‘Watchmaker Suite’ 30年ぶりの復活

世界的な進化生物学者・動物行動学者で稀有のサイエンス・ライターでもあるリチャード・ドーキンスの30年前の名著の再刊に際して、ペンギン社は著者が30年前に書いた生物進化のエミュレーション・プログラムをWebで公開した。進化のメカニズムを説明する画期的な著作という評価を得た原著の理解を高めるものだが、それだけではない。 … [Read more...]

表紙は本の顔である

英国のペンギン・ブックスは4月16日、無料ファイル転送サービスのWeTransferと提携し、人気デザイナーによる新作カバーデザインの展示を行うことを明らかにした(→サイト)。本の Discoverability(見つかりやすさ)を高めるためのキャンペーンで、WeTransferのバックグラウンド画面を利用し、月間2,000万人のアクティブ・ユーザーに10点のオリジナル・デザインを訴求する。 … [Read more...]

ペンギンが革新的プログラム First to Readを発表(♥)

ペンギンは6月18日、新刊本の“見つかりやすさ”を高める「オンライン・ディスカバリー・プログラム」の一環としてFirst to Read という試読会員サービスを開始した。登録した一般読者は一部の新刊書のデジタル・ゲラの抜粋を発売の数ヵ月前に読むことが出来るが、SNSでの情報共有と拡散によってポイントを獲得する。オンライン・マーケティングの主流となりつつある「エンゲージメント」手法を、個々のタイトルではなく、出版社として導入した点で先駆的なものと言える。[全文=♥会員] … [Read more...]

ペンギンの古典名詩選アプリは新市場を開拓するか

ペンギンは4月4日、Penguin Classics から Poems by Heart という英米詩のリーディング・アプリをiTunesストアにリリースした(無償)。このコンテンツの新しい読み方を提供するものとして注目されている。TeleReadにジョアンア・キャボット氏のレビューが載っているので、あわせて紹介しておきたい。古典もので堅く稼いできたペンギンも、E-Bookでは無償コンテンツと付加価値で対抗しなければならない。このアプリも一つのトライアルとして評価されている。日本でも同じようなアイデアは使えるだろう。 … [Read more...]

デジタル+グローバルが進むピアソンの2012年決算

ピアソン社は2月25日に公表した年次報告書で、2012年の世界売上が5%増の61億ポンド(約8,500億円)、経常利益は1%増の9億3,600万ポンド (約1,300億円)となったことを明らかにした(→リリース)。厳しい先進国経済を反映して低調な業績ながら、デジタル・コンテンツは50%を占め、成長の原動力となっている。また、先進国市場の低迷を新興国市場の成長が補っており、こうしたデジタルとグローバルへの傾斜は、大手出版社に共通している。 … [Read more...]

ペンギンが図書館へのE-Book提供拡大もKindleはダメ

図書館のE-Book貸出しに否定的対応をとり、最大手のOverDriveとの関係も絶ったペンギンは11月19日、図書館向けE-Book販売、貸出管理プラットフォームを提供するベイカー&テイラー(B&T)と3Mの両社と提携強化したことを発表した。昨年末に同業のOverDriveとの取引を停止したペンギンだが、この両社を使って図書館市場への取組みを強める気配だ。しかし、どちらもKindleには対応せず、1年更新という条件付だ。図書館にとっては魅力的ではない。 … [Read more...]

世界規模の出版再編:ランダム+ペンギン=?(♥)

世界6大出版社のランダムハウスとペンギンをそれぞれ傘下に持つ巨大メディア・グループのベルテルスマンとピアソンは、両社の合併に向けての作業が進んでいることを10月29日、公式に認めた。すでに独禁当局の承認を残すのみとなっているもようで、2013年後半には、世界で従業員9,000人の巨大出版社ペンギン・ランダムハウス(PRH)が誕生する。PRHのCEOには、株式の53%を所有することになるRHのマルクス・ドーレCEOが就任する予定。これは不況時に典型的な赤字合併ではない。 [全文=♥会員] … [Read more...]

ペンギンが有力自主出版サービスを買収 (♥)

ペンギンは7月19日、自主出版プラットフォーム大手、オーサー・ソリューションズ社(本社インディアナ州ブルーミントン)をカリフォルニアのベンチャー・キャピタル(Bertram Capitals)から1億1,600万ドル(約90億円)で取得したことを明らかにした。独自のサービス・プラットフォームBook Countryを立ち上げてから1年を経ずに行った今回の買収は、この市場の成長性・重要性を改めて示すものだが、市場は初期の制作・流通指向から、編集やマーケティングなど出版本来の付加サービス指向へと重心を移動している。それによって商業出版との連携も見えてきた。 [全文=♥会員] … [Read more...]

ペンギンが図書館規制強化。KindleはUSB限定に

OverDriveへの提供を停止しているペンギンUSAが、さらに図書館向けKindleコンテンツに「USB限定」の制限を付け始めたことが明らかになった。これはWi-Fiではダウンロードできず、またiPadやAndroidデバイスでは読めなくなることを意味する。図書館をデジタル読者から遠ざけ、Kindleユーザーを「狙い撃ち」した措置で、それにより貸出しそのものを制限することになる。もちろん図書館や利用者からは非難が上がっている。 … [Read more...]

117%増のE-Bookが牽引した2011年の米国出版

米国出版社協会(AAP) [»関連]は2月27日、12月の出版統計を発表し、2011暦年のE-Bookの売上が117.3%増加し、約10億ドルに達したことが明らかになった(宗教書等を除く)。印刷本は、ハードカバー(HC)、ペーパーバック(PB)、量販本(MM)の全カテゴリーにわたって下落した。大手出版社のデジタル比率は2割を超えている。なおAAPの統計は、大手出版社の速報値を反映するもので、米国の出版界全体の公式統計は、国勢調査とBookStatsを待つ必要がある。 … [Read more...]

ペンギンがOverDriveと絶縁し、図書館のE-Book貸出停止

E-Bookの貸出をめぐる米国の大手出版社と図書館協会との協議が先週行われた。ランダムハウスが「値上げして再開」で合意したことは前号でお伝えしたが、2月10日、ペンギンは「セキュリティに問題がある」として配信会社大手のOverDriveとの関係を絶ち、E-Bookとオーディオブックの図書館への将来の提供の可能性については別のパートナーと協議していくことを表明した。またKindleプラットフォームへのオンライン・サポートも停止された。他の各社の対応と社会の反響が注目される。 … [Read more...]

ペンギンBook Countryは商売か新人発掘か (♥)

ハーパー・コリンズ社のAuthonomy (2008~)に続いて、ペンギン社も自主出版支援プログラムBook Countryを立ち上げたが、ジョー・コンラス氏やデイヴィッド・ゴフラン氏などの人気自主出版作家がブログでその内容を厳しく批判して話題になっている。入稿原稿制作が99~549ドル、30%の版元マージンが高すぎるなどというものだが、ペンギンはこうした批判にきちんと答えており(paidContent, 11/19)、それなりの説得力があるが、このやり取りは、自主出版をめぐる「相場観」を示していて興味深い。[全文=♥会員] … [Read more...]

ペンギンのデジタル革命:ショートとPOD

英国のペンギンは、ショートコンテンツの新ブランドPenguin Shortsを立ち上げ、オリジナルのフィクション、ノンフィクションのタイトルを、12月1日から発売する。1点£0.99または£1.99という値付け。米国ペンギンは2008年からPenguin eSpecialsという、やや実験的なショート・フィクションのシリーズを出しているが、これもPenguin Shortsに統一する。また、同社は全既刊本をオンデマンド印刷で提供すると発表した。大手印刷会社をパートナーとし、在庫管理まで含めて委託するもの。デジタル時代には版の管理と在庫の管理は同じことになる。 … [Read more...]

ペンギンのE-Book事業が128%増と躍進

ピアソン・グループ傘下のペンギン社は、2011年上半期の決算を発表、グローバルE-Bookビジネスの売上が前年同期比で128%の増加を見せ、総収入の14%を占めたことを明らかにした(→リリース)。作品としては、トム・クランシーのAgainst All Enemies、キャスリン・ストケット(Kathryn Stockett)のThe Help、ジョシュア・フォーアのMoonwalking with Einsteinなどが記録達成に貢献した。しかし、ペンギン全体の売上は4%下落した。2010年通期はほぼ増減なかった。 … [Read more...]

ペンギンクラシックスが「増補版」で再登場

今年で65周年を迎えるペンギン社のPenguin … [Read more...]

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