教育は、人を相手にしたサービスで、公共的、事業的な様々な性格を持つ。出版は、これまで版の製造と印刷本の複製・販売という「絶対的な制約」の陰で、サービス的発展を拒んできた。しかし、デジタルとWebの時代には、出版の制約を盾にした姿勢が通用しない。高等教育市場の人材を相手にしたビジネスは、多様なコンテンツやサービスを含むだけでなく、他のビジネスモデルと関わりを持つからだ。[全文=♥会員] … [Read more...] about 教育は出版かサービスか?: (2) (♥)
教育出版
教育は出版かサービスか? (1) (♥)
情報のデジタル化が始まって、最初に紙から離れたのは「データ」だった。データは最も単純で、5W1Hによって価値が決まる。デジタルの発展は複雑な情報を扱えるようになり、Webはコンテクストを価値に変えた。19世紀以来の情報化をリードしてきた教育出版3社(マグロウヒル、センゲージ、ピアソン)は、21世紀最大の挑戦に直面している。[全文=♥会員] … [Read more...] about 教育は出版かサービスか? (1) (♥)
教育系出版に広がる定額制 (♥)
アマゾンが始めた定額制サービスは、Oysterなどのスタートアップの挫折を経て中堅/専門出版社に拡大し始めた。教育出版のセンゲージ社は、70教科、675コース、2万点以上を1学期間(半年)120ドルで読み放題にする Cengage Unlimited (CU)というサービスを始めた。印刷教科書価格の高騰に対しては有効だが、利用環境の最適化には時間がかかりそうだ。[全文=♥会員] … [Read more...] about 教育系出版に広がる定額制 (♥)
HMHが幼児教育で定額制サービス
米国のホートン・ミフリン・ハーコート社(HMH)は10月21日、幼児教育コンテンツの定額制サービス Curious Worldを発表した。遊戯的学習誘導教材のビデオ、ゲームおよびE-Bookが含まれており、価格は月間10ドルまたは年間80ドル。HMHはこれまでScribdとOysterから定額制サービス用タイトルを提供してきたが、新たに自社提供に着手したもの。 … [Read more...] about HMHが幼児教育で定額制サービス
タブレットにすぐに手を出さない米国の大学生
米国Harris Poll社の調査によると、米国の大学生におけるタブレットの保有率が45%と停滞し、学業での使用は33%と低迷していることが分かった。これはコンテンツやサービスを含めたタブレットの可用性がまだPCを代替するものではないことを示している。全体としてのタブレット市場の成長鈍化とも重なるものだ。問題はデバイスだけではない。 … [Read more...] about タブレットにすぐに手を出さない米国の大学生
世界の資格受験産業はモバイル仕様(♥)
教育/受験対策出版の世界的大手であるKaplanTest Prep (KTP)は2月25日、同社のサービス登録者向けにアマゾンの Whispercastプラットフォームを利用したデジタル版GMAT教科書の提供を発表した。同社にとって初めての試みで、これによりGMAT受験生は、Kindleデバイス/アプリを使い、モバイルデバイスを使ったコンテンツやサービスの利用した学習が可能になる。[全文=♥会員] … [Read more...] about 世界の資格受験産業はモバイル仕様(♥)
B&TとBlackboardがE-Bookで提携
教育サービス(学習管理システム)の Blackboard社がコンテンツ・ストアを立ち上げるというニュースは本誌2/4で紹介したばかりだが、書籍流通大手のベイカー&テイラー(B&T)は2月19日、同社のK-12教育図書のライブラリ・プラットフォームAxis 360を、Blackboardのコンテンツ管理システムを使ってBlackboardを使用する教育現場に配信することで合意したと発表した。 … [Read more...] about B&TとBlackboardがE-Bookで提携
LMSのBlackboardがオンラインストア
学習管理システム(LMS)の世界的リーダーである Blackboard 社は、同社のプラットフォーム向けのオンライン書店を計画しており、今春にトライアルを開始、夏に正式スタートさせる(→プレスリリース)。同社LMSのアカウントに対して最適化されたE-Bookやデジタル教材を提供しようというもの。コンテンツは購入あるいは貸出という形で提供される。配信は MBS Directのプラットフォームを使用する。 … [Read more...] about LMSのBlackboardがオンラインストア
米国で子供の読書のデジタル化が進行中
米国で行われた子供のデジタル読書調査の結果が1月13日、NYで開催されたDigital Book World Conferenceにおいて発表され、2-13歳の児童の約3分の2 (67%)がE-Bookに接していることが明らかにされた。昨年の54%から大幅な上昇は、デバイス、コンテンツの普及とともに、学校での導入拡大によって子供のデジタル読書に対する保護者の姿勢が大きく変化したことを示すものと考えられている。 … [Read more...] about 米国で子供の読書のデジタル化が進行中
EDUPUB開催とEPUB3の教育への拡張 (♥)
EPUBの標準化団体であるIDPFは7月30日、今秋10月29-30日の2日間、ボストンでデジタル教育出版に関するワークショップ EDUPUBを開催すると発表した。EPUB3とその他のOpen Web Platformを使った電子教科書や教育素材の開発のためのオープンなグローバル・エコシステム構築に向けたイニシアティブの一環で、出版、教育、サービス、標準化関係者の参加を想定している。EPUB3の教育分野への拡張を示すものとして注目される。プログラム委員長はマーカス・ギリング氏。[全文=♥会員] … [Read more...] about EDUPUB開催とEPUB3の教育への拡張 (♥)