「黒鳥」出現の予感 (♥)

父レナードから2代にわたる米国出版業界の理論家として知られるマイク・シャツキン氏は、出版の歴史的な大変動期を2007-2012と考えている。しかし、大きな変化を予想していないわけではない。最近のインタビューでは5つのブラック・スワン「あり得ないようで、あり得ること」について語っている。すべて納得できる。[全文=♥会員] … [Read more...]

時代遅れのNCC条項撤廃を求める作家たち

米国作家協会(AG)の出版契約改善キャンペーンのシリーズで、著作者の活動に制約を課すことになる競業避止義務(NCC)について取り上げられた(08/27)。しかし、客観的に見てNCCの意味、効果はすでに薄れている。「版」を所有できる著者にとって、出版社は必要不可欠な存在ではなくなったからだ。AGは出版社と著者の新しいパートナーシップを提案している。 … [Read more...]

契約の短縮を要求する米国作家協会(♥)

出版契約の適正化を目ざす米国作家協会(AG)は7月28日、契約期間の短縮などを主張する3つの新しい提言を発表した。いずれも著者から見るともっともな内容だが、これらは強力なエージェントを擁する有名著者にして可能な内容なので、問題は一般の著者との契約に反映させられるかどうかだろう。[全文=♥会員] … [Read more...]

「契約近代化」を推進する米国作家協会の苦悩

米国作家協会は5月28日、出版社との版権交渉を有利に進めるための公正契約プロジェクト(Fair Contract Initiative、FCI) をBEA2015で発表した。時代遅れとなり現状では不公正となっている標準文例をとりあげ、主要条項ごとにWebページで解説し、議論を深めることで「近代化」の方向を模索していくもの。出版社側の対応が注目される。 … [Read more...]

アマゾン“クラウドソース”とその意味(2) ♥

デジタルは出版の供給を無限にまで拡大した(誰でも出版でき、何でも出版物になり得る)。そして出版マーケティングの重心は、有名作家の確保から、有望新人/作品の発掘・確保と新たな需要の喚起へと移行しつつある。いくら優れた目利きでも、こうしたニーズには応えきれない。アマゾンのクラウドソースは、出版の王道に独自の仕掛けでアプローチするものだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

アマゾン“クラウドソース”とその意味(1)

アマゾンは10月2日、かねて噂されていたクラウドソース型出版プラットフォームを、著者宛に送られたメールにおいて正式にアナウンスした。ロマンス、ミステリ&スリラー、SF&Fの3分野の英語作品に関するサイトは近日開設される。詳細は未発表だが、契約条件などは、これまで流れていた情報を確認するものだ。 … [Read more...]

アマゾンが放つ「第3の出版モデル」(♥)

アマゾンは出版部門を含め、Kindleエコシステムを支える数々のプラットフォームを持つが、さらにクラウドソース・プラットフォームを近日中に立ち上げることを認めた。KDPの著者たちに対して新しいプログラムの発表が近いことを告げたことから明らかになったものだが、情報を総合すると、これが新しいビジネスモデルを意味することは確実なようだ。[全文=♥会員] 期間限定公開 … [Read more...]

ランダムハウスがデジ・ブランドの契約条件を改訂

3月12日付の記事でランダムハウスのデジタル出版ブランドの契約条件をSF作家団体 (SFWA)が批判した事件をご紹介したが、日本時間で13日、ランダムハウスは提示していた条件を大きく改訂し、さらに作家が従来型モデルをオプションとして選択できるようにした(→リリース)。これによって「作家からの搾取」「虚栄出版」という非難を回避することを意図したものだが、おそらくは最もやりたくなかったことだ。作家がどう反応するかは現時点で不明だが、巨大出版社を動かしたSFWAの力は相当なものがある。(図はHydraを退治するヘラクレス)。 … [Read more...]

米国推理作家協会が求めるE-Book出版社 (♥)

エドガー賞で知られる米国推理作家協会(MWA)は6月1日、従来の書籍出版社、定期刊行物出版社に加えて、 E-Book 出版社のカテゴリーを新設し、メンバーとして迎えることを発表し、新規約を公開した。 MWA は認定出版社となるための要件をかなり詳細に規定しているが、 E-Book … [Read more...]

「デジタル的利用許諾契約」の基本問題(2) ♥

前回の問題提起に続いて、何が問題になっているかを考える。デジタルコンテンツは印刷刊行物の改版と本質的に異なる性質を持っている。それは、 (1) 再編集や更新が容易で、 (2) 版元のリスクがなく、 (3) … [Read more...]

「デジタル的利用許諾契約」の基本問題(1)

出版社による電子書籍出版が大規模に行われるには、電子版著作権に関する新規契約が必要になる。そこで権利許諾期間や版権料といった項目について、出版社の提案をそのまま著者が受諾するか、交渉が行われるか、あるいは著者が別の道を選ぶかすることになる。しかし、問題はほんとうに期間や(紙と比べた)版権料だけなのであろうか。むしろこれらは、コンテンツの価値と可能性を最大化する<サービス>の問題の一部として検討されるべきではないか、とわれわれは考える。まず、問題提起から。(EB2 Magazine EDITORIAL) … [Read more...]

流動化する“E-Book以後”の出版契約

この1年の間に、米国では出版市場におけるE-Bookの重みは増したが、同時にビジネスモデルや契約モデルも大きく変動した。出版社にとっては、 変化という以上に、明日の市場環境が読めないこと頭を悩ませている。著者との出版契約は日々の問題だが、どうやら変化を前提とし、柔軟性を持った期間限定・バスケット型契約で当面を乗り切ろうというものが主流になりつつあるようだ。 … [Read more...]

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