20世紀出版=メディア帝国の没落(♥)

米国連邦最高裁は3月7日、独禁法違反事件に関する被告アップルの上訴を却下する判決を下した。これで足かけ4年あまりの事件は、司法省(DoJ)側の完全勝訴で決着し、アップルは4億ドルあまりを消費者に払い戻す。1審からのストレート負けで、アップルを含む「エージェンシー談合の6社」は歴史に名を残すことになった。[全文=♥会員] … [Read more...]

新しい「価格戦争」がもたらす変化(2) ♥

デジタル時代、本は他のコンテンツと隔離された存在ではなく、紙とE-Bookの市場を隔離することも不可能だ。E-Bookの価格引上げは、戦線の拡大と泥沼化をもたらそうとしている。解決の方法あるが、もしかすると、リーダーの認知的不協和というものは、失敗を最大化することでしか修正できないのかもしれない。[全文=♥会員] … [Read more...]

新しい「価格戦争」がもたらす変化(1)

昨年の今ごろは、アマゾン対アシェットの「価格戦争」の話題で間断するところがなかった。暮れに大手5社の主張が反映された新契約が締結されて以来、大手5社のE-Book価格は「改訂」され、5割近くも跳ね上がった。出版社の勝利、と思った人は多かった。米国でもメディアは「値上げ」以後をフォローしなくなった。しかし戦争は終わっていなかった。 … [Read more...]

対アマゾン交渉の争点をアシェットがリーク

「アマゾン vs. アシェット」の争点が具体的に何であるかは、当事者が緘口令をしいているので明確ではないが、NY Times (6/20)が、匿名のアシェット関係者から得た情報として、それは販売協力金 (co-op fee)の増額をめぐるものであるらしいと伝えられた。つまり成果報酬、あるいは実績に応じた卸価格の引下げに相当する。単純だが根が深い問題と言える。 … [Read more...]

Koboが法廷に提出した意見書の信憑性

米国において「エージェンシー価格制」は過去のものとなり、大手出版社も前向きに価格設定と取組んでいるが、隣国のカナダはまだ決着していない。独禁当局は先月4つの出版社との和解を発表したが、それに異議を唱えたのが地元のKoboだ。それ自体にあまり意味はないが、その意見書の中で、米国における固定価格の終焉が同社のシェア低下を招いたと述べていることには注目しないわけにいかない。 … [Read more...]

E-Book価格とマーケティング:Nookの教訓(♥)

米国における大出版社の「定価カルテル」の終焉と「卸販売制」への回帰の結果がどうなるかについて、これまではもっぱら、出版社の“$9.99問題”として検討されてきた。つまり、新刊E-Bookが安い価格で販売されることによって、紙が売れなくなることだけが注目されていたわけである。本誌はこの「カニバリ幻想」を一貫して批判してきたのだが、減ったのはハードカバーではなく、Nookのシェアだったという事実をどう考えたらよいだろうか。[全文=♥会員] … [Read more...]

「定価販売」の終焉がNookを潰した!?

米国市場でアマゾンに次ぐ座にあったB&Nの急速な没落の直接的原因については、デバイスの失敗という以外に説明らしいものがなく、気になっていた。Digital Book Worldのグリーンフィールド編集長は、8月22日の記事で「エージェンシー価格の終焉こそ Nookの死の主因ではないか」という仮説を提起している。昨年秋に始まった「定価」の崩壊と Nookのシェア低下、赤字の急増は、時期的に正確に一致する。果たして…。 … [Read more...]

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