米国の出版界はE-Bookをめぐって二分している。現状認識から情報源まで共有していないのだから深刻だが、その中で両派から等しく信頼されるマイク・シャツキン氏が最近のコラムで、価格問題に関するこれまでの見方を撤回することを […]
エージェンシー価格制
E-Book値上げが招いた危機(2):教訓(♥)
米国大出版社の失敗は、価格だけに気を取られて「読者との関係」という21世紀の出版ビジネスを理解していなかったところに本質がある。アマゾンとともに、E-Book市場において築いた地位を失いかけているのは、デジタル革命の「成 […]
E-Book値上げが招いた危機(1):戦略的失敗
世界最大の出版社が自ら望み、アマゾンとの厳しい交渉の末に実現したE-Bookの値上げで苦境に陥っていることを Wall St. Journal紙が報じた(09/03)。本誌が予想していたシナリオが起動し始めたようだ。11 […]
アマゾンとアシェットが「和平」合意
アマゾンとアシェット社は11月13日に共同で記者発表を行い、販売契約をめぐって8ヵ月にもに及んだ紛争に終止符を打つ複数年契約に合意、署名したと発表した(W.P.、11/13)。双方はともに「満足」の意を表明しているが、契 […]
S&Sの新契約にみるデジタルの成熟
アマゾンとS&Sとの契約は、かなりの驚きをもって迎えられた。“エージェンシー”以後のビッグ・ファイブによる最初の契約が、表面的にはそれに近いニュアンスのものとして伝えられたからだ。しかし、合意がスムーズに進んだの […]