直販が中小出版社や自主出版者だけの動きなら、多くの人は「想定内」と受け取るだろう。書店は中小出版社にきめ細かい対応をする余裕をなくしている。しかし、大手についてはどうだろう。じつは大手こそ、直販を本気で考えていると考えら […]
直販
直販の論理:(1)Ingram:流通から販売支援へ
米国の書籍流通大手イングラム社は12月15日、出版者がWebやブログ、SNSから紙およびデジタルの書籍を販売する自家製コマース・ソリューションを提供する Aer.ioを買収し、同社としてサービス展開することを明らかにした […]
マーケティングに挑戦する大出版社
ハーパーコリンズ社は、人気タイトル120点を3ドル以下で直販するホリデーシーズン・キャンペーン “Fill Your E-Reader” を開始した。割引販売はめずらしくないが、自社サイト・専用アプリを使った“ダイレクト […]
HCが著者に“直販オプション”(♥)
ハーパーコリンズ社は10月2日、HCの直販プラットフォームで販売した自社商品(印刷本、E-Book、パッケージ・オーディオブック)に対して著者への版権料を10%増額する新プログラムを発表した。アマゾンとの紛争を泥沼化させ […]
出版社のデジタル直販戦略の課題 (3):技術的環境(♥)
オンラインストアがリアルの書店と異なるのは、前者が購入者/読者を知っていることである。「マタイの法則」によって前者には情報が集中し、「知は力なり」で、ストアが出版社を圧倒するのは避けがたい。ストア(アマゾン)との交渉力を […]
出版社のデジタル直販戦略の課題 (2):ビジネスモデルの選択(♥)
出版社にとって、オンラインストアの価値は、タイトルを「置いて」くれるかどうかではなく、そこでどれだけの人の注目を惹き、実際に売れたのかということだ。アマゾンが強気になるのは、その突出した実力と競合他社の無力による。出版社 […]
出版社のデジタル直販戦略の課題 (1):直販の意味 (♥)
欧米大手出版社の「E-Book直販」へのチャレンジが拡大しそうだ。かつてそれを躊躇させたのはデジタルという商品と市場の性質(とくに紙との関係)が分からなかったためだが、それが明らかになった現在、直販は一つのオプションとい […]
出版社の直販モデルの戦略的意味 (♥)
ビッグ・ファイブ(B5)の一角、HarperCollins (HC)がWebサイトを改装し、消費者向けの直販機能を強化したことで、出版社の直販モデルへの関心が高まっている。Publishers Weekly (By Ca […]
BookBabyがアマゾンに対抗する直販機能
自主出版支援サイトの BookBaby は5月5日、出版者のための販売用ページ BookShop に新たに直販を可能にするオプションを提供したことを発表した。この直販機能によって、ストアへの高額な手数料(30%あまり)が […]
ハーパーコリンズがD2C直販をスタート(♥)
ハーパーコリンズ社は10月30日、『ナルニア』シリーズで知られるC.S.ルイス作品のE-Bookの直販を2つのサイト (Narnia.com/CSLewis.com)で開始した。バックエンドのシステムはアクセンチュア社が […]