北京ブックフェア、最大規模で開催

北京の第26回国際ブックフェア(BIBF)は、8月25日に3日間の会期を終了した。参加32万人、出展2,600社、展示面積10万6,800平米という規模以上に、欧米の参加者の実感として市場のエネルギーを伝えるメディアに注目しているが、今年前半の欧米の低調と中国市場の成長を対比させ、ポーター・アンダーソンは、その違いが、テクノロジーにあると見ている。 … [Read more...]

米国学術出版社の戦略転換(3): 中国の台頭 (♥)

大出版社による高等教育出版の「改革」のコアは、「版」を土台とするビジネスからの脱却ということだ。版がデジタルになって久しいが、これが「破壊的イノベーション」となるのは、あまりにも「版」と紙にビジネスのすべてが懸ってきたためで、それが「オンリーワン」商法による繁栄を支えてきたこと、もう続かないことは誰でも知っている。誰も知らないのは、それが続くかどうかだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

出版の転換に成功した中国(3): 移行戦略 (♥)

アマゾンは、Webを千載一遇の好機として小売帝国を構築したが、その出発点は書店だった。中国が新しい帝国経営の土台を出版に置いたのには、システム的、歴史的、文化的に十分な理由があるが、そのためには機械文明時代の社会主義的出版観を捨てる必要があった。中国(共産党)はそれをやった。ここでもアマゾンの工学的マイグレーション・モデルが参考になったようだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

出版の転換に成功した中国(2): 斯文在兹?(♥)

中国出版のデジタル転換は、米欧日がアマゾンを例外としてスローダウンしている状況で、それに急かされることなく、コンテンツとテレコムにまたがるビジネスモデルを含めてデザインされている点で、共産党体制のリーダーシップと機能性を発揮したものと言えるだろう。イデオロギーではなく、テクノロジーにおいてだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

出版の転換に成功した中国(1): デジタル

世界規模での出版の基盤のデジタル転換は、かなりの確率で今年になるだろう、というのが筆者の仮説的な予想なのだが、それには、米国と中国という世界の2大市場の帰趨が関わり、信頼性のある情報の入手に依存する。米国の場合、それはほぼ見えたのだか、中国の場合はどうか。北京の民間調査会社OpenBookが発表した2019年7月のレポートは、まさにそれを告げたものと言えそうだ。 … [Read more...]

中国に見る新しい本の市場:「読書三到」(♥)

中国の出版市場は、デジタルによって驚異的な高成長を始めた。読者も「書店」もSNSの向こうから出現し、広告と結びつくことで莫大な収入をもたらした。印刷本(とくに書店)は米国と同じく、ほとんど成長を止めているが、WebとSNSマーケティングという社会インフラを効率よく利用する「新しい市場」は限界を見せていない。(全文=♥会員) … [Read more...]

中国出版の新しい波 (1):海外出版への視点

米国と並ぶ出版市場となった中国は、国内出版物を除いても独自のトレンドを発信し、世界に影響を与えるまでになっている。ポーター・アンダーソン氏は最近の中国出版情報から、フィクションとノン・フィクションのヒットをそれぞれ紹介している。印象としては、大国の出版市場として成熟し、新しい国際化を強く志向していることだ。 … [Read more...]

中国出版の新しい波(2): 外国コンテンツの発見 (♥)

英国でも独自のカテゴリーで語られることが多いスコットランド文学だが、地元でも知られていなかったクレア・マクフォール (35)の中国での成功は驚きを与えた。青少年向けフィクション 'Ferry Man' (渡し守) は、2015年に翻訳刊行され、2年で100万部を超え、三部作へと続いた上に大手による映画化も決まった。中国が世界地図を動かし始めたものと考えられている。[全文=♥会員] … [Read more...]

中国を考える:「ブック・バブル」の虚実 (♥)

2018年の中国の出版産業は、前年比5.9%増の704億元(547億ドル)と発表された。単純計算では6兆円で、これをもって「世界最大の出版市場」とは確定できないまでも、投資の対象でありまた主体として、世界的に最も注目される巨大な成長市場であることは間違いない。とくにデジタル読書の成長と裏腹な書店のバブルが著しい。[全文=♥会員] … [Read more...]

BIBFにみる中国「数字出版」戦略 (♥)

8月26日に閉幕した第25回北京国際ブックフェア(BIBF)は、版権取引の拡大という指標を高水準で達成し、昨年比で成約件数で7.9%増となる5,678件となったが、とくに輸出が11.3%の3,610件、輸入が2.5%増の2,068件と、中国コンテンツの訴求力の向上ぶりを示した。海外出版社はオーディオブックや映像化市場の成熟に注目している。全体としてバランスのとれた発展段階に入ったと言えよう。[全文=♥会員] … [Read more...]

中国の電書バブルとKindleの体制構築 (♥)

アマゾンが中国での昨年のKindle本販売が12%の増加を達成したことを発表した。タイトルは70万点と多くはないが、着実に伸びており、Kindleデバイスも累計で数(several)百万台に達したとされる。Kindleの中国進出は日本と同じく2012年。2016年には最大の地域市場となったと発表された。2016年以降の成長の加速は、定額モデルと中国企業との提携である。[全文=♥会員] … [Read more...]

アマゾンが中国移動と戦略提携 (♥)

アマゾンは世界最大の移動体通信会社・中国移動 (CMCC、北京市)のマンガ・アニメ系子会社のMiguと提携して共同ブランド事業に乗り出す。Amazon Kindle X Miguは、Kindleをベースに中国市場向けに拡張したE-Readerで、約50万点の中国語Kindleタイトルのほか、定額制のAmazon Primeも提供。価格は658元(約1万円)で発売は7月10日。[全文=♥会員] … [Read more...]

拡大を続ける中国出版市場とBIBF 2016

北京の国際ブックフェア (23rd, BIBF 2016) は8月24-28日の5日間中国国際展覧センター(新館)で開催された。Publishers Weeklyなどは、成長する出版市場を反映した活況ぶりを伝えている。中国市場の拡大は海外コンテンツへの需要拡大を伴っており、世界の出版社にとって、北京はますます重要になっている。 … [Read more...]

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