デジタル出版のビジネスモデル(6)

本・雑誌など多様な形態を包摂するデジタル出版のビジネスモデルは、コンテンツあるいは出版の価値の最大化を志向するものであり、その価値の多様性に対応したビジネスモデルが次々に生み出される。それは出版する側(オーガナイザー)のチャネル選択の自由、出版プロジェクト/ビジネスをサポートするテクノロジー/サービスの選択の自由によってもたらされる。 … [Read more...]

デジタル出版のビジネスモデル(4) ♥

前回まで、デジタル出版のサプライチェーンにおける組合せを4つに整理して流れを見てきた。出版プロジェクトにおいて著者(Au)、出版社(Pu)、ストア(Re)の三者の関わり方は、この4通りだが、PuとReにとっては、それぞれ2つしかない。しかも、その有効性を著者(Au)と読者(Rd)の双方に対して、自ら実証し続けなければならないのである。著者だけが4つの選択肢を持つ。出版者の地位は安定しない。[全文=♥会員] … [Read more...]

デジタル出版のビジネスモデル(5) ♥

デジタル時代の出版ビジネスの特徴は、出版のプロセスを支えるサービス機能が分解され、自立化するとともに、逆に統合されてプラットフォーム化することである。プラットフォームは他のサービスを吸収して強化され、同時に出版のオーガナイザーにもなる。出版が仲介するコミュニケーションは多様な価値を持ち、そこから新しいビジネス(モデル)が生まれてくる。[全文=♥会員] … [Read more...]

デジタル出版のビジネスモデル(3) ♥

前回までの考察で、ノーマルと思われているAu+Pu+Reが必ずしもそうではないことを示した。三者それぞれが互いの付加価値と取り分について不満を持つか、あるいはPuやReの存在が不可欠ではない場合は崩れる可能性が強いということだ。それによってAu+Re (自主出版)が急速に台頭してきたのだが、それだけでは終わらない。現に出版社はストアを通さない直販を拡大しようとしている。[全文=♥会員] … [Read more...]

デジタル出版のビジネスモデル(2) ♥

ベゾス氏が喝破したとおり、出版のサプライチェーンにおいて、著者と読者以外に確かな存在はない。では伝統的な主役である出版社と書店は、どうしたら著者と読者にその存在を認知してもらえるのか。固定的であった在来出版と比べ、デジタル出版のビジネスモデルは、出版における価値を中心に、かなり多様なものが生まれ、展開していくと考えられる。[全文=♥会員] 1. … [Read more...]

デジタル出版のビジネスモデル(1) ♥

ものごとは最もシンプルな形態を考察することで複雑なものが理解できる。複雑化は、特定の環境に適応し進化を重ねたことを意味する。環境が変化し適応不可能となった場合は、最もシンプルな形に立ち返ることで進化のサイクルを再開できる。生物でも組織でも、構造物でもビジネスでもそういうことになっている。革新的ビジネスモデルはシンプル化として生まれる。[全文=♥会員] … [Read more...]

「2位じゃダメなんですか?」

ソニーは北米市場のReaderストア事業から3月に撤退することを明らかにした。同社はE-Readerを製造販売した最初の企業の一つで、Kindleに先んじて2006年9月に事業をスタートさせたが、デバイスに関しては、昨年新製品の発売を断念することで撤退を表明していた。顧客の移管先はKobo。欧州と日本でも順次撤退していくと考えられている。シェアが少なく、継続する意味が乏しいからだ。 … [Read more...]

日本的出版流通解体へのカウントダウン

2013年の出版物推定販売金額が出版科学研究所から発表され、書籍が2.0%減の7,851億円、雑誌が4.4%減の8,972億円。合計でー3.3%の1兆6,823億円となった。単純に過去5年間の傾向で外挿しても、5年後の2018年には、書籍が7,000億円を切り、雑誌が7,500億円を切る。取次と書店の淘汰が進み、増税が待つ中で、これからの減少は平均的には進まない。来るべき日を待つだけだ。 … [Read more...]

「電子書籍」に関する状況整理(資料)

12月6日、印刷技術協会(JAGAT)で講演した際に使用した資料を公開します。デジタル出版への移行が最終段階に入り、伝統的なエコシステムの崩壊が急速に進む日本では、ハードランディングが不可避という主旨ですが、準備不足、時間不足のため、あまりわかりやすいものではないかもしれませんが、状況認識の背景説明と予想されるシナリオについては本誌記事としてまとめる予定です。 … [Read more...]

アマゾンは書店の敵か友か (2)動機を考える(♥)

アマゾンはスケールが大きすぎて、一般的には理解困難な企業だ、ファンシーなガジェットで知られるアップルや、もっぱらネット内に生息しているGoogleなど、莫大な利益を上げているライバルと比べ、伝統的な商売の人からは嫌われること甚だしい。アンフェアな安売り、脱税、ショールーム化…。小売店を地上から一掃する気ではないかと思う人さえいる。[全文=♥会員] … [Read more...]

Kindle次世代はデバイスを超えた読書環境

アマゾンは9月3日、Kindle Paperwhiteの第2世代機(Kindleとしては第6世代)を発表した(→日本語サイト)。画面解像度は212ppi に向上し、コントラスト比、発光機能を改善。CPUやメモリを増強 (4GB)しつつ、30%の軽量化 (206g)が図られたが、注目は読むための環境機能(ページ番号、辞書、簡易翻訳等)の充実。他方で日本価格は9,800(1,980円分のKindle本クーポン付)に上がった。リリースは10月22日。 … [Read more...]

Kindleエコシステムはどう儲かっているのか? (♥)

投資銀行最大手のモルガン・スタンレー社の調査部門は先週のレポートで、今年のアマゾンKindleデバイス販売額を2012年の26%増の45億ドルと予想した (All Things D)。来年以降は徐々に鈍化し、14年に50億、15年に55億と推移する。つまり10%前後に落ち着くものとみている。デジタルメディア商品販売については、今年が38億ドル、来年はデバイスを超えて57億ドル(50%増)と予測。“先憂後楽”型のビジネスモデルは着実に前進しているようだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

アマゾンが Kindle の“書店営業”を開始か

Koboと独立系書店のパートナーシップの成功を横目で見ていたアマゾンが、書店との提携に動き始めたようだ。「編集部注:これは時期遅れのエイプリル・フール・ジョークではありません。」という書き出しで始まる The Digital Readerの記事は、最近米国の複数の書店が、Kindleの販売に関してアマゾンから電話で打診を受けたことを伝えている。Kindle 臨時販売員募集広告も同社のサイトに出ているようで、これはただの予備的調査ではないと思われる。 … [Read more...]

マイクロソフト+Nookに未来はあるか (♥)

マイクロソフトがB&NからNook Media LLCを10億ドルで買収しようとしている、とTechCrunchが報じたのは5月8日のことだった。B&Nの株は急騰。同社の「内部文書」をもとにした報道だったが、当事者たちはコメントを拒否。代わりにInsider … [Read more...]

アマゾンがAppstoreを200ヵ国近くに展開

アマゾンは4月17日、アプリ開発者に対し、Amazon Appstore (AA)の販売地域を3ヵ月以内に全世界195ヵ国に拡大させることを明らかにし、アマゾン・エコシステムの世界市場へのアクセス拡大を誇示した(→リリース)。これまで、米国と日本および欧州数ヵ国だけで販売されていたが、これで一気に iTunes (iT)とGoogle Play (GP)をしのぐ地域市場をカバーすることになる。Kindle Fireについての言及はないが、少なくとも重点市場についてはストアの立上げと同時に発売される可能性が強い。 … [Read more...]

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