第2次E-Book価格戦争の「終戦」(♥)

ビッグ・ファイブ(B5)のE-Book価格引上に続くシェア急落は、2014年秋から1年以上にわたって続いてきたが、ようやく底に近づいてきたようだ。ほかでもない、高価格政策の修正が始まったからだ。低価格を武器としたインディーズの進撃は鈍化した。これは予想された事態だが、次にどう動くかが問題だ。[全文=♥会員] … [Read more...]

米国E-Book価格戦争小史(3):脆弱な「戦後」体制(♥)

委託販売制によって、大手出版社が価格を戦略的かつ柔軟に駆使できる余地は狭まった。居合では先に刀を抜いた方が負けと言われるが、アマゾン相手に最初から抜きっぱなしでは勝てない。「価格決定権」を自己目的とし、著者と消費者/読者を軽視したことによって、形勢は不利になった。では今後どう動くだろうか。[全文=♥会員] … [Read more...]

E-Book価格戦争小史(2):時期区分

8年余りの間に、米国のE-Book価格システムは目まぐるしく変わった。それは多くの「ビジネスモデル」に実験の場を提供してきた米国での「市場=社会実験」の中でも、最大のものであったと思われる。しかし、この経験から得られた情報を生かせているのはアマゾン以外には多くなく、メディアの混乱はなお深い。 … [Read more...]

米国E-Book価格戦争小史(1):背景と本質

世界の最大手出版社(B5)とアマゾンとの第2次価格戦争は、前者の勝利で終わったはずだった。しかし、最近この勝者に近い筋から聞こえてくるのは、出来ることなら6年前に戻りたいという話だ。なぜ「こんな」ことになったのか。それによって「どんな」ことが起きるのか。検討する前に、これまでの背景と経緯を整理しておきたい。 … [Read more...]

20世紀出版=メディア帝国の没落(♥)

米国連邦最高裁は3月7日、独禁法違反事件に関する被告アップルの上訴を却下する判決を下した。これで足かけ4年あまりの事件は、司法省(DoJ)側の完全勝訴で決着し、アップルは4億ドルあまりを消費者に払い戻す。1審からのストレート負けで、アップルを含む「エージェンシー談合の6社」は歴史に名を残すことになった。[全文=♥会員] … [Read more...]

冬の商戦はB5の「バルジ」か

米国のビッグ・ファイブ(B5)出版社の四半期決算において、E-Bookの価格上昇の結果が顕著な形で現れ始めた。E-Bookの販売不振は当然として、それが全体にどう影響するかが見えてきたのである。Publishers Weeklyの11月6日付記事は「E-Book販売の減少が中心部を直撃」という記事を掲載している。しかしB5には動揺の色が見えない。 … [Read more...]

米国E-Book「市場絶滅」論争(1)

米国におけるE-Bookの「没落」問題の議論がにわかに活発化してきたことは先週号でもお伝えした。米国出版社協会(AAP)加盟の1200社の1-5月のE-Book売上(予想値)が前年同期比10%減という大幅なものとなり、またアマゾンのライバルたちが一つづつ姿を消しているからだ。 … [Read more...]

米国E-Book「市場絶滅」論争(2) ♥

自らE-Bookの市場を潰そうという世界の大出版社を称える人もいるかもしれないが、これはどう考えても無茶だ。だいいち、E-Bookとデジタル読書は、もう企業がどうこうできるものではなくなっている。時間は暫く止めることは出来ても、戻すことなどできないのだから。[全文=♥会員] … [Read more...]

アマゾンが新条件でS&Sと契約締結

サイモン&シュスター社がアマゾンとの間で、2015年1月に発効する新しい契約で合意したことをWall Street Journal (WSJ)やBusiness Insiderなどが報じた。内容は明らでないが、出版社が価格設定権を保持する、かつての委託販売制に近いものだという。これがアシェットや他の大手との交渉に影響を与えることは必至と見られる。 … [Read more...]

出版社の直販モデルの戦略的意味 (♥)

ビッグ・ファイブ(B5)の一角、HarperCollins (HC)がWebサイトを改装し、消費者向けの直販機能を強化したことで、出版社の直販モデルへの関心が高まっている。Publishers Weekly (By Calvin Reid, 07/11)は、米国の様々な出版社の動向をレポートしている。インターネット時代におけるコミュニケーションと流通の変動を、出版社はどう受け止めるべきかを考えてみる。[全文=♥会員] … [Read more...]

静的な書籍から動的メディア(環境)へ

どうやら日本でも「デジタル比率」が1割に達したようで、大規模な出版の構造変化が間近に迫っていることが感じられる。それはとても、紙かデジタルか、という些細なことに止まらない。コンテンツの価値/可能性の実現ということだ。 … [Read more...]

2014年10大予想 (3):出版業界再編 (♥)

昨年はランダムハウスとペンギンの合併が実現したが、これまでは「アマゾンとの交渉力を持つため」ということで片づけられてきた。しかし、相手が小売店ではなく読者であり、その目的が他の出版社に対して優越的な地位を築くためであるとしたらどうだろう。じつはすでに新しいゲームのスタートは切られているのだ。信じられないかも知れないが、出版社同士のカニバリズムだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

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