S&SがNYの図書館でE-Bookの貸出/販売を試行

サイモン&シュスター社(S&S)は4月15日、ニューヨークの3つの公立図書館との間でE-Book貸出のパイロット・プログラムに関して合意したことを明らかにした(→リリース)。4月30日以降、S&Sはカタログにあるすべてのコンテンツを1年間、回数無制限で利用可能とするほか、1年を経た後は再購入できる。また図書館のWebサイトで小売も行う、という内容。S&Sはこれまで一切の貸出を認めてこなかったが、地元ニューヨーク限定ながら、現実的な方向に転じることになった。 … [Read more...]

気になる情報:3月第1週

これまでは「週刊」というペースで発行してきましたが、情報は毎日入ってくるし、動きが速くなっているので1週間たつと文字通り1周遅れになりかねない気がしてきました。ここでは、Magazine発行以後の1週間(金曜~水曜)に起こった出来事、海外メディアの話題などから、編集長の目に留まった情報をランダムに、メモを兼ねて逐次追加していきます。情報やアイデアを共有していただければ幸い。 … [Read more...]

アマゾン・ビジネスモデルの謎を解く(♥)

アマゾンのエコシステムの構造は、ABIの分析でかなり明確になってきたように思われる。それはクラウドを介してデバイスとコンテンツを連携させる共助的なものであると同時に、デバイスの稼働(コンテンツの消費)によって一定期間を経て価値を生む、という意味で増分的で、またユーザーとの関係の濃淡に応じてKindleアプリと専用デバイスを配置する重層的なものだ。それによって安定的でかつ柔軟でアジャイルなシステムとなっている。デバイスとコンテンツの連携は困難なテーマだが、アマゾンが示した解は、完璧に計算された合理的なものといえる。[全文=♥会員] … [Read more...]

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2013年トレンド予想:デジタル出版時代開幕 (♥)

2013年のトレンドについて、世界の識者の見方を紹介するシリーズ。今回はフランクフルト・ブックフェアがニューヨークで発行するPublishingPerspectives (1/10)に掲載された、テクノロジー・サイドからの見方を取り上げた。英国を本拠に出版ITサービスを展開するパブリッシング・テクノロジー社のジョージ・ロシアスCEOは、2012年に出版界のデジタルへの姿勢が一変したことに注目し、それによって変化が加速すると考えている。[全文=♥会員] … [Read more...]

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2013年のメガトレンドを予測する(下)

前号に続き、10大トレンドの後半をお届けする。なんといってもマーケティングの問題が大きいが、デジタル・ファースト時代の出版マーケティング手法の確立にどのくらい時間がかかるかは読めない。プライバシー侵害問題は静かに潜航している状態。児童書市場の爆発的成長はよいニュースだが、教育出版の世界では中堅企業の淘汰も起きている。そしてどうやらB&Nも危険水域入り。急成長の陰でデジタル化による犠牲者も多くなりそうだ。 … [Read more...]

2013年のメガトレンドを予測する(上)

E-Book(電子書籍ではない)の登場から丸5年たち、風景は一変した。出版の技術基盤がインターネット上に移行したことで、著者と読者、出版社と流通の関係が、合理的なバランスをもとめて流動化を始めたのだが、市場主義の米英では急速に、秩序の安定を重視する国々でも徐々に動き始めた。この文明史的な変化はまだ序の口で、6年目の今年はようやく本当のテーマが見えてくるはずだ。これからの5年は息継ぎが大変だ。 … [Read more...]

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Koboの内弁慶:書店とオンラインストアの関係構築

E-Bookプラットフォーム市場のシェアでKoboが上位に来ることはまずない。NookやSonyまでで、あとは「その他」であることが多い。フランスはアマゾンが参入して間もないのであまり参考にならない。しかし、何事にも例外はあるもので、カナダだけは堂々と先行したアマゾンと張り合って圧勝している。Koboの母国とはいえ、なぜそんなことがあるのか。MobileReadブログでscrapking氏が述べていることはかなり説得力があるので紹介しておきたい。 … [Read more...]

デジタル時代に「出版=清貧」は通用しないこと (♥)

出版大手5社の談合問題(司法省の独禁法提訴と消費者訴訟)は、あまりにもあっさりと出版社側の全面敗訴に終わった。数年がかりの訴訟を予想していた関係者の予想は大きく外れ、出版社は多額な賠償金を課された上に、アマゾンに対しても譲歩を余儀なくされ、何よりも社会的威信(公共性というブランド価値)を失った。おそらくこれが最大の損失といえるだろう。今年最大の事件であった訴訟案件は、図書館のE-Book貸出問題とかなり深く関わっている。アマゾンだけを警戒しつつデジタルで儲けていた大出版社には、いま請求書が届き始めた。[全文=♥会員] … [Read more...]

米国図書館協会が大手出版社への攻撃を開始

米国図書館協会(ALA)は11月28日、モウリーン・サリバン事務局長(写真=下)の出版社団体(APA)宛の公開書簡(9/24)や図書館のE-Book貸出に関する調査レポートの公表に続き、問題の公共性を広く伝えるためのメディア・キットを加盟図書館に配布したと発表した。デジタル時代の読書エコシステムにおける図書館の積極的役割を訴えることで、E-Book貸出を渋るグローバルな巨大出版グループに対する圧力を強め始めた。 … [Read more...]

図書館のE-Book貸出しは出版物の販促に貢献 (♥)

米国図書館協会は11月15日、図書館でのE-Book貸出し利用者を対象にこの夏行われた調査の結果を発表し、利用者は活発な消費者であり(平均3.2冊/月)、図書館のWebサイトは買うべき本を探す場となっているという顕著な傾向を明らかにした。 75,385人の回答者のじつに57%は、公共図書館で次に買う本を見つけている、同様の結果はピュー・センターの調査(6/22)でも示されており、マクロ的に見て図書館のマーケティング効果が実証されたといえよう。[全文=♥会員] … [Read more...]

マイクロソフトのE-Bookへの復帰を歓迎する

B&Nとマイクロソフトは4月30日、B&NがNook事業を独立子会社化し、新会社にマイクロソフトが3億ドル(17.6%相当)を出資すると発表した。システム基盤投資への資金的負担が大きいNookの分社化方針は、昨年末に発表されていたものだが、MSが戦略的パートナーとなった。MSはこの分野には久々の再挑戦だが、Windows 8事業の推進に必要なコンテンツ・プラットフォームを獲得したことになる。そしてアマゾン、アップルへの対抗は、Googleに代ってMSが浮上することになった。 [特別公開記事] … [Read more...]

ショートで築くアマゾン流出版エコシステム (♥)

アマゾンは昨年1月からショート・コンテンツKindle Singlesを配信しているが、このほどダウンロード数が200万に達したことを、PaidContent (05/13/2012) が独占記事として伝えた。これまで165点を刊行し、毎週3点ほどを追加している。まだ数百万ドルの市場と侮れないのは、この市場を開拓しているのがアマゾンで、自主出版と本格出版をつなぐリンクとして重視しているからだ。出版社の評価が、どれだけ価値ある新人・新作を世に出したかで問われるとすれば、アマゾンはじつに正攻法なアプローチをしていることになる。 [全文=♥会員] … [Read more...]

アマゾン出版の経験から見えたリアル書店の重み (♥)

アマゾンは1月24日、米国ボストンの名門出版社ホートン・ミフリン・ハーコート(HMH)との間に新たな提携関係を樹立し、出版界のベテランであるラリー・カーシュバウム副社長が率いるアマゾン出版の東海岸グループが刊行する出版物をHMHが新設するニュー・ハーベスト・ブランドで販売することで合意したと発表した。これによりアマゾン出版は、Amazon.com以外で紙の本を販売出来るようになる。新しいシリーズは今秋からスタートする。一見たいした意味はないようだが、昨年のアマゾン出版のパフォーマンスからはデジタル出版エコシステムの意外な一面が見えてくる。 [全文=♥会員] … [Read more...]

Kindle Fireの収支モデル:136ドル純益の読み方 (♥)

アマゾンKindle Fireの$199という値付けについては謎が多い。製造コストだけで販売価格を数ドルオーバーするという推定がある一方、それはあり得ないと考える専門家も少なくない。もちろん問題はその先で、具体的にどんな収益モデルが描かれているかということだ。カナダの投資銀行RBC Capitalのアナリストは、最近それが予想以上に大きいという推測を含むレポートを発表した(以下記事はAll Things D, 01/19の紹介にもとづく)。[全文=♥会員] … [Read more...]

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