2015年「紙への回帰」の悲惨な結末

米国出版協会(AAP)は、昨年11月の出版統計Statshot を発表し、同月までの合計で前年同期比の売上が1.2%の微増だったのに対して、E-Bookが12.7%と大幅な下落を記録したことが明らかになった。本誌が指摘しているように、表面的には「穏当」な数字の中で、在来出版社は深刻な問題を蓄積させており、出口も見えていない。 … [Read more...]

急成長する米国青少年E-Book市場

米国出版社協会(AAP)は9月19日、5月の月次統計を1-5月通算とともに発表し、ほぼ今年前半の傾向を示すと思われる数字を示した。会員1200社の5ヵ月通算売上は26.5億ドルで、昨年の25.5億ドルを3.9%ほど上回った。E-Bookは前年比7.0%増で、6.3%増のペーパーバックともに成長を牽引したが、これは青少年・児童書がほぼ3割増となったこととも関係している。 … [Read more...]

米国E-Book市場「減速」の読み方

米国出版社の団体であるAAPは4月1日、2013年の商業出版統計を発表した。成年向けE-Bookは前年比3.8%増の13億ドルとなり、バブルの2012年に記録した41%増に比べて大きく減速した。青少年、宗教書を含めた数字はほぼ横ばいの15億3,000万ドル。しかし、出版市場全体が1%減の70億1,000万ドルとなったので、成年向け書籍に占めるデジタル比率は23%から27%に上昇している。 … [Read more...]

“Kindleクリスマス”は終わったか:12月のAAP統計

米国出版社協会(AAP)から昨年12月の統計(StatShot=1,200社対象)が発表され、昨年の数字が揃った。E-Bookは2012年の総売上の23%を占め、2011年(17%%)、2008年(1%)と比べて一段と存在感を増したが、特に12月の伸び率はかなり鈍化した。事実上12月に始まった2013年シーズンで、さらに鈍化する兆候とも見られる。2008-9年から続いた“Kindleクリスマス”はもう終わりか。なお、E-Bookの貢献は大きく、全体では6.2%増と好調だった。 … [Read more...]

米国のE-Book市場11月は減速しつつ拡大

米国出版社協会(AAP)が発表した2012年11月の出版統計によると、E-Bookの成長はスローダウンして前年同月比20.7%増にとどまったことが明らかになった。10月が同41%、9月が31%なので、減速が目立ってきた。昨年11月までの通算では前年比35%増の11.5億ドル、一般図書のデジタル比は20%あまりとなった。2011年までの3桁成長は過去のものとなったが、より重要なことは、E-Bookがすでに大きなベースを獲得して主要な商品となり、なお二桁台の成長を続けていることである。 … [Read more...]

E-Bookが出版を牽引することが証明された

米国出版者協会(AAP)は3月の純販売額を発表したが、今年最初の四半期(1-3月)を通して、成年向け書籍の市場で、初めてE-Bookがハードカバーの売上を抜いたことが明らかになった。1Q11では2億2,040万ドル対2億2,350万ドルであったが、1Q12では2億8,230万ドル対2億2,960万ドルと逆転している。印刷本はほぼ横ばいなので、E-Bookが3割近く伸びた結果の逆転であったということが出来る。ペーパーバックは10%ほど減らし、次のターゲットとなる (GalleyCat, 06/15)。 … [Read more...]

1月の米国出版界は電子も紙も◎

米国出版社協会(AAP)から2012年1月の出版統計(Monthly StatShot)が発表され、前年比で大幅に売上が伸びたことが明らかになった。全体では27.1%増の5億350万ドル。E-Bookが76%増の1億2,880万ドルとなったことが大きく貢献した。印刷本が14%あまり伸びたにもかかわらず、デジタルの構成比は25.6%。成年向け一般書籍では31%に達した。なお、今年からAAPの調査集計方法が変更されており対象企業は大幅に増加したが、過去の発表とは単純に比較できない。 … [Read more...]

117%増のE-Bookが牽引した2011年の米国出版

米国出版社協会(AAP) [»関連]は2月27日、12月の出版統計を発表し、2011暦年のE-Bookの売上が117.3%増加し、約10億ドルに達したことが明らかになった(宗教書等を除く)。印刷本は、ハードカバー(HC)、ペーパーバック(PB)、量販本(MM)の全カテゴリーにわたって下落した。大手出版社のデジタル比率は2割を超えている。なおAAPの統計は、大手出版社の速報値を反映するもので、米国の出版界全体の公式統計は、国勢調査とBookStatsを待つ必要がある。 … [Read more...]

米国のデジタル比率は推定20%台。来年は40+も

米国出版社協会(AAP)は12月23日、2011年10月度の出版統計を発表したが、印刷本は全般的に不振で、E-Bookも前年比81%増に止まったことを明らかにした。この結果、商業出版全体では7.8%の減少を記録した。しかし、1-10月のトータルでは、E-Bookは131.1%増と、なお勢いを維持している。商業出版全体では4.46%の減少。このデータは80社の数字を集計したもので、E-Bookは17社分しか含まれていない。しかしトレンドは示しているものと考えられる。 … [Read more...]

E-Book拡大も印刷本低落を補えず:9月のAAP

米国出版社協会(AAP)は、データを提供した会員の数字を基にした9月の販売統計を発表し、2011年の3つの四半期合計で、15社のE-Bookが7億2,770万ドルと前年比137.9%伸びたのに対して、印刷書籍は18.6%減少し、全体でも5.7%の減少となったことを明らかにした。しかし、今年前半で8.6%の減少を見せた印刷本の低落傾向は第3四半期に入ってやや落ち着き、他方でE-Bookの伸びはやや鈍化した。 … [Read more...]

米国の6月:電子本高成長維持も、印刷本大幅減

米国出版社協会が6月度の出版統計(出版社の卸販売額)を発表し、E-Bookは前年同月比167%増と、これまでのペース(前年比2.5倍)を維持したものの、成年向けペーパーバックが-64%と激減。同ハードカバー(-25.4%)、量販本(-21.6%)、児童・青少年向けハードカバー(-30.8%)、同ペーパーバック(-13.6%)と、印刷本が“総崩れ”とも言える状況を呈した。一部の出版社の1ヵ月分のデータで全体を云々できるものではないが、衝撃的な数字ではある。 … [Read more...]

カニバリズムは神話だった:米国出版市場は持続的成長

米国出版社協会(AAP)とシンクタンクのBISGが始めた新しい包括的な出版統計サービスBookStatsの最初のレポート(有料)が8月9日発表され、主要な数字が明らかにされた。最も注目されたのは、米国の書籍出版が2008年以降、E-Bookの急速に拡大する中で、全体としてどうなったかということだったが、不況下の2年間で5.6%と低いながらも着実に成長していたことが示され、少なくともマクロではE-Bookが出版業界にとって貴重な商品であることが確認された形となった。 … [Read more...]

2011年前半、米国のE-Bookは前年比2.6倍

米国出版社協会(AAP)は7月21日、加盟出版社の2011年前半(1-5月)の販売統計(卸販売額)を発表し、E-Bookが前年同期比で160%上昇したことを明らかにした。ペーパーバックとハードカバーはともに20%前後の落ち込みとなった。E-Bookは3億8,970万ドルで、成年向けハードカバー(3億8,620万ドル、-23.4%)を抜き、同ペーパーバック(4億7,310万ドル、-17.9%)に迫りつつある。オーディオブックDL(3,650万ドル)も17.0%増で、デジタル商品は出版社にとっての主要商品としての地位を固めつつある。 … [Read more...]

米国で本の新統計システムBookStats

NYで開催中のBook Expo Americaで5月24日、BookStatsという販売データサービスが発表された。これは米国出版者協会(AAP)と出版シンクタンクのBook Industry Study Group (BISG)の提携により実現したもので、米国内の大小出版社1,100社の印刷本とE-Bookの卸販売額を、分野やチャネル別にトラックする、従来にない正確な販売統計が、過去3年に遡って提供される。従来はAAP加盟の有力企業14~16社分)の数字だけがあり、中小を含めた数字は推定されるしかなかった。新しいレポートは7月から提供される(有償)。 … [Read more...]

ネットで印刷本は死なず、むしろ増える!

E-Bookは印刷本を喰うこともあるが、その逆に助けることもあるはずだ、というのは証明不十分の仮説だが、バウカー社の年次レポートは、後者のトレンドをかなりよく描き出している。2010年のE-Bookの爆発的成長にもかかわらず、在来の印刷本の出版点数も5%の成長を見せた。新刊は09年の30万2,410点から31万6,480点となったが、前年の4%と連続して伸びたことになる。とくに小規模出版社や自主出版の活躍が目立っており、出版活動が活性化していることを示した(同社リリース)。 … [Read more...]

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