出版技術の黄金時代:(1)3つのPの最適化

米国のPublishers Weekly (PW)にデジタル関連の記事が載ることは多くないが、学術出版の重鎮ウィリアム・カスドーフ氏が「出版技術の黄金時代」という興味深い寄稿を載せた (09/07)。過去40年以上、出版技術と取組んできた人は少なくないが、出版界にあって現在を「黄金時代」と言い切れる人は人は多くないと思う。 … [Read more...]

学術出版の「デジタル」問題 (♥)

学術出版が直面する問題は、複雑すぎて筆者の手には余るが、英国ABFのレポートはとても刺激的で、出版全体の問題として考えるための共通の土台を提供している。問題は主として経済的なものだが、出版・研究・教育にまたがって存在する学術出版の経済的問題は、社会的に解決するほかはない。[全文=♥会員] … [Read more...]

学術出版はどこへ行くか:英国ABF報告書

英国のAcademic Book of the Future (ABF)プロジェクトから2つのレポートが6月20日に公表されたが、学術出版が直面する深刻な問題に対して、国内外のすべての関係主体が協力するしか解決の糸口はない、というのが結論なようだ。ケンブリッジ大学出版のアラステア・ホーン氏がPublishingPerspectives (07/05)で要約している。 … [Read more...]

学術出版は変わるか(2):出版社の役割 (♥)

学術出版の特殊性は、出版物の内容的価値や出版の社会性が(商業性以上に)問われるということ、そして著者と読者の距離が近いということだろう。それが自主出版と融合してビジネスモデルを形成するには、この2つの条件を反映したものである必要がある。簡単ではないが、意義は大きい。[全文=♥会員] … [Read more...]

学術出版は変わるか(1):オープンアクセスと自主出版

学術分野での自主出版に注目が集まっている。一般書ではビジネスモデルが成立し、マルチメディアに向かいつつあるが、学術では、編集・制作・流通との関連で成立する「ビジネス」がフィクションを中心とした一般書と大きく異なり、簡単ではない。しかし、コンテクストの複雑さは逆にビジネスとしての可能性を示している。 … [Read more...]

学術出版に普及する推奨エンジンTrendMD (♥)

学術出版ソリューションを提供している英国のSemanticoは、自社の Scolaris に専門家向けコンテンツ推奨(recommendation)システム・エンジンのTrendMDを組込むことを発表した。カナダのスタートアップによるこの技術は、読者を呼び込むシステムとして大手学術出版社を中心に急速に採用を拡大している。[全文=♥会員] … [Read more...]

Luluが学術出版プラットフォーム Glasstreeを立上げ

自主出版支援サービスの草分けの一つであるLuluが、学術出版プラットフォーム Glasstreeを立ち上げた。研究者が出版に必要とする各種のテクノロジーを効果的に利用できるツール/サービスをセットにしたプラットフォームで、商業的学術出版の問題点である、刊行までのスピード、価格の透明性、販売収入の70%の印税を実現することを謳っている。 … [Read more...]

拡大するオープンアクセス学術誌出版(2) ♥

OAJの普及は不可避であり、出版と流通のビジネスモデルは確立されるだろう、という予測はかなり説得力があるが、大義が勝った構想は、細部に利害調整の問題が多く、簡単に進むこともあれば、一世代以上かかることもある。しかし、学術出版社はデジタルで失敗した商業出版社の轍は踏まないだろう。[全文=♥会員] … [Read more...]

拡大するオープンアクセス学術誌出版(1)

出版シンクタンクのシンバ・インフォメーション社は10月6日、無償の公開学術論文誌であるオープンアクセス・ジャーナル(OAJ)の最新動向と中期予測を発表した。「市場」は急成長を続けており、シンバ社は、今年230万件のOA論文が2020年に300万件に達するものと予測している。何世紀にもわたって維持されてきた学会誌出版への影響は避けられないだろう。 … [Read more...]

学術印刷本の危機:(2)オープンアクセスの未来(♥)

百部単位の印刷本が学術出版を支えられないことは自明だ。そしてその先は、商業出版のコピーではないオープンアクセス・モデルを基本としたものとなるだろう。まだ輪郭は明確ではないが、米国では大学出版局を中心とした取組みが始まっており、遠からず大学自体の競争力要素としても重視されるようになるだろう。[全文=♥会員] … [Read more...]

学術印刷本の危機:(1)いま米国では

学術書(scholarly book)の印刷版市場の崩壊が米国で大きな問題となっている。価格の高騰と部数の減少は、少なくとも経済的に持続可能な水準を割っている。学術書出版は研究活動の重要な一部であり、消滅することがない以上、新しいビジネスモデルのもとで再構築されることは確実なのだが、その方向はまだ見えていない。 … [Read more...]

「恩送り」はオープンアクセス出版を動かすか(♥)

米国カリフォルニア大学出版(UCP)は1月、ペイ・フォワードの考えを取り入れたオープンアクセス出版モデルとして、自然科学ジャーナル Collabra および論文出版の Luminosをそれぞれ発表した。前者はベータテスト中で、後者は今秋10本の論文出版を予定している。査読者と研究者に新しい形の学術コミュニケーション形態を提供するものとして注目される。[全文=♥会員] … [Read more...]

学術出版の世界的再編が始まった

学術書(STM)出版の世界的大手であるシュプリンガーとマクミランの当該部門の合併が1月15日に、親会社のBCPとホルツブリンクから発表された。この分野におけるペンギン・ランダムハウスの誕生を意味するが、デジタルによる市場の流動化、グローバル化に対応した戦略的再編で、STMという枠も超えている。 … [Read more...]

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