Kindle 以後10年:(1)背景

2007年11月19日、アマゾンは最初のKindleを399ドルで発売した。予定台数は5時間半で完売し、翌年4月まで在庫切れの状態が続いた。とはいえ、同年1月9日に発表され、9月16日の発売を待たずに一大センセーションとなっていたiPhoneと比べれば話題性は小さくさほど注目もされていない。 … [Read more...]

アマゾンKDP「ページ詐取」退治に成功か

アマゾンは、9月分のKindle Unlimited Global Fund (KU-GF)が1,950万ドル、米国でのページ当たり印税単価 (KEN-PC)が$0.0044253になったと発表した。KENPC v3.0を導入した8月以来、2ヵ月連続の上昇。これが「ページ詐取とのたたかい」に勝利したことを示すどうかは即断できないが、7月に記録した低水準 ($0.00403)は脱したものとみられる。 … [Read more...]

クラウドファンディング出版の可能性:(2)LGBT ♥

英国の編集者でジャーナリストのマット・ケイン氏が書いたLGBT恋愛小説 'The Madonna of Bolton' は、男子がマイケル・ジャクソン、女子がダイアナ妃に憧れた時代、故郷のボルトンでマドンナに恋した9歳の主人公チャーリー・マシューズの人生をユーモラスに描いたもの。英国のクラウドファンディング出版サイト Unboundで資金調達に成功した。[全文=♥会員] … [Read more...]

クラウドファンディング出版の可能性:(1)公共性

出版資金の調達のためにKickstarter のようなクラウドソースを利用するのは、日本でもかなり広がりそうだが、人気作家の中村うさぎ氏が社会的キャンペーンの性格を持つ2冊のムックの出版プロジェクトをポット出版プラスとともに進めている。英国ではLGBTの著者が、多くの出版社から30回以上も「ゲイすぎ」として却下された原稿を自主出版する。 … [Read more...]

米国出版業界がいま知る「失われた5年」

米国出版社協会(AAP)は9月28日、会員1,200社の5月の販売統計を発表し、E-Bookの売上が2年以上ぶりに前年比でプラスとなったことを明らかにした。2.4%とごくわずかなものだが、AAPの発表はハードカバー(+6.7%)ではなく、これをリリースの見出しとした。E-Bookの数字が再び注目されるようになったことを示している。これはただごとではない。 … [Read more...]

在来出版は印刷本デフレを生残れるか (♥)

米国出版界において市場の停滞(実際には縮小と崩落)に対する危機感が広がったことは、デジタル転換における次のラウンドが認識されたことを意味する。過去5年間の対応は誤りであり、出版社はE-Bookを敵視したことで多くを失ってきた。ようやく「デジタル」の本質が分かってきたのは結構だが、時間はもう無駄にできないことを認識しなければならない。[全文=♥会員] … [Read more...]

B&N Nookはどこで間違ったのか (♥)

Kindleとほぼ同じビジネスモデルで出発し、2010年時点では並ぶ存在だったNookの敗北は、歴史的な意味を持っている。デジタルはもともと「勝者総取り」という性質が強いが、世界最大の書店が新興のオンライン書店とE-Bookで対決して完敗し、本業も危機に瀕している。その理由を吟味することは、今後5年間に起こることを知る上で重要だ。[全文=♥会員] … [Read more...]

B&NがついにNookギブアップ宣言

B&Nの創業者兼大株主であるレン・リッジオ氏が初めてNook事業の失敗を公式に認めた。Kindleから2年遅れて(2009年11月)スタートしたNookは、世界最大の書店のE-Book事業として始まり、2013年まではシェア2位で期待と注目を集めたが、マイクロソフトとの提携に失敗したあたりから急坂を転げるようになっていた。 … [Read more...]

Goodreads:21世紀の出版と読書 (♥)

出版という社会的活動は、読まれることで完結し、次の読書につなげることで再生産される。売買という経済行為は重要だ(売れなきゃ意味がない)が、それは読書に従属するものである(読まれなければ続かない)ことを忘れてはならないだろう。読書はコンテンツをめぐるコミュニケーションの空間と時間を決定する。[全文=♥会員] … [Read more...]

KDPカウント水増しでアマゾンが初の「摘発」

Kindle Unlimited (KU)の開始以来問題になってきた例の「イタチごっこ」に新展開。アマゾンは、このほどKDPの著者・出版社に対してページ数欺瞞の手口を教えるサービスを提供する5人の個人を相手取り、「仲裁申立て」(arbitration complaints)を行った。「差止め救済」「アカウント差止め」「3倍の賠償金」を求めている。 … [Read more...]

MSとアマゾンが音声エージェントで提携

マイクロソフトとアマゾンの両トップは8月30日、Alexaの主要機能(Skill)をCortanaに統合することで協力すると発表した。AIプラットフォームの主要ベンダーの間で相互運用性に関する合意が実現したのは初めてのことで、競合の最も少ない両社の提携は自然だ。Google、アップルの対応が注目される。 … [Read more...]

アマゾンのPBはどこが違うか (♥)

ビッグデータ解析をベースとしたマーケティング調査を専門とする1010dataは、今年前半期のアマゾンのプライベートブランド(PB)事業に関するレポートを発表し、ほとんどの消費者市場でメーカーに脅威を与えている、アマゾンPBの拡大をレポートした。アマゾンのPBはその精密なプラットフォームの下で独自に進化している。[全文=♥会員] … [Read more...]

Web広告とニュースメディアの対決 (♥)

Bloomberg (08/19, By Mark Bergen)によれば、Googleはニュースメディアへの定期購読ツールの開発/提案を強化している。「検索後のクリック無料」「購読/決済ツール」などであるが、変化する市場の中で広告と購読の安定した組合せを提供するプラットフォームはまだ見えていない。[全文=♥会員] … [Read more...]

ブック・マーケティングを事業化するオープンロード社 (2) ♥

本誌が2009年の創業以来注目してきたデジタル出版社は、その実証済みのテクノロジーを新事業「ブック・マーケティング」に適用しようととしている。もちろん前例はないが、「デジタルメディア」企業として自己規定するOR/Mとしてはかなり自然なことであり、非販売系の「マーケティング・プラットフォーム」として注目するべきだと思われる。[全文=♥会員] … [Read more...]

ブック・マーケティングを事業化するオープンロード社 (1)

ニューズレターを駆使したユニークなマーケティングで、年率40%超の成長を達成しているニューヨークのデジタル出版社Open Road Integrated Media (OR/M)は、登録購読者が100万人を突破し、復刊本を中心とした自社出版物の販売で大きな成果を上げているこのサービスを事業化し、商業出版社に提供することを発表した。 … [Read more...]