念したことを正式発表した。翌週に発表されたクァッド社の2Q決算は、印刷業界の現状を反映して冴えないものだった。「受注型製造業」からの脱却を目指す両社にとっては、ゴールが遠ざかったと言えよう。 … [Read more...]

大出版社と図書館:米国「貸出料」大幅値上げ

米国マクミラン社は7月末、図書館へのデジタル(E-Book+A-Book)コンテンツの貸出規定変更に伴い、対象タイトルを3ヵ月の間貸出停止とすることを発表した。ビッグファイブの4社が同様の発表をしているが、停止を伴う切替えは初めてだろう。図書館関係者だけでなく、利用者の反撥を買っているようだが、それでは済まないかもしれない。 … [Read more...]

文教堂、そして書店は生き残れるか?

大型書店チェーンの文教堂GHDが債務超過による上場廃止を回避するために「事業再生ADR」という経営再建手続をとることになった。これは店舗営業を続けながら再生を進めていくためのものだが、年率10%で縮小を続けている出版市場で、書店が経営回復・拡大ができるだろうか。「上場」は成長を前提としているからである。 … [Read more...]

それが「本屋」の生きる道(2) ♥

新本も古本も、E-Bookもオーディオブックも、すべてを扱う「本屋」は、アマゾンとWebによって再発明された。これが活字出版以前の本屋の仕事と共通しているのは、著者・読者にとって価値があることだったからだ。紙の新刊が本の価値のすべてであるように考えたのは錯覚だった。[全文=♥会員] 【本文要約:本屋の復興への5つのアイデア=1.バーチャル本棚によるメディア化。2.PoD。3. 定価の流動化。50円でも100円でも「気」を流す。4. 古本の販売。5. オーディオブックの視聴と販売】 … [Read more...]

それが「本屋」の生きる道 (♥)

出版というビジネスは古本屋から生まれた、というのは筆者が橋口侯之介さんの『江戸の古本屋』から学んだ最大のことだ。つまり、本の価値を理解し、必要とする人に販売する社会的存在がいなければ、本は本として機能しないからだ。それは活字以前の近世に生まれ、生き抜いてきた。活字印刷の全盛時代は過ぎたが、本屋には未来がある。[全文=♥会員] … [Read more...]

Wattpadがインド進出本格化 (♥)

世界展開を強化しているWattpadは7月9日、インドのPenguin Random House India (PRHI)との提携を発表した。インドのライターをWattpadのプラットフォームを通じて紹介すると同時にインドでのWattpadユーザー拡大を図る形で協力関係を拡大する。とくに映画、TV、印刷本、デジタル・プロジェクトを視野に入れている。[全文=♥会員] … [Read more...]

B&Nの買収へ半歩前進か (♥)

売却プロセスの終了を急いでいる米大手書店バーンズ&ノーブル(B&N)は今週、同社株主に対して、ヘッジファンドのエリオット・キャピタル (Elliott Capital Advisors: ECA)への譲渡価格を1株6.5ドル(現金=8月6日期限)とする提案を行った。これによって年末のシーズン開始前にウォーターストーンズとの合併を完了させたい意向だが、B&Nの株主で米国書籍流通のReaderLink 社の対応は不明だ。[全文=♥会員] … [Read more...]

高成長が続く米国のスマートスピーカ

米国の音声読書市場でスマートスピーカの位置が徐々に上がっている。NPRとEdison Researchが行っている Smart Audio Reportが19年春のレポートは、18歳以上の米国人の保有率は前年から35%増えて、保有数にして21%(5300万人)に達した。スマートフォンで始まったオーディオブックは、音声デバイスの多様化とともに新しい段階に入っている。 … [Read more...]

B&Nの未来はどちらに?:Readerlinkの登場

Barnes & Noble の方向は、ヘッジファンドによる買収で決着し、あとは英国人のドーント氏の手腕に期待することにした人は多かったと思うが、総額4億7,580万ドル($6.5/株)の価格に「安すぎる」とクレームを付けた株主が応札権を主張して登場して、決着が延ばされた。Readerlink LLC は、シカゴ近郊の出版・流通サービス企業で、B&N株を3.4%保有している。 … [Read more...]

ボーダーレスなメディア世界 (♥)

Webは、コミュニケーション上の様々な境界の意味を弱める「ビジネスモデル」を可能とした。注目すべきことは、ストーリー・メディアの核となってきたのが出版であり、フィクションの源流がストーリーテリングにあるということだ。それは同時にオーディエンスを通じてコマースが必要とするUXという経営資源の蓄積につながる。[全文=♥会員] … [Read more...]

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