クァッドがLSCとの合併を断念、次はdtx!? (♥)

米国の大手印刷2社 (クァッド・グラフィックスとLSCコミュニケーションズ)の合併案件は、司法省の審査で承認を得られなかったために当面不可能となり、関係者は7月23日に断念したことを正式発表した。翌週に発表されたクァッド社の2Q決算は、印刷業界の現状を反映して冴えないものだった。「受注型製造業」からの脱却を目指す両社にとっては、ゴールが遠ざかったと言えよう。 … [Read more...]

それが「出版」の生きる道 (1): アマゾン (♥)

デジタル/Web時代の「出版」について、アマゾンが無数のサービスを開発し、ビジネスにしたことを知らない人はいない。しかし、出版そのものについてはどうか。ビジネスを超えたビジョンを持っているのか、あるとすれば、それは何か。この会社がそんな構想を語ったことはないが、筆者はそれに近いものを推定できると思う。[全文=♥会員] … [Read more...]

それが「本屋」の生きる道 (♥)

出版というビジネスは古本屋から生まれた、というのは筆者が橋口侯之介さんの『江戸の古本屋』から学んだ最大のことだ。つまり、本の価値を理解し、必要とする人に販売する社会的存在がいなければ、本は本として機能しないからだ。それは活字以前の近世に生まれ、生き抜いてきた。活字印刷の全盛時代は過ぎたが、本屋には未来がある。[全文=♥会員] … [Read more...]

B&Nの買収へ半歩前進か (♥)

売却プロセスの終了を急いでいる米大手書店バーンズ&ノーブル(B&N)は今週、同社株主に対して、ヘッジファンドのエリオット・キャピタル (Elliott Capital Advisors: ECA)への譲渡価格を1株6.5ドル(現金=8月6日期限)とする提案を行った。これによって年末のシーズン開始前にウォーターストーンズとの合併を完了させたい意向だが、B&Nの株主で米国書籍流通のReaderLink 社の対応は不明だ。[全文=♥会員] … [Read more...]

60歳以上は本を(なぜ)読むか? (♥)

読書行動を定期的に調査している非営利団体の Pew Research Center (PRC)は、過去10年の間に、60歳以上の引退後世代(多くは旧ベビーブーマー)の読書が、かなり減少していることを明らかにした。TVなどの「スクリーン・タイム」が27分増加したのに対し、読書(-13分)や社交(-9分)などが目立って減少している。TV世代の高齢化は、最後の読書世代が消えていくことと重なるようだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

Kindle Oasis最新版で調光機能搭載

アマゾンは6月19日、Kindle Oasisの最新版を発表し、予約を開始した。最新のe-ink と色調調節ライトを採用した300ppi の高解像度7型画面を採用したのが最大の特徴で、8GBモデルが29,980 円(税込)、32GB が32,980円。防水機能などその他は前世代を継承している。出荷は7月24日を予定。なお、Audible/Bluetoothは搭載していない。 … [Read more...]

出版は「大きな物語」をどうするか (♥)

ビジネスとしての出版は、様々なタイプの「大きな物語」を背景として形成されてきた。皮肉なことに、大きな物語を仰ぐことで他の物語を抑える傾向があるようだ。20世紀の末にWebとともに登場した「大きな物語」は、活字出版という型を超え、最初から「ソーシャル」を「グローバル」を目ざした。それは遅々として歩んできた近代出版の「追体験」ではない。[全文=♥会員] … [Read more...]

アマゾンが「繁体中文出版」ポータル (♥)

アマゾンは5月24日、中文繁體字サポートと2万タイトルを含む多言語サービスの追加を発表した。今年はこれまでアフリカーンズ語、アラビア語、カタルーニャ、アイスランド語、スウェーデン語、ウェールズ語などを追加してきたが、今回はベストセラー作家ジョージ・R・R・マーティンの『氷と炎の歌』シリーズや村上春樹『刺殺騎士團長』も含まれている。[全文=♥会員] … [Read more...]

オーディオブックのパートナー(2) :スマートスピーカ (♥)

アマゾンのスマートフォン事業 (FirePhone)の失敗から生まれた「スマートスピーカ」だが、失敗がより大きな成功につながることもある。あっさり失敗を認め、ステージを変える発想の転換が出来たからだが、オーディオブックにとっては窮屈なスマートフォンから離れて、音声中心の広大なステージが用意されたことになる。ほぼ純粋な21世紀テクノロジーである。[全文=♥会員] … [Read more...]

21世紀の物語り:(3) 非完結性という力 (♥)

[EB2 Magazineマンスリー5月号] さて、共有の焦点は「物語り」だ。Webの「物語り」(storytelling)と印刷本の「物語」(story)の違いを明確にしておくべきだろう。「物語」は基本的に「完結」した「作品」で、多くは商品性で評価される、つまりは最初から「出版」の対象となるものだ。語りは違う。相手が違えば筋も変えるユルさがある。[全文=♥会員] … [Read more...]

21世紀の物語り:(2) ケ―タイとWattpad (♥)

[EB2 Magazineマンスリー5月号] Wattpadは「アマゾンには売らない」ことを早くから表明し、また「ストーリーテリングのソーシャル・プラットフォーム」と自己規定して、出版ビジネスから一歩下がったところに身を置いた。ビジネスモデルが見え始めたのは10年あまりを経た後だ。[全文=♥会員] … [Read more...]

ケータイ小説からWattpadへ

新しい「LINEノベル」が期待しているのは、「ケータイ小説」の再現である。しかしその爆発的成功に比べて、後の挫折については「メディアとしてのケータイ」に帰して片づけられてきた印象が強い。ケータイ小説は海外からも注目されていたが、理由はWeb出版としての先駆性にある。じっさい21世紀の「ストーリー」はその上に始まった。 … [Read more...]

出版とビジネスの「ストーリー」

最近、Webのマーケティングでは「ストーリー」の重要性が強調されている。ブランド、商品、サービスの優秀性やお得感を訴求するだけでは差別化が困難なので、何かしら消費者の共感あるいはUXを呼ぶ「ストーリー」を消費者と共有することが、企業の価値を高めるためだ。[♥会員記事=GW特別公開 5/12まで] … [Read more...]

「LINEノベル」はWeb出版の潜在性を解放するか

LINEは4月16日、新しいコンテンツ・ビジネスの一環として、オンライン小説提供サービス「LINEノベル」を発表した。小説とマンガのオリジナル作品のほか、提携出版社の既存作品のデジタル版も、サイトとアプリで提供する計画で、小分けにして、無料提供分からスタートし、途中から課金する形をとる。今夏からスタートする予定。 … [Read more...]

WattpadのWeb出版モデル (♥)

アマゾンを別とすれば、過去10年間に規模的、社会的に成功した出版ビジネスモデルは、既刊本マーケティングのOpenRoadとソーシャル出版のWattpadであると筆者は考えている。どちらも「版」のないところから出発し、Webの上で社会的・経済的活動としての「出版」を構築することに成功したからである。[全文=♥会員] … [Read more...]

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