T.S.エリオット『荒地』iPadアプリ版が話題

拡張型E-Book出版社のタッチプレス(Touch Press, London)は6月7日、初の文学コンテンツとなるT.S.エリオットの長詩『荒地』(1922)のiPad版を発売した($13.99)。20世紀の最も重要な詩作と言われる原作のほか、詳細な注釈、草稿のファクシミリ、フィオナ・ショウによる全作品朗読、エリオット自身や俳優アレック・ギネス、俳優兼詩人のヴィゴ・モーテンセンによる朗読、専門家による35篇ものビデオ解説も収録。単なるマルチメディア・コンテンツではなく、難解な原作から多くのことを引き出すための様々な仕掛けが組込まれ、出版界の話題となっている。 … [Read more...]

読書教育支援アプリ:myON reader

児童教育図書が専門の米国のキャップストーン社 (Capstone)のデジタル部門であるキャップストーン・デジタル(以下CD)は最近、個別/協調型読書教育環境myON … [Read more...]

アップル決済=30%の義務化は敗着か?

どうやらアップルは意外に早く、次の一歩を踏み出した。つまり、iPadの拡販からApp Storeの収益拡大への重心の移行ということだ。1,000万台に達したiPadは世界の出版社に大きな期待を抱かせてきたが、10ヵ月足らずの「試用期間」を経てアップルが出してきたのは、iPad (iOS製品)をプラットフォームとして利用する場合の厳しい条件と見積だった。iPad(が汎用デバイスであること)を前提にE-Bookビジネスを構想してきたプロジェクトは、再検討を迫られる。今回の「事件」の影響と日本のE-Bookビジネスの対応について考えてみたい。 … [Read more...]

「くまのプーさん」がトップに進出

iPadが最も強いコンテンツは、ここ数ヵ月の傾向をみると児童書のようだ。有料アプリのランキング上位はWinnie the Pooh (くまのプーさん=Disney Publishing Worldwide)のような挿絵付名作童話が占めている。日本でのiPadファンや出版社の嗜好とはかなり違うようだが、iPadがもともと家庭と学生を第一のターゲットに、これまでのアップル・ファンから一線を画そうというのがオリジナルコンセプトだったことを考えれば、むしろ自然なことと言えよう。 … [Read more...]

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