米国の「出版統計問題」が解決か!?

独自のオンライン出版統計を季刊で提供していたAuthorEarnings (AE)は1月22日、昨年2月 (Q1)を最後に更新を止めていたレポートを更新し、Q2-Q4のデータを一挙に公開するとともに、AEとは別にBookstatという本格的な(つまり有償の)出版データサービスをスタートした。米国の出版界を霧に包んできたデータ問題がこれで解消する期待が持てる。 … [Read more...]

AEが解明した米国商業出版の全体像:(1)構図

今年のDigital Book World (DBW)では、AuthorEarnings.com (AE)のデータ・ガイが基調講演で登場し、2016年の米国商業出版を定量的、マクロ的に分析した講演を行った。こうした役割は、これまでニールセンやBISGなどの専門統計機関のトップアナリストが果たしてきたものであり、DGがこれを語ることに感慨を禁じ得ない。 … [Read more...]

ニールセンは「出版データ」を捨てたか

市場調査会社のニールセン社が、米国の書籍産業サービス部門を単独で、中堅の産業調査会社 NPDグループに売却したことが明らかになった (The Bookseller)。こうした産業インフラの再編がどこに向かっているかは不明だが、すくなくとも米国において伝統的な統計システムが崩壊しかけており、何かが進んでいることは明らかだ。 … [Read more...]

欧州出版界の「無風状態」とその裏側

欧州出版社連盟(FEP)は11月24日、EUおよび欧州経済圏の28ヵ国からの集計をもとにした2015年の市場規模を223億ドルと発表した(PDF)。前(2014)年比では1%台のプラス。E-Bookの市場は、既刊本のデジタル化、PoDの利用増加、自主出版の増加で拡大しているとしていて、タイトルは400万点、売上額の市場シェアは5-6%と推定されている。 … [Read more...]

深まる米国出版統計の謎

米国出版社協会(AAP)は2015年の年次統計(確定版)を発表した。売上は277.8億ドル、部数は27.1億。いずれも前年比でほぼ横ばい(0.6%減)を示している。では市場は無風だったのだろうか。そうではないと考えるべき兆候は多いが、あまりに多くの取引が、在来統計の網からは漏れており、そのギャップが拡大している。 … [Read more...]

米国市場に見るデジタル転換の本質

米国出版社協会 AAPは5月1日、今年1月の出版統計を発表した。今回のデータには、1,218社の数字が含まれているが、全体では前年同期の4億4,990万ドルを10%上回る5億4,970万ドルを記録、E-Bookも12.8%増となった。予想通り、2012のベストセラーの影響を受けていた児童・青少年向けE-Bookが大きく回復している。しかし、重要なことは別にありそうだ。 … [Read more...]

1Q13の謎:デジタルは25%で飽和か?

米国出版社協会(AAP)が発表した1Qの数字、とりわけE-Bookが前年同期比5%増に止まったという「事実」は少なからぬ波紋を生んだ。デジタル比率は25%に達したのだが、このあたりで「打ち止め」と考えた(い)人々が、限界説を流し、それに対する反論も積み上がってきた。真実はいずれ別のデータで明らかにされるので、そう深刻な問題ではないが、デジタルというものに対する認識、投資戦略にも影響を与えることなので、本誌の考えを述べておきたい。 … [Read more...]

今年1Qの米国出版売上は、紙もデジタルも“堅調”

今年1-3月期(1Q)の米国の出版統計がAAPから発表され、E-Bookの売上は前年同期比5%増の3億9,360万ドルと低成長を記録した。しかし全体の売上が5%減の14億7,000万ドルに止まったために、売上構成比は24%から3ポイント上がって27%に達した。1Q12の超ベストセラーという特殊要因を除いてみれば、デジタルは引き続きまずまずの成長を示し、紙は堅調。昨年度40%台の“常識的高成長”になった後が注目されるが、大きなトレンドは変わらない。 … [Read more...]

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