雑誌を失望させたNewsstand

デジタル・メディアの専門メディアであるDigidayに、「アップルNewsstandの格子からの脱出を望む出版社」という気になる記事(10/16)があった。ビジネスが機能しないためで、小出版社によるThe Magazineは廃刊を決めた。大出版社も使い勝手の悪さに苦闘しているという。基本的には膨大なタイトルにアップルのクラウド・サービスが追いつかないという問題だ。 … [Read more...]

アマゾンKDPが予約受付機能を提供

アマゾン-アシェット紛争では、アマゾンが「予約ボタン」を外して注目されたが、これまで大手出版社専用と考えられてきたこのサービスを、KDPに無償開放したことが明らかになった。発行前の販促・受注、刊行時の自動送信を可能とする「予約」は、自主出版のマーケティングに大きなメリットを与えるもので、出版社に対するプレッシャーにもなるとみられる。 … [Read more...]

米国出版大手HCが独立系書店支援

ハーパーコリンズ社は8月11日、独立系書店のマーケティング努力を資金的に支援するプログラム HarperCollins Promotional Fund (HCPF)を発表した。現会計年度からスタートし、実績評価と支払いは四半期単位。期間中にHC社刊行書籍の販売増を達成した場合には翌年にも受給資格を得るという。実際に健闘し、シェアを高めている独立系書店を重視する姿勢が注目される。 … [Read more...]

ブロガー書評が出版を支える (♥)

ペンギン・ランダムハウス系列のCrown Publishing Group (CPG)は6月18日、ブロガーのための評価版を印刷およびデジタルで提供する自動化されたシステム Blogging for Books について発表した。8分野からなるクラウンのカタログ・タイトル数千点が対象になる。「見つかりやすさ/見つけやすさ」を高めるためのサービスだが、他社にも広がりそうだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

コンテクストを生むロジックと表現

本は次々と出版され、既刊本も消滅しない。出版を川の流れのように考えてきたわれわれにとっては、歴史上初めて直面する事態である。良書がいつでも、いつまでも売れるとすればすばらしいが、新刊本がそれらを相手に存在を主張しなければならないとすれば、恐ろしいことでもある。本のマーケティングというものをゼロから考え直すほかはない。 … [Read more...]

ブック・マーケティング:(1)著者は読者との関係をつくれるか

いまや、デジタル化が進んだ英語圏における「読者」(潜在読者、想定読者、過去読者を含む) への関心は高まるばかり。出版関係のセミナーのテーマの大部分は、読者マーケティングに集中している。そこで、不定期連載としてデジタル・マーケティングの背景、考え方や事例をランダムに紹介していきたいと思う。 … [Read more...]

出版界の地殻変動を示す5枚のチャート (4)

出版におけるデジタル・マーケティングの基本はメタデータである。しかし、本の「見つかりやすさ/見つけやすさ」に関する技術は、これまではもっぱら図書館関係者に属してきた。いま米国の出版社は、どんなメタデータが、何に対して、誰に対して有効かを懸命に吸収しつつある。フリードマン氏は、メタデータの効用を典型的に示すグラフをピックアップしている。 … [Read more...]

表紙は本の顔である

英国のペンギン・ブックスは4月16日、無料ファイル転送サービスのWeTransferと提携し、人気デザイナーによる新作カバーデザインの展示を行うことを明らかにした(→サイト)。本の Discoverability(見つかりやすさ)を高めるためのキャンペーンで、WeTransferのバックグラウンド画面を利用し、月間2,000万人のアクティブ・ユーザーに10点のオリジナル・デザインを訴求する。 … [Read more...]

アマゾンがKindleを「月賦」販売

アマゾンはKindleの一層の普及を図るために、米国でKindleとKindle Fire HDの全製品を(利息なし)5分割月払いで購入できる新しいプログラムを始めた(Retail Wire, 3/14)。前者は月額13.8ドルから、後者は月額27.8ドルからという価格設定で、購入の際の敷居を低くするのが目的。逆から見ると、読書層でのKindleデバイスの普及が飽和点に近づき、そうしないと売上が減速してきたということを示すとも考えられる。 … [Read more...]

Vookが出版データ解析のBooklrを買収

E-Book出版プラットフォームのVook は2月24日、データ解析を行うスタートアップ企業、Booklr(これもニューヨーク)を買収したと発表した。同社は出版社やニュースメディアに対し、市場インテリジェンス情報を提供していくとしている。買収に伴い、Booklrの共同設立者ジョシュ・ブロディ氏がVookのCOOに就任するほか、20名ほどの従業員もすべて移籍する。買収金額その他は公開されていない。 … [Read more...]

E-Readsがオープンロード社に統合

デジタル出版社のOpen Road Integrated Media (ORIM)は2月10日、1999年創業で“最古参”の E-Readsを買収したと発表した。これまでに発行された1,200点のタイトルは、すべてORIMに移管される。E-Readsは、ニューヨークの著者エージェント、リチャード・カーチス氏が始めたデジタル出版のパイオニアだが、市場の爆発的拡大によって「見つけられやすさ」に問題を抱えていたようだ。 … [Read more...]

2014年10大予想(10): 図書館の電子貸出(♥)

デジタル読書の普及とともに、米国で図書館の電子貸出が争点化するのは当然の成り行きだったが、昨年の雪解けに続いて、今年は春の訪れがあるとDBWは予測している。図書館の利用実態、市場における積極的役割への認識が大手出版社にも浸透し、「ベストセラーの売上を減らす(はず)」という図書館への積年の偏見が薄れてきたためだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

2014年10大予想 (8):出版社もデータ駆動(♥)

かつて書店を顧客としていた米国の出版社は、B2Cビジネスとしての道を選択した。インターネット/サービスから供給される豊富なデータ、解析を支援するツールやサービス、統計やIT、マーケティングに強い外部人材の獲得により、この数年で成長ビジネスとして変貌しつつある。その中心はデータ駆動経営だが、その背景には組織論的な変化がある。日本でもキャッチアップが必要。[全文=♥会員] … [Read more...]

2014年10大予想 (7):メディア化する出版(♥)

7番目の予想は、出版社による直販と、手段としてのサイトと雑誌の活用ということだ。アマゾン出版が最近始めたが、有力出版社も力を入れ始めている。サイモン&シュスターはロマンス専門のプラットフォーム Hot Bed を立上げ、健康分野の Demos Health も新しいポータルサイトを構築した。読者の関心を集める情報を継続的に発信し、コンテンツの販売あるいは広告機会に結びつけるのだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

2014年10大予想 (6):購読制の採用拡大

E-Bookはこれまで、売りやすい市場に売りやすいタイトルを販売することで、アマゾンのインフラを使って短期間にシェアを確保した。第2ラウンドは、低デジタル化分野の開拓と提供形態の多様化が中心だろう。そして後者をリードすると考えられているのが、購読モデルだ。これが成立すると、市場を一気に拡大するだけでなく、初めてアマゾンのKindleエコシステムの外に成立するビジネスモデルとなる。その意味は大きい。 … [Read more...]

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