出版社はKUとどう付き合うか(2):エコシステム(♥)

アマゾンのKUは、Netflixのような定額サービスとはかなり性格が違う。つまり、出版社がKUと関わるということはアマゾンのマーケティング・エコシステムに一歩踏み込むことを意味するからだ。しかし、読者と著者にとって、少なくとも米国KUは十分な説得力を持つから、ハーパーのような結論となるだろう。さもなければ著者も読者もインディーズに流れるからだ。[全文=♥読者] … [Read more...]

Web時代の「占有」価値 (♥)

[マンスリー・レビュー] 9月は、Audible Captionsに関する記事:アマゾン「キャプション」は大出版社を「パス」、21世紀の「クロス・フォーマット版権」訴訟などが人気記事に上がった。とても一度に語り切れないテーマだが、重要な点はWebの登場以降、コンテンツとしての「本の価値」が「個人/専有」から「社会/共有」に移行しており、米国のフェアユース判決は、伝統的な版権(版の商業性)を侵害しない限り、後者に道を開くものであったと筆者は考えている。出版社が共有の価値を生かせなければ、それは別の者の手に渡るだろう。[全文=♥会員] … [Read more...]

米国読書市場の10年 (3):分散と連携(♥)

[マンスリー・レビュー] メディア・フォーマットのデジタル化が一見して分かりやすかっただけに、なぜ「コンテンツが王様」の時代が訪れなかったのかは、理解しにくいかも知れない。なぜアマゾンが大手出版社に勝ったのかということだ。単純に言えば、Webによる「飽和状態」が出現したためで、大手メディアによる非対称の維持が困難になった。しかし、これは新しい「メディア」を解放した。[全文=♥会員] … [Read more...]

図書館の「市場」価値を考える

米国の図書館情報誌 Library Journalは、6月に「世代間読書調査」という調査を行い、9月23日に誌面で発表した。この調査の特徴は、図書館の利用がいかに本の購入に結びついているかを明らかにしていることだ。出版と読書は<社会>を通して繋がっており、それは読者に実感されてきたものだが、出版社と書店関係者にあまり共有されなくなって久しいだけに価値がある。 … [Read more...]

新世代技術環境と出版:5Gとは何か?

テクノロジーは、出版の歴史の転換点を画してきた。「グーテンベルク以来」の変化を期待するものは、文字と紙を置換えてきた「デジタル」ではなく、出版とコミュニケーションのすべてに関係するWebであったことが明らかになった。このことはまだ共通認識とはなっていないと思われる。木版と活字印刷との違いを理解するのに、相当な時間がかかったようなものだ。Webの意味が理解されるのは、5Gからだと筆者は考えている。 … [Read more...]

19年前半の米国「出版社市場」は漸増

米国出版社協会 (AAP)は月28日、今年前半(01-06月)の統計サービス StatShot のデータを発表した。商業出版は前年同期比で3.8%増の34億5,390万ドル、教育・学術系は11.6%増の25億2,000万ドル。合計で60億ドルあまりとなった。E-BookとA-Bookを合計したオンライン・コンテンツは、前者で22.3%と4分の1に近づいている。 … [Read more...]

21世紀の「世界=国家戦略」としての出版!? (♥)

中国は古代以来、ユニークな言語文化の伝統を持っている。「中国」という文明概念じたいが、出版を通して共有されたものと言っても過言ではない。世界的規模に達したブックフェアは、したがって、出版の市場的成長を見守る機会にとどまらない。21世紀に再生した「中国」文明の戦略を発見する機会でもある。幸か不幸か、隣にいるわれわれは遣唐使派遣以来の「世界」を見ている。[全文=♥会員] … [Read more...]

「Caption訴訟」で出版社側に勝ち目はあるか? (♥)

AAP vs. Audible「Caption訴訟」はそれぞれの立場(属する世界)によって、まるで違うものに見えるようだ。しかし、裁判所は法律(著作権)というものの「社会性」を、時間をかけて判断を下すか、直近の確定判例を引用して、人々の再確認を求めるだろう。「Caption訴訟」は、まったく新しいケースのようにも見えるし、そうでないようでもある。[全文=♥会員] … [Read more...]

21世紀の「クロス・フォーマット版権」訴訟

Audible Captionsは、文字言語と音声言語がAIによって互換性を獲得して初めての重要な機能となりそうだ。米国出版社協会(AAP)は8月23日、Audibleを被告として著作権法に基づいた提訴を行った。原告にはAAPのほか、ビッグファイブの大出版社などが含まれている。AAPのマリア・パラントCEOは、「著者、出版社、そして著作権法を計画的に蹂躙・侵害したことに失望した」と述べている。 … [Read more...]

出版社が反対するCaptionsとアマゾン (1)版権 (♥)

Audibleのキャプション機能 (Captions)は、教育目的で実験的な段階のもの、として発表されたものだが、予想通りと言おうか、出版社の版権関係者などから強い反撥が出ている。Publishers Weekly (07/19)は、「言語道断」「版権侵害」と言った声を紹介しているが、Audibleの意図が通じていない可能性も強い。[全文=♥会員] … [Read more...]

Audibleに「キャプション」機能が登場

Good eReader (07/15)は、Audibleが近々オーディオブックで「字幕」が読める標準機能 (Audible Captions)を提供すると伝えた。朗読を聴きながら、スクリーンで本文・辞典・訳文などを読めるものだが、AndroidやiOSのアプリから使用できるので、他社の対応によっては70%以上のシェアを持つAudibleがさらに優位を強める可能性は大きい。 … [Read more...]

オーディオが文字を超える時:(2)「紙幣」のように

欧米には、テレビよりラジオの熱心なファンがいることは(日本では)あまり注目されてこなかった。教会の説教のように、音声言語の表現力に接する機会を重視する伝統があるからだと思っていたが、それも一面的な「解釈」に過ぎなかった。音声言語は、もともと文字言語より「自力」が強いのだ。 … [Read more...]

オーディオが文字を超える時:(1)百見も一聞にしかず

オーディオブックの市場性と利点については、まだ十分細部を検討されているとは思われない。米国では「存外」に売れて、活字本の半分は売れるかもしれないという程度にはなっているのだが、もしかすると、それ以上となる可能性も考えなければならない。それはどのような場合だろう。 … [Read more...]

オープンソースの世界を聴く(1)

オーディオブック(聴く読書)の世界は、誰にとっても広く、深く、そして楽しいものだが、それをWebで最も簡単に知っていただくため、おカネをかけずに愉しむ方法を探り、共有してみたいと思う。オーディオブックはWebで広がったものだし、Webは誰もが遠い世界を知り、体験するためにあるものだからだ。それは紙の本よりずっと身近なところにある。 … [Read more...]

21世紀は音声出版の時代となる

[EB2Magazineマンスリー4月号] 出版にとって「デジタルの衝撃」が何であったかは、米国でも立ち位置によって、見え方は大きく異なる。しかし、出版市場における最大のサプライズは、誰が見ても「オーディオブック」だろう。これが一つのフォーマットという以上の存在となると考えた人は少ないと思われる。筆者もその一人だ。[全文=♥会員] ※特別公開4/10まで … [Read more...]

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