「未来」への対話 W3C Publishing Summit:(3)宿題 ♥

ティム・オライリー氏は、さすがに本質を理解している。出版者の課題は、どんな小さな分野にせよ、アマゾンよりうまく読者と結びつくことなのだ。でないと、テクノロジーの成果はほとんどアマゾンに持っていかれる。その意味で、ビジネスと直結するテクノロジーの議論が出版関係者によって十分になされていないのが気になる。筆者なりに 整理してみたい。[全文=♥会員] … [Read more...]

「未来」への対話 W3C Publishing Summit:(2) 技術 ♥

未来を拓くテクノロジーに関する発表はこの場に相応しく、ハイレベルな内容だったと思われる。これらは別に紹介することにしたい。パーソナライゼーションとVR/ARは組合わせることにより、教育でもエンターテインメントでも出版/コンテンツの内容を大きく拡張することになるだろう。EPUB4への議論が深化することが期待される。[全文=♥会員] … [Read more...]

「未来」への対話 W3C Publishing Summit:(1)課題

W3Cは11月9-10日の2日間、サンフランシスコにおいて2月のIDPFとの合併後の最初のイベントである Publishing Summit を2日間にわたって開催し、EPUBの発展方向を中心に議論した。出版、図書館、IT開発などの関係者から経営者、クリエイターまで約200人が世界各国から参加した。Webとの対話による出版の新しい展開が始まった。 … [Read more...]

拡張E-Bookにキラーコンテンツはあるか

1億部のベストセラー『ハリー・ポッターと賢者の石』がKindle in Motion (KiM)版で9月5日にリリースされると発表された。拡張E-Bookは2015年にiBooks版でリリースされたが、このタイトルとしてはあまり話題にもならなかった。アマゾンはKiMフォーマット昨年8月にリリースしたが、ごく控えめな発表に留めている。 … [Read more...]

慶應SFCにPublishing@W3Cの活動拠点を設置

W3Cのアジアにおけるホストの一つである慶應義塾大学SFC研究所と出版大手4社および出版デジタル機構は6月27日、EPUB規格を中心に、共同で未来の出版に関する研究をおこなうAdvanced Publishing Laboratory (APL)の設置で合意したことを発表した。2年間の時限プロジェクトで、日本におけるPublishing@W3Cの活動の拠点になることが期待される。 … [Read more...]

W3Cが11月にPublishing Summitを開催 (♥)

W3Cは6月19日、第1回W3C Publishing Summit を11月9-10日にサンフランシスコで開催すると発表した。標準策定活動を担うPublishing Working Group (PWG)を先週発足させたW3Cの出版コミュニティは、今年最大のイベントを11月に設定した。EPUB3以後、やや脱力感があった標準化サイクルが再始動する。[全文=♥会員] … [Read more...]

制作サービス充実で拡大するインディーズA-Book

出版支援サービスを提供する米国の Draft2Digital(オクラホマシティ)は、コンテンツ配信サービスのFindaway社と提携し、7月18日から著者によるオーディオブック制作・出版を支援していくことを明らかにした。Findaway Voicesは、先行するAudibleのACXに相当するもので、急成長しているA-Book市場で提携を拡大していくと見られる。 … [Read more...]

独自の発展を開始したオーディオブック(♥)

米国のオーディオブック出版社協会 (Audio Publishers Association=APA)は、最近の消費者調査の結果を発表し、急速な拡大を続ける市場の輪郭を更新した。2016年の市場規模は、2015年比で18.2%増の21億ドルとなり、3年連続で20%近い成長。販売点数は33.9%で、1冊以上完読した「普及率」は24%で6,700万人で、こちらも22%の上昇。[全文=♥会員] … [Read more...]

デジタル筆記具の統一規格WILLの普及へコンソーシアム

ペンタブレットなどで入力した手書きのメモや図、スケッチなどのデジタルインク・データを、異なるプラットフォーム間で交換可能とする汎用的規格を普及するためのDigital Stationery Consortium (DSC)は昨年10月に日本のワコムの提唱で発足した。エンジンとレイヤから成るWILLフレームワークで合意しており、普及が期待される。 … [Read more...]

アマゾンがKindle Createベータ版をリリース

アマゾンは、MS WordファイルからKindleフォーマットのE-Bookを容易に作成するためのオーサリング・ツールKindle Create (KC)ベータ版を新たにリリースした。日本語対応も遠くはないと思われる。こうしたツールの現状はどうなっているかをみてみたい。 … [Read more...]

拡張Kindleが新戦略を起動する(♥)

アマゾンは拡張E-BookフォーマットKindle in Motion (KiM)を使ったシリーズ16本目として、ヒュー・ハウィのベスト・セラーSF 'Wool' (2011)を発行した。アマゾン出版や版権切れの古典を除いて初めてのタイトルとなる。図版、ビデオ、背景アニメーションを入れて原作を膨らませたもので、2.33ドルで販売されている。[全文=♥会員] … [Read more...]

Publishing@W3Cがスタート

IDPFとW3Cの合併が2月1日、W3Cのティム・バーナーズ-リー氏から正式に発表された。最終段階で反対論が出て揉めていたが、7ヵ月に及んだ合併ドラマは、IDPF会員の88%が11月の提案を支持したことで完結した。しかし、W3CあるいはWeb世界における出版標準問題への取組みはこれから始まる。 … [Read more...]

マッコイ氏最後の説得 (3)出版の再生 (♥)

ビル・マッコイ氏は1987年以来、一貫してアドビ・システムズに籍を置いており、出入りの激しい業界では珍しい「永年勤続型」幹部だ。彼にとって「デジタル出版」は終生のテーマであったように思われる。彼の文章は解説を必要としないが、その「説得」の歴史的な意味については、やはり触れておくべきだろう。[全文=♥会員] … [Read more...]

マッコイ氏最後の説得 (2)W3Cは出版の飛躍の場

マッコイ氏の「説得」の後半をお届けする。ここではW3Cという「場」が持つ意味が強調されている。IT標準化コミュニティの中心に近い人以外には簡単に理解して貰えないが、これは真実だ。狭い標準は、広い標準に呑み込まれる。HTMLとの距離が遠いほど、技術の生存可能性は低くなる。そしてEPUBは永続性がなければ使命を果たせない。 … [Read more...]

マッコイ氏最後の説得 (1)出版の未来はWeb

「IDPFを救え、EPUBを救え」委員会声明については先日の拙稿で紹介したが、IDPFのビル・マッコイ事務局長がDBW (1/18)において反論を行った。合併に関する事実誤認を指摘しつつも、W3Cのもとでの将来のEPUBの役割に対する懸念については、今日のE-BookバリューチェーンでEPUBが果たしている重要性を反映するものとして理解を示している。 … [Read more...]