Smashwords:熱狂と挫折の10年 (前)

アマゾンと協力し、また対抗しながらインディーズ出版の歴史をつくってきたSmashwordsのマーク・コーカー氏が、歴史を振り返りつつ、アマゾンKindle/KUのもとに吸収された観のある自主出版が独立性を回復するための構想を語っている。前半は「裏切られた革命」。後半はもちろん完結してはいないが、気を取り直して再開したことは素晴らしい。 … [Read more...]

「文芸」危機をどう考えるか (2):荒廃か復興か(♥)

「文芸」の危機は、出版の経済的側面と価値的側面で伝統的エコシステムに大きな影響を与えると思われる。英国ACEはそれを懸念して「助成」を問題にしているのだ。手段は国内問題だが、危機そのものは近代以来の出版文化を持つすべての国々が共有している。放置すれば何かが失われる。誰かが何らかの手段を講ずれば、何かが変わるだろう。[全文=♥会員] … [Read more...]

新時代を迎える「ファンタジー」(♥)

アマゾンの2.5億ドルは、ドラマ化による言語コンテンツの商業的可能性を再考するきっかけとなりそうだ。印刷本では考えらえず、映画や従来のTV放送でも考えられないスケール(数10億ドル)のビジネスとなる可能性が示されたからだ。アマゾンはKindleに続いてAmazon Studioで新しいビジネスモデルをフル稼働させようとしている。それは言語出版にも影響するだろう。[全文=♥会員] … [Read more...]

アマゾンがトールキン版権料に2.5億ドル

アマゾンは11月13日、J.R.R. トールキン (1892-1973)の大ベストセラー長編『指輪物語』の前日譚にあたる『中つ国』(Middle-earth)をもとにしたTVシリーズへの映像化に関して、版権管理団体やハーパーコリンズ社、ニューライン・シネマ社などとの間で合意に達したことを発表した。詳細は明らかでないが、契約総額は2億5,000万ドル。『スター・ウォーズ』級と言われる。 … [Read more...]

Echoを理解するための3つの鍵 (2) ♥

アマゾンの新事業は明確なグランドデザインに基いて決定され、その「機能」として、しばしばゼロから「発明」される。EchoはKindleの開発チームが、そのモデルを基本的に継承しつつ、スケールアップした形で始めた。機能を提供するデバイスのイメージが掴めないまま、しかもスマートフォンに載せて失敗した後での再挑戦ながら、結果的にはこれが僥倖だった。[全文=♥会員] … [Read more...]

Echoを理解するための3つの鍵 (1)Echoへの道

アマゾンEchoが日本でもリリースされ、Alexaの日本語サービスが開始された。これはメディア/コンテンツ・ビジネスのためのインタフェースでもあり、長期的に大きな影響を及ぼすことになるのだが、「AI/スピーカー」といった紹介が多く、Kindleの場合と同様その意味が認識されるには時間がかかりそうだ。そこでアマゾンの戦略をおさらいして、メディアビジネスとしての機会を考えてみたい。 … [Read more...]

アマゾン書店とハイブリッド戦略 (♥)

周知のように、アマゾンの小売帝国は本の通販から始まった。B&Mが書籍だけのものではないとすれば、Amazon Booksは、地域小規模小売店舗のモデルである可能性は強い。つまり食料品+生活雑貨、衣料品+フットウェア、家具+DIY、といった組合せのものだ。地域の雇用に貢献するので、政治的にも歓迎される。[全文=♥会員] … [Read more...]

21世紀のシステム本屋 Amazon Books

アマゾンは11月3日、サンフランシスコ郊外ウォルナット・クリークのショッピング・モールに13番目のAmazon Books (AB)を開店した。見かけはふつうの本屋だが、Webサイトと同じく、表紙をブラウズできる展示方式で、全3,800点ながら、星4つ以上の、地域の顧客属性で絞り込まれたものだけ、というデータ駆動で効率化を目ざしている。 … [Read more...]

アマゾンが軽量読書アプリ Kindle Lite

アマゾンは、インド向けにAndroid版の軽量E-Readerアプリ Kindle Lite をリリースした。このアプリは2G (GSM)というインドでも最もベーシックなモバイル環境で動作することを目的としたもので、Highlights、X-Ray、Wordwiseといった読書支援環境は省かれているかわりに、データ使用量モニタがついている。そしてファイルサイズは僅か2MB。 … [Read more...]

AlexaとAWSをエンジンに高成長維持

アマゾンは10月26日、7-9月の第3四半期の決算を発表し、売上が前年同期比34%増の437億ドルとなったことを明らかにした。営業キャッシュフローは直近12ヵ月で14%増の171億ドル、フリー・キャッシュフロー (FCF)は、同じく90億ドルから81億ドルに減少した。純利益は2億5,600万ドルといつもながら配当にはほとんど残していない。 … [Read more...]

Wattpadと新しいビジネスモデルへの期待 (♥)

Wattpadの購読モデルは「アド・フリー」を顧客価値とするもので、コンテンツの課金方法としてはユニークなものとなる。これが機能するとすれば、画期的なものとなるだろう。6,000万人という膨大なユーザーを背景とした無償のソーシャルネットワーキング・サービスが、広告以外でも成り立つ最初の事例となるからだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

アマゾンがKindleアプリを全面刷新

アマゾンは10月24日、AndroidとiOS、WindowsのKindleアプリを全面刷新し、最新のKindleデバイスのアプリに近づけた。モバイルやデスクトップの主要プラットフォーム上ででKindleを読めるようにすることは10年前からの「公約」のようなものだが、これを忠実に守って読書環境/体験の一貫性を維持するいくことは、容易なことではない。 … [Read more...]

AmazonCrossing:翻訳から「世界文学」へ (2)共感 (♥)

文字と言語に依存する出版は、様々な文化ビジネスの中でもローカルな性格を残してきた。ほかならぬ世界最大の出版市場である米国の出版界もその例外ではなかったが、世紀の転換以来、変化が顕著になってきた。なかでもアマゾンは、晩年のゲーテが構想した「世界文学」を本気で(ビジネスとして)実現することまで考えているようだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

「二重否定」から読むAlexa版Kindle (2):空間と手段 ♥

リンプSVPの発言については、E-Bookブロガーの間でも見方が分かれる。多数派は、Alexa版Kindleを示唆したものではなく、次世代Kindleへの質問をかわす常套的スタイルで、肯定も否定もしていないとする。少数派はむしろ一般社会の常識的な見方。Kindleはオーディオ機能を必要とし、Alexaは可能な限り多くのデバイスを必要としている。[全文=♥会員] … [Read more...]

「二重否定」から読むAlexa版Kindle (1):肯定/否定

今年10周年を迎えるKindleが次にAlexaを搭載するかどうかに注目が集まっている。デバイス担当のデイヴィッド・リンプ上級副社長(SVP)が英国を訪れた際ののインタビューで述べた "Never say never" の意味について2つの解釈が出ている。二重否定を「肯定」ととるか、標準英語が認めていない「否定呼応」ととるか。それは「脈絡」で考えるしかない。 … [Read more...]