アマゾンKindle Serialsは「次の大発明」か (♥)

アマゾン出版は、「連載」式の出版形式 Kindle Serial の新刊として、故カート・ヴォネガット(1922-2007)の未発表遺作7篇の刊行を始めた。"Sucker’s Portfolio: A Collection of Previously Unpublished Writing"と題されたこの短編集は6つのエピソードと1つのノンフィクションから成り、案内メールとともに毎週1篇がKindleに「自動配本」される。価格は2.99ドル。最終話は年明けの1月2日。購読方式の電子連載は、 アマゾンが最も期待するブック・マーケティングの手法だ。[全文=♥会員] … [Read more...]

女性は男性より「ソーシャル」だから…

ハーパー・コリンズ系の恋愛小説専門出版社エイボン・ブックス(Avon Books)は10月16日、Avon Social ReaderというFacebookアプリの提供を始めたことを発表した。近刊本の抜粋(最大で全体の20%)を読み、内容について友人と語ることが出来るようにするもの。気に入ればそのままeコマースにリンクしてDRMフリー・コンテンツ購入することも可能。こうしたソーシャル・リーディング・アプリはアシェット社などが採用して広がる傾向にある。 … [Read more...]

オープンな“ソーシャル”を実現するBookShout (♥)

ソーシャル・リーディングはオープンな環境を必要とするが、個々のユーザーの読書は特定のプラットフォームに制約される。KindleにはKindleの、KoboにはKoboのソーシャル環境があり、その境界を超えることは実際上不可能と考えられてきた。書籍流通大手のイングラム社 (Ingram Content Group) のイングラムCEOが支援するスタートアップのBookShout(テキサス州ダラス)は、この「不可能」を可能にしたアプリで業界を驚かせた。ことによると新しいプラットフォームになるかもしれない。[全文=♥会員] … [Read more...]

「’Fifty Shades’ 現象」に乗る欧米出版社:(下♥)

出版社探しに苦労し、生活保護を受けながら執筆を続けた『ハリー・ポッター』のローリングスに対し、同じ英国人のE.L.ジェームズは、ファン・フィクションを足がかりにオーストラリアで自主出版デビューし、25万部も売った実績をひっさげて、米国RH系出版社から破格の条件で迎えられた。隔世の観があるが、この出世コースはすでに定着したことはすでに書いたとおりである。出版のプロからはゴミの山と見られていた自主出版から出版界を牽引する大ベストセラーが生まれたのはなぜか、それによって何が起きているのかを見ていきたい。[全文=♥会員] … [Read more...]

デバイスでの主導権を再確立した第5世代Kindle(♥)

Kindle Fire の第2世代機ばかりに注目が集まっていたが、 Kindle リーダは Paperwhite をもって、第5世代に入った(→リリース)。 E-Ink 画面の解像度を最高レベル(212ppi)に高め、かねて噂されていた前面発光を取り入れ、価格を下げたほか、細部にも読書体験を高める様々な改善が施されている。まず今年のベストと評価されると思われる。減速している米国販売を再び拡大させ、世界市場のスタンダードを目ざす意欲的なデバイスだ。漢字表示にはこのスクリーンが理想的で、 Kindle 日本デビューはこれになる可能性が強い。これから1年間の E-Book … [Read more...]

HBGが近刊本の一部公開用Facebookアプリ

アシェット・ブック・グループ(HBG)は、Facebookを使って近刊本の中の一部の章をまるごと著者、出版社と共有することが出来るアプリThe ChapterShareをリリースし、10/11月に刊行予定のジェームズ・パターソンの作品("NYPD Red")とマイケル・コナリーの作品("The Black Box")のプロモーションを始めた。一部を読んで気に入れば、友人と共有したり、Facebookの中から予約することが出来る。SNSのバイラル効果を販促につなげようとする仕掛けだ。Facebookユーザーは“Like”ボタンでアクセスできる。 … [Read more...]

Koboが著者-読者のホットライン・サービス提供

Koboは、特定のコンテンツについて、著者が作品中にノートを書き残したり(Author Notes)、読者が著者に質問を送ることができるサービス(Author Chat)を開始したことを明らかにした。Reading Life™の拡張機能として昨年9月に登場したKobo Pulseというソーシャル・リーディング機能は、Facebookと連動しており、E-BookをSNS環境と統合することが出来る。ただし、現在のところ対応するのはiPhone/iPadのKoboアプリのみで、Kobo Pulseを搭載しているkobo Voxではまだ対応していない。iOSのほうが機能的に容易だったためとみられる。 … [Read more...]

Copiaが「著者に聞く」プロモーションを推進

ソーシャル・リーディング・プラットフォームを提供するCopiaは2月8日、本の中で、読者の質問に著者が答えるというプロモーションを始めた。ローリング・ストーン誌やNYTなどの記事で知られる音楽評論家ウィル・ハーミーズの著書"Love Goes to Buildings on Fire"(Faber & Faber, 2011)の本の余白に読者が書き込んだ質問に答えるもので、2月21日までの期間限定。 … [Read more...]

サービスのOEM化で新展開を模索するコピア

ユニークなコンセプトとそれなりの技術的基盤を持ちながら、成功するビジネスモデルを構築できていないコピア(Copia)だが、Publishers Weekly (01/03)が伝えるところでは、新たにソフトウェア・プラットフォームを出版社や書店などに提供するサービス(Powered by Copia)を始めた。同社のマルチデバイス・コンテンツ配信、ソーシャル・ネットワーキング機能をOEMするもので、ユーザーは独自のサービスを容易に構築・展開でき、E-Bookや印刷本を販売できる。 … [Read more...]

ソーシャルリーディングへのKindleのアプローチ

アマゾンが最近Kindleサポートサイトにソーシャルネットワーキング機能を追加したことが明らかになった。ユーザーはプロファイル・ページを作成し、他のユーザーをフォローしたり読書生活の一部を共有したりすることが出来る。これまで、ハイライトとノートを共有する仕組みはあったものの、Koboのようなソーシャルリーディング(SR)環境としての本格的SNSは有していなかった。アマゾンはこれを「ニュース」とはしていないが、こうしたことはこの会社ではめずらしくない。 … [Read more...]

『ハリー』が変えるE-Book市場:EPUB、DRM、SNS (♥)

J.K.ローリング女史が『ハリー・ポッター』シリーズE-Book版の販売を専用サイトPottermoreを通じて行う、と発表したことは大きな波紋を引き起こした。億単位の潜在読者を持つ超人気作家による直販は、デジタル化によって進行してきた「中抜き」の究極の姿を示したわけだが、それは何よりも過去3年間、アマゾンを中心に築かれてきたE-Bookビジネスに大きな影響を与える。その影響は、100万人に対する先行配信が開始される7月末には確認できるだろう。アマゾンKindleの最大のライバルは、いまやアップルでもB&Nでもなく、一人の作家、そして将来的には作家たちである。[全文=♥会員] … [Read more...]

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アマゾンが青少年読者育成支援へ新プログラム

アマゾンは6月23日、若い読者層を拡大するため、ヤングアダルト(青少年=14-21歳)とその両親のために推薦図書を設定し、特別価格で販促を行うEssentials in Young Adult Booksというプログラムをスタートさせた。本は潜在市場(識字層)に比べて、アクティブな消費者(購買層)は人口比でみて非常に小さい(10%台)。結局、大人になるまでの期間に、どれだけ本と親しみ、読書を習慣化させられるか鍵と言われている。欧米では様々な調査によって、とくに児童書と一般向け書籍の間をつなぐYA (14~21歳)の期間が、読書習慣の形成において最も重要と考えられている。 … [Read more...]

E-Book市場を襲う「スパム」本の脅威 (♥)

マスとしてのE-Book市場の成立とともに、好ましからざるものが現れる。一般的には海賊版だが、これは騒がれる割に確認可能なデータが乏しく、E-Bookとは無関係に昔から存在した。現実に大問題となってきたのは、剽窃、粗悪、改竄などのコンテンツを総称した「スパム」と呼ばれるものだ。スパムはもはやメールだけではない。この3ヵ月の間に、チェックの甘いアマゾンの自主出版支援プログラムDigital Text Platform (DTP)で急速に増殖してきた。DTPでは著者の取り分が70%にもなるので、廉価な犯罪的コンテンツで荒稼ぎして消えるには便利な侵入口になる。(写真はスパム入門キットの一つ) … [Read more...]

NOOK ColorがUX機能拡張、アプリストア開設

バーンズ&ノーブル(B&N)は4月25日、読書用タブレットNOOK Colorのファームウェアを拡張し(v1.2)、タブレット機能を強化するとともに、ユーザー間の貸借仲介を含むソーシャルリーディング環境を追加、ブラウザでのFlashビデオのサポートなどを加えたことを発表した。iPad/iBookstoreが、必ずしもコンテンツ市場をリードする存在になっていない中で、3ヵ月で300万台を売ったNOOK … [Read more...]

ソーシャルE-Book=SRSの付加価値 (♥)

E-Book は紙の書籍のデジタル化と「コンテンツ」の配信として始まった。そしてデジタルとなったことで動的な「アプリ」としての第2の展開が始まっている。しかし、アプリ化にはまだコストとリスクが伴う。アマゾンが Kindle … [Read more...]