世界の商業出版をリードしてきた「ビッグファイブ」は、2014年に「デジタル転換」の完了を宣言し、E-Bookが音楽業界のような激変を起こさなかったことに安堵した。しかし彼らはデジタルの本質を見誤っていた。転換はまだ中途に […]
市場動向
2016-17年のトレンド:(1)総論
2009年9月15日に創刊した本誌は、なんとか7年目を迎えることができた。「電子書籍」にフォーカスしたメディアがほとんど(すべて?)消滅するなかで生き残ってこれたのは、読者諸兄姉のお蔭で、とても感謝しきれない。本誌が続い […]
オーディオブック2016年展望 (5):A-Bookのフロンティア
A-Bookの市場展望の最後として、コズロウスキ氏の記事ではグローバル市場および周辺市場を取上げている。英語圏以外ではドイツが飛びぬけて成長規模が大きいが、ここではアマゾンの市場寡占が英語圏より進み、問題を生んでいる。周 […]
オーディオブック2016年展望 (4):プラットフォームとブランド(♥)
活字とつながってはいるが独自なメディアであるA-Bookには、そのためのサービス・プラットフォームがある。しかし、A-Book市場で起きている現象は書籍出版と同じである。この区別と連関、ズレと同期は興味深いビジネスチャン […]
オーディオブック2016年展望 (3):図書館とマスマーケット(♥)
本誌がA-Bookに注目する理由は、これが既存の商品と競合しない「新市場」で、それゆえに米国でも障害に遭うことなく成長していること、そして本が持つ未知の(忘れられた)機能と可能性を起動することで出版の再生・再構築につなが […]
オーディオブック2016年展望 (2):本の世界の拡張
コズロウスキ氏のレポートを読んでいくと、A-Bookの発展と他フォーマットとの多様な融合と連携により、「本」というメディアが強く、大きな広がりを持った空間として再構築されつつあることを実感する。定額制モデルやバンドリング […]
オーディオブック2016年展望 (1):デジタルで再起動
オーディオブック(A-Book)の成長が加速している。米国では出版界のすべてのセクターがこの、歴史は古いが久しくマイナー扱いされてきた市場に注目し、出版社からスタートアップ企業、そして著者から声優まで、様々な形で関与を強 […]
AndroidタブレットでKindle Fireが1/3を確保
モバイルアプリ解析サービスを提供するLocalytics (ローカリティクス)は、拡大しつつあるAndroidタブレット市場の、アプリから見たシェア解析を行い、国別では米国が59%を占め、その半分以上がKindle Fi […]