デジタルの世界は、紙も電波もCDもDVDも、新旧すべてのメディアを同じくコンテンツ化し、同じオンライン・プラットフォームに呑み込んでしまう。顧客が同じであれば、区別する理由は何もなく、それどころか機会は広がるからだ。原理 […]
日本的出版流通
マンガのデジタル化と出版流通の運命 (1)
日本の出版市場のデジタル化は、マンガが先行しており、もっぱらマンガだけで急成長している。理由は、出版社にとってそれが「火急」であり、一般書籍はそうでもないと考えられているからだろう。しかし、紙の流通は雑誌+マンガで支えら […]
一瞬で消えた日本的流通の「結界」
紀伊国屋書店が8月21日、「インターネット書店への対抗策」として、村上春樹氏の著書の初版10万冊の9割を出版社から直接買い取り、自社店舗のほか他社の書店に限定して供給する、と発表したことは、日本の書籍流通における歴史に画 […]
日本的出版流通解体へのカウントダウン
2013年の出版物推定販売金額が出版科学研究所から発表され、書籍が2.0%減の7,851億円、雑誌が4.4%減の8,972億円。合計でー3.3%の1兆6,823億円となった。単純に過去5年間の傾向で外挿しても、5年後の2 […]