E-Inkは11月30日、独自の電子インク技術を使った新しい手描き入力技術 JustWriteを発表した。東京で開催された、デジタルインク+文具のイベント Connected Ink 2018で公開されたもので、商品化の方法は未定だが、電子ペーパーとスタイラスを用いる方式より自然な体験を提供するもので、さまざまな可能性がある。 … [Read more...]
Kindle以後ノート(21):E-Reader問題 (後)
Kindleの初代 (2007)はミニ・キーボードを、Nookの初代(2009)は、コントロール用のカラー・パネルを付けていた。どちらも今日見られないものだ。コストの割に実用性が低かったためと思われる。定着したのは最もシンプルな「スレート」だった。それでも印刷された冊子本と比べて劣るとされたのは「表紙」である。 … [Read more...]
新しいUI/UXの誕生:フォルダブル
Googleやサムスンなどスマートフォン各社から折り畳める機能とデバイスが発表され、2019年はAndroid OSが「フォルダブル」をネイティブでサポートする。これでE-Readerも含めて、モバイルのフォルダブルがUIのパラダイムとなりそうだ。個人的にはこれが読書のモバイル化への推進要素となるように思われる。 … [Read more...]
アマゾンKDPのインドでの挑戦
インド市場を重視するアマゾンは10月16日、5つの言語でKDP出版を対応させたことを発表した。「多言語」を利点に変えることは「出版市場から始める」独自の基本戦略のひとつで、話者3,000万人以上で13を数える言語市場の3分の1あまりをカバーしたことは、最初のゴールを達成したことになる。多様性こそ力なのだ。 … [Read more...]
「実用的進化」の道を歩むKindle Paperwhite
アマゾンが10月16日、Kindleの中心機種 Paperwhite を全世界的に発表し、受注を開始した。E Ink の Carta HD 6型 (300ppi) スクリーンを採用、LEDを5個採用したことで目に優しくなった。軽量 (182g) 薄型 (8.18mm)を進めながらハードは強化され、さらに初の防水 (IPX8)仕様となった。価格は13,980円 (Wi-Fi/8GB/広告付)。 … [Read more...]
電子ペーパーと環境発電による新市場
E-Inkが、次世代電子ペーパー商品のための電池フリーの表示体技術を富士通と共同開発していることが明らかになった (Good eReader)。電子ペーパーが電池フリーになれば、「モバイル化」に続くイノベーションにつながるだろう。これにより電子ペーパーの用途拡大、「印刷物」の縮小となる可能性は高い。 … [Read more...]
iBooksが引退、Apple Booksに交替
アップルは6月4日、WWDCにおいて次期 E-Bookアプリに関して発表を行った。iOS 12のリリースと同時にブランドをApple Booksに改名、ライブラリ・ヴューを改訂するとともにオーディオブック・セクションを新設としている。2010年以来の「クラシック」な iBooksに対して「クール」な印象だが、読みかけの本/ページをすぐに表示できるなど操作性も改善された。 … [Read more...]
E-Readerはなぜ「進化」が遅いのか
ブラウザのEPUB対応(+その逆)もかなり進化し、他方で専用デバイスが停滞しているので、それが本当に(誰に)必要なのかが分からなくなっている。E-Readerデバイスの市場の性格、あるいは「E-Reader不要論」について、マイケル・コズロウスキ氏が最近 (Good eReader, 05/27)有用な記事を書いているので紹介してみたい。 … [Read more...]
Kindle以後ノート(4):「仮想化」
『Kindleの十大発明』では、Kindleに大きな影響を与えた存在としてiPodをはじめとするジョブズの大発明について論じた。実際、Kindleを「規定」したものは、iPodのプラットフォームであったと言えよう。アマゾンは、iTunes/iDeviceに「規定」されつつも、まったく独自のアプローチを考えた。読書に必要なデバイスを「ガジェット」化するのではなく「仮想化」したのである。 … [Read more...]
進化するホテルのメディアサービス
高級ホテルやブティック・ホテルにメディア・プラットフォームを提供している米国の KEYPRは、Scribdと提携して、定額でのE-Book配信サービスを利用できるサービスを始めた。宿泊客は、最新のベストセラーE-Book/A-Bookタイトルを始めBusinessweek、TIME、People、WSJのような雑誌、新聞を読むことが出来る。 … [Read more...]
電子ペーパー500PPI時代はいつ来るか
電子ペーパー製品の解像度は、一般的に 227 PPI、ハイエンドでも300 PPIで進化が停滞しているが、Good eReader (01/15)は今年中にも500ないし600 PPI製品が登場する可能性があると述べている。ジャパン・ディスプレイ(JDI)とプラスティック・ロジック(PL)が開発企業であるようだが、生産はまだ決まっていない。 … [Read more...]