カニバリズム論との決別 (2)新しい価値へ

アマゾンが既存の出版エコシステムのトラップにかからず、E-Bookでほとんど唯一の成功をなしとげたのは、独自に出版のサイクルを構築したからで、市場を読むことができれば不敗というデータ駆動マーケティングの賜物といえよう。このことはまた、これまでP/Dのカニバリズムがほとんど作用しなかったことの説明にもなる。[全文=♥会員] … [Read more...]

出版界の地殻変動を示す5枚のチャート (3)

前号では、出版がデジタル転換を乗り切ったという英国の大手出版関係者のコメントを紹介した。そこで出版社の強気の根拠となっている数字を紹介しておきたい。制作と流通コストを圧縮できるE-Bookは、それだけでコストが安いのだが、じつは版権料も安くて済んだのだ。これまで出版社は印刷本の採算性の壁に苦しんできたが、いまや状況は一変した。 … [Read more...]

デジタル時代の出版社はサービス指向か (♥)

本号でご紹介した米国の出版大手、サイモン&シュスター社リーディ CEO のインタビューからは、転換期の出版産業についての貴重な情報を得ることが出来る。 E-Book ビジネスとは、たんに電子コンテンツを用意することではなく、出版のサプライチェーンにおいて誰にどんな価値を提供し、どうやって対価を得るか、というビジネスモデルを再構築することになるということだ。著者、消費者、流通との関係の中での立ち位置を定めなくてはならないが、答は自分で見つけるしかない。ともかく、 E-Book … [Read more...]

“ブーム”に沸く米国出版界のリーダーたち

米国出版界はデジタルブームに沸いている。フォレスター社の調査によると、出版社トップは2014年末までに、E-Bookの販売額が全書籍の半分を占めるようになると予想、それが出版社の経営にとっても好ましいことと考えている。たった1年前の不安は吹き飛び、自信満々なのだ。これはむしろ危ない。まだデジタル革命の第1幕で、読者、著者、出版社に有利にしてデジタルが定着するようにアマゾンが演出しているからだ。これはイノベーションの第1幕ではよくあることだ。当面、出版社には嬉しい局面が続くだろう。しかしその先には…。その検討に入る前に、まず数字を確認しておきたい(要約はTeleRead, 01/25による)。 … [Read more...]

Scroll Up