出版界地殻変動を示す5枚のチャート (5)

米国の出版アナリストが、数多の統計データの中から注目すべき傾向を示すものとして厳選した5枚のチャートを肴に、勝手に論じてきたシリーズも最後の1枚となった。それは2013年5月までのガジェットの保有率を7年間にわたってトレースしたピュー・センターのデータ。「iPad vs. Kindle」という、いまでは色褪せた対抗関係の展開を示したものだ。 … [Read more...]

専用E-Readerの普及率はなお上昇

昨年末に出されたiSuppliやIDCのデバイス市場予測でE-Readerの死が予言されたことは本誌でも紹介したが、ニューヨークのメディア・シンクタンク、ピュー・センター (Pew Research Center)が行った米国人のモバイル購買行動に関する1月の月次調査で、年末のホリデーシーズンを挟んで、専用リーダの保有率はなお上昇していたことが明らかになった。タブレットの普及率の伸びが遅いわけとコンテンツ市場におけるE-Readerのユニークな役割はかなり鮮明になってきた。 … [Read more...]

前面発光で人気のKindle Paperwhiteに供給問題

9月6日に発表されたアマゾンの新製品Kindle Paperwhite (KPW)の出荷が、今週月曜に事前予約者に対して始まったが、すでに在庫切れとなり、新規注文に対する出荷に4~6週間の遅れが出ている。前面発光型製品は評価も高く、大きな需要があると見られるが、4月に発売されたB&NのNook Touch GlowLightがそうであったように、供給面でまだ問題があるようだ。遅れが最長の1ヵ月半になれば、シーズン直前と重なり、さらに供給不足が生じる可能性がある。 … [Read more...]

デバイスでの主導権を再確立した第5世代Kindle(♥)

Kindle Fire の第2世代機ばかりに注目が集まっていたが、 Kindle リーダは Paperwhite をもって、第5世代に入った(→リリース)。 E-Ink 画面の解像度を最高レベル(212ppi)に高め、かねて噂されていた前面発光を取り入れ、価格を下げたほか、細部にも読書体験を高める様々な改善が施されている。まず今年のベストと評価されると思われる。減速している米国販売を再び拡大させ、世界市場のスタンダードを目ざす意欲的なデバイスだ。漢字表示にはこのスクリーンが理想的で、 Kindle 日本デビューはこれになる可能性が強い。これから1年間の E-Book … [Read more...]

ソニーがReader PRS-T2を1万円で国内発売

ソニーは9月3日、専用E-Reader「PRS-T2」(Wi-Fi) の国内販売を9月21日から開始すると発表した。価格はKobo(7,980円)を意識し、一気にT1の半額の9980円。16階調の6型(600×800) E-Ink製Pearlディスプレイ、2GBの内蔵メモリを搭載したモデルで、重量は164グラムと軽量化された。9月15日から約半年間、『ハリー・ポッター賢者の石』をPottermoreからもらえるクーポンを先着10万名にプレゼントするキャンペーンも実施する。 … [Read more...]

タブレットはデジタル読書の主流になるか

米国の調査会社ABI Researchが最近発表したE-Bookリーダについての報告書で、急伸するタブレットに比べて、メディアとしての市場的な地位が低下していると見られている専用リーダの将来について、予測可能な将来についてこのデバイスの重要性は変わらないという見方を示した。同じ傾向はBISGの調査などでも確認されているが、出版にとって移動書店としての専用リーダの重要性はむしろ増すだろう。タブレットは読書以外に使われることのほうが多いからだ。またタブレットは必ずしもiPadを意味しないことにも注意しなければならない。 … [Read more...]