歴史的コンテンツにアプローチするAudible (1)

Audibleは、英国国立公文書館(TNA)およびブルームズベリー出版社と提携して、歴史的な書簡・証言を音声化した "In Their Own Words"(彼ら自身が語る)の創刊を発表した。過去500年あまりの歴史的文書だが、多くは未公刊で、研究者の閲覧・利用に限られてきたものだ。これをオーディオ商品にする意図は何か。 … [Read more...]

米国の電子公共人文図書館DPLA近日公開

「研究図書館、公文書館、博物館が保有するすべての文献をアメリカ人(さらに世界)に」アクセス可能な形で提供することを目的にしたプロジェクト Digital Public Library of America (DPLA)が、3年の準備期間を経て4月18日にスタートする。発足時のコレクションは200~300万点。EUのプロジェクト Europeanaと相互運用性を持たせている。「構想は大きく、最初は小さく」というコンセプトで着手され、当面はすでに各研究機関においてデジタル化済の書籍、草稿、資料、芸術作品などが収録される。 … [Read more...]

英国が法定納本をデジタル・コンテンツに拡大

17世紀初頭以来400年あまりの納本制度の伝統を持つ英国は、法定納本制度を改訂し、4月6日以降ブログなどのオンライン刊行物を含め、すべてのデジタル刊行物/公開情報に適用を拡大した。これにより、".uk"ドメインの英国出版物は(ペイウォールの内側にある有償刊行物も)、大英図書館をはじめとする6つの法定納本図書館に「納本」することが義務づけられることとなった。英国を活動の場とする個人が公開しているTwitterなどソーシャルメディアの記事も原則として対象とされる。 … [Read more...]

デジタルアーカイブの実験出版プロジェクト始動

文化庁は2月1日「電子書籍の流通と利用の円滑化に関する実証実験」の一環として、国立国会図書館のデジタルアーカイブから13作品を電子書籍として提供する配信実験を開始した(→リリース)。紀伊國屋書店のサイト(Kinoppy)を通じて3月3日まで配信される。実験は、著作物に関わる権利処理や制作・流通を含めた総合的な実験として企画されており、利用状況の評価をもとに、将来、民間事業者や公的機関等が、既存のデジタル化資料をもとに事業化する場合のガイドを作成する。 … [Read more...]

ケンブリッジ図書館が古写本をオンライン公開

ケンブリッジ大学図書館は、昨年末に公開して話題を呼んだアイザック・ニュートン・ペーパーズに続き、秘蔵の初期キリスト教文書を含む2万5,000ページに及ぶ所蔵文書のデジタル版をDigital Libraryで公開した。約2000年前のユダヤ教聖書(ナッシュ・パピルス)や、数奇な運命で有名な6世紀のギリシャ語新約聖書(コデックス・ベザエ)、スコットランドのゲール語聖書(ディアの書=写真)など、どれをとっても歴史的価値の高いもの。『エドワード証聖王の生涯』(13c)のように、彩飾や絵が入ったものもあり、グーテンベルク以前の書物の世界を垣間見ることができる。 … [Read more...]

ワーナーが名作映画のアーカイブを出版

Wall Street Journal(4/30)によれば、ワーナー・ブラザーズ社は、古典的な名作映画の脚本や実際に使われた撮影台本や各種資料など、同社のアーカイブが所蔵するドキュメントを“Inside the Script”シリーズとしてE-Bookで刊行する準備を進めている。定価は10ドルで、『カサブランカ』『ベン・ハー』『パリのアメリカ人』といった作品がラインナップされている。こうした資料は、コレクターズ・アイテムとしてオークションに出されることも多いが、E-Bookの新分野としても注目される。 … [Read more...]

500年前の印刷楽譜集300余がオンライン公開

電子出版の重要な分野の一つに楽譜がある。英国のJISCは、このほど16世紀音楽の印刷譜原本がWebで無償公開されたことを明らかにした。これは、ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイと大英図書館との共同によるEarly Music Onlineプロジェクトで実現したもので。世界最初期の印刷楽譜集300以上が収録されている。古文書と同様、初期の活字印刷物である古楽の印刷譜原本は、非常にデリケートなために管理が厳重で、研究者でも容易に閲覧できなかった。 … [Read more...]

Scroll Up