Audible は8月30日、Caption機能では当面、大手出版社が権利を保有するオーディオブックを対象としないと発表した。同社の正式な意見表明は9月13日に行われる。しかし、権利問題が発生する可能性がないコンテンツに関しては9月10日にもサービスを開始する。もともと出版社には説明はなされていたというが、出版社との「認識」には差があった可能性が強い。 … [Read more...] about アマゾン「キャプション」は大出版社を「パス」
データフォーマット
それが「出版」の生きる道 (1): アマゾン (♥)
デジタル/Web時代の「出版」について、アマゾンが無数のサービスを開発し、ビジネスにしたことを知らない人はいない。しかし、出版そのものについてはどうか。ビジネスを超えたビジョンを持っているのか、あるとすれば、それは何か。この会社がそんな構想を語ったことはないが、筆者はそれに近いものを推定できると思う。[全文=♥会員] … [Read more...] about それが「出版」の生きる道 (1): アマゾン (♥)
EPUB3停滞の原因と’3.2’の登場
W3Cは5月、久々の更新となる EPUB 3.2仕様を採択した。思わず日付を確認したほどの更新だが、いったい何があったのか(なかったのか)、納得のいく説明を、Publishers Weekly (06/21)のビル・カスドーフ氏の記事で読むことができる。ともかく、IDPFからW3Cへの移管の前後で停滞していた問題が片付き、リスタートが期待できそうだ。 … [Read more...] about EPUB3停滞の原因と’3.2’の登場
固定レイアウトを脱構築する:W3C東京(♥)
9月18-19日の2日間、慶應義塾大学SFC研究所とAPLがホストになったW3Cの「デジタル出版におけるレイアウトと表現に関するワークショップ」が東京・三田で開催された。EPUB標準に関する活動が、昨年2月にIDPFからW3Cの下に移管されて初めての日本でのミーティングのテーマが「固定レイアウト」になったのは自然なことだった。[全文=♥会員] … [Read more...] about 固定レイアウトを脱構築する:W3C東京(♥)
EPUB3 標準DRM実装ソリューション(♥)
E-Readerを含むソリューションを提供するフランスのスタートアップ Teaが、EPUB 3のDRM標準を利用してビジネスを拡大している。このプロジェクトは CARE (Content & Author Rights Environment)と呼ばれ、標準DRMをサポートする。また来年にはこれを実装した Webreaderの発売を予定。標準がビジネス/サービスの可能性をつくる良い例と言えるだろう。[全文=♥会員] … [Read more...] about EPUB3 標準DRM実装ソリューション(♥)
EPUB 3のReadiumに初のデスクトップ実装
EPUB 3のオープンソース実装プロジェクト (Readium 2) のデスクトップ版が3月21日、EDR Labからリリースされた。2012年2月の発表以来、6年の歳月が経過している。Chrome版に続いて、Windows、Linux、macOSでも利用可能となり、実装されていない標準機能などの普及が進むことも期待される。ここまでは長かった。 … [Read more...] about EPUB 3のReadiumに初のデスクトップ実装
OverDriveが図書館貸出10億冊を達成 (♥)
OverDriveは3月20日、2003年以来のE-Book貸出総数が10億冊に達したことを発表した。2007年に100万冊、2012年に1億冊を経ての大台達成で、ほぼ5年で10倍というペースが守られていることは高く評価される。2022年に100億冊は可能だろうか。それはなお様々な障壁を残している大手出版社の協力に懸っていると思われる。[全文=♥会員] … [Read more...] about OverDriveが図書館貸出10億冊を達成 (♥)
「未来」への対話 W3C Publishing Summit:(3)宿題 ♥
ティム・オライリー氏は、さすがに本質を理解している。出版者の課題は、どんな小さな分野にせよ、アマゾンよりうまく読者と結びつくことなのだ。でないと、テクノロジーの成果はほとんどアマゾンに持っていかれる。その意味で、ビジネスと直結するテクノロジーの議論が出版関係者によって十分になされていないのが気になる。筆者なりに 整理してみたい。[全文=♥会員] … [Read more...] about 「未来」への対話 W3C Publishing Summit:(3)宿題 ♥
「未来」への対話 W3C Publishing Summit:(2) 技術 ♥
未来を拓くテクノロジーに関する発表はこの場に相応しく、ハイレベルな内容だったと思われる。これらは別に紹介することにしたい。パーソナライゼーションとVR/ARは組合わせることにより、教育でもエンターテインメントでも出版/コンテンツの内容を大きく拡張することになるだろう。EPUB4への議論が深化することが期待される。[全文=♥会員] … [Read more...] about 「未来」への対話 W3C Publishing Summit:(2) 技術 ♥
「未来」への対話 W3C Publishing Summit:(1)課題
W3Cは11月9-10日の2日間、サンフランシスコにおいて2月のIDPFとの合併後の最初のイベントである Publishing Summit を2日間にわたって開催し、EPUBの発展方向を中心に議論した。出版、図書館、IT開発などの関係者から経営者、クリエイターまで約200人が世界各国から参加した。Webとの対話による出版の新しい展開が始まった。 … [Read more...] about 「未来」への対話 W3C Publishing Summit:(1)課題