生活時間に定着するオーディオブック

北米のA-Bookサービス Audiobooks.comが、オーディオブックの購買、利用パターンについてのサーベイの結果を公表した。市場はまだ初期段階だが、「活字本市場の影」から脱しつつある。生活時間において「聴く読書」を習慣化させ、安定的なシェアを確保するための取組みは強化されているが、データは課題と方向を示すものだ。 … [Read more...]

米国人の読書習慣に「異状なし」

米国ギャラップ社は先週、米国人の読書習慣について12月に行った調査の結果を発表したが、結果は驚くべきものだった。つまり、デジタルメディアの増加の影響はみられず、14年前の2002年とほとんど変わっていなかったのだ。とはいえ、この種の調査は、人を安心させてはくれるが、ミスリードするものであることに注意しなくてはならない。 … [Read more...]

動く標的を描いた5枚の「スケッチ」(♥)

FBF2015/Business Clubではニールセン社のジョナサン・ストルパー氏が、同社の最新調査データに基づく米国市場の概観を発表している。ジョー・ワイカート氏が効果的に要約したものを書いているので、使わせていただいて筆者なりのコメントを述べてみたい。同じデータをもとに、B5にはどんな世界が見えていたかが分かる気がする。[全文=♥会員] … [Read more...]

子供E-Book市場は急成長へ

子供は将来の読書人口を確保する上で重要な存在であり、米国ではE-Bookの成長市場としても脚光を浴びている。子供のデジタル読書傾向を継続的にフォローしている調査会社 PlayCollective は、Digital Book Worldと共同で4回目のレポートを発表した。消費者としての子供の意思がより多く反映されるようになったのが特徴で、ビジネスでも対応が必要になっている。 … [Read more...]

児童書から考える「見つけやすさ/見つかりやすさ」

少年少女向け図書出版で知られる米国のスカラスティック社は、子供の読書習慣に関する大がかりな調査を行っている。レポートは1月にも刊行されるが、このほどその一端を示すインフォグラフィックがリリースされた。6歳から17歳までの73%は「自分が好きな本を知ることが出来たら、もっと多くの本を読む」と回答している。 … [Read more...]

成長を持続する英国のE-Book市場

英国出版社協会(PA)が発表したDigital Sales Monitor 2014年4月版によれば、今年1-4月のE-Book販売が、前年同期10.5%増の1億3,250万ポンド(約230億円)に達したことが明らかになった。一般書から教育、専門書まで、分野に関係なく伸びを示しているのが特徴。とくにこれまで市場を牽引してきたフィクション以外の分野での高い伸びが注目される。 … [Read more...]

「若者は印刷本が好き」という調査

インターネットに親しんだ青少年がどんな読書傾向を示すのかは、出版・メディア関係者が最も関心を示すテーマの一つだ。英国の Voxburnerという調査会社が16-24歳の青年(=1,420人)を対象に行った調査では、62%が、E-Bookより印刷本のほうがよいと答えたと The Guardian (11/25)が伝えている。だが、少し考えればこんな結果じたいには何の意味もなく、ただ漠然とした不安を伝えているだけだと分かる。問題なのは印刷本の限界なのだから。 … [Read more...]

世界はどちらに向かっているのか?

大手コンサルティング会社 PricewaterhouseCoopers (PwC)は、6月5日に発表した年次レポートで、米国の一般商業出版市場において、2017年にE-Bookが印刷本を上回るという大胆な予測を披露した。150億ドルあまりの全体規模は変わらないまま、デジタルが現在の成長を維持し、その分紙が消えていくというラフな前提だが、根拠を明らかにしていない。最近 BookStatsで明らかになった事実を踏まえておらず、早くも批判が集まっている。書籍出版市場が成長することはなく、紙はフェイドアウトするもの、という「世間」の認識を示すものではある。 … [Read more...]

転換期のモバイル・メディア市場

フォレスター・リサーチは12月19日、米国とカナダの消費者6万人を対象とした「消費者とテクノロジーの現状」に関する年次レポート(有償)を刊行したが、TechCrunchが重要な数字を要領よく紹介しているので、チェックしてみたい。スマートフォンとタブレットを中心としたモバイルデバイスの普及がライフスタイルをどう変え、メディア・ビジネス何をもたらすかを考えるうえで、米国市場は巨大な実験環境だ。2012年はタブレット普及率20%に達したが、この数字の読み方は簡単ではない。 … [Read more...]

米国で新聞・雑誌の閲覧にタブレットが定着

米国の有力調査会社 comScore は10月17日、タブレットの利用動向を調査したTabLens サービスの最新結果(実施は6-8月)を発表し、オーナーの4割あまりが新聞または雑誌を読んでいることを明らかにした。1割はほぼ毎日読んでおり、このデバイスが米国人のメディア・ライフに定着したことを示している。もちろんPCやスマートフォンも使われているが、タブレットで読んでいる時間はそれらより長く、普及の初期段階であるにもかかわらず、総ページ・ビューの7%を占めた。 … [Read more...]

ケータイからの切替えが難航するコンテンツ市場

インプレスR&Dインターネットメディア総合研究所は7月3日、電子書籍の動向と市場規模の推計をまとめた『電子書籍ビジネス調査報告書2012』を発表した。レポートでは、2011年度の市場規模を前年の650億円から-3.2%の629億円と推計(小売金額)。ガラケー市場からスマートフォンへの切替がうまくいっていないことを示した。しかし、新プラットフォーム向け市場は3倍増の112億円と推計している。しかし、5年後の2016年には2,000億円と楽観的な見通しを変えていない。 … [Read more...]

図書館は出版社の味方である(♥)

メディア研究NPOのピュー・センター(ニューヨーク)が最近行った調査により、図書館の電子貸出利用者は読書習慣を持つ本の愛好家であり、活発に購買もしている最重要の市場であることが明らかになった。電書人口は米国人の21%で、うち12%が図書館のE-Book利用者だが、購入率は55%と平均より高い。彼らの41%は、直近に入手した本は購入したものだと回答している。デジタルは敵ではないことを出版社が知ったのは最近だが、「本の広告塔」としての図書館のマーケティング的価値は、すでにアマゾンが間接的に証明した。こうした調査で出版業界が目覚める日も遠くないだろう。 [全文=♥会員] … [Read more...]

Kindle乗数効果予想以上:低価格の有効性実証(♥)

米国の調査会社コーデックス・グループは、Kindleに注目したE-Book最新市場調査の結果を発表し、デバイスとメディア・コンテンツ消費の間をつなぐKindle乗数効果を裏付けた。廉価なデバイスを提供することでコンテンツの購入を促すアマゾンの戦略の合理性が定量的に明らかにされたのは初めてと思われる。とくにKindle Fireは早くもアマゾンにとっての最重要デバイスとして浮上している。(Publishers Weekly, 2/13)  [全文=♥会員] … [Read more...]

日本の電書への期待の低さは異常:日中比較調査

(株)ネットマイルは11月22日、『【日中比較】電子書籍についての調査レポート』を公表した(→報告書全文PDF)。同社の会員600名を対象にインターネット調査で行われたもので、電子書籍の利用でも、今後への期待でも中国人が日本人を圧倒している現状を示している。社会調査としての体裁は不十分だが、少なくとも多くの人の実感とは一致している。出版業の衰退、読書率の低さ、そしてE-Bookへの期待の低さは日本的現象で、知的危機にあることを示していると言えよう。 … [Read more...]

E-Readerが大人と女性に浸透:米国調査

メディア調査会社のニールセンは8月25日、タブレットとE-Readerユーザーに関する四半期調査を発表し、この1年で年齢・性別による保有傾向が大きく変化したことを明らかにした。普及率が高まるにつれて、若年・男性中心から、より幅広い層に浸透しつつある。またE-Readerでは、女性比率が61%に上昇し、中高年比率(45+)も51%と半数を超えた。もともとガジェットとしては中高年比率が高かったが、読書人口を反映したものとなりつつあるようだ。(写真はアマゾンの米国TVCM広告) … [Read more...]