米国の著作権制度が有効に機能していると考える人はほとんどいないが、改善の方向性と手段についてのコンセンサスにはまだ遠い。下院のジュディ・チュー(民主党、カリフォルニア)と共和党のトム・マリノ(共和党、ペンシルヴェニア州) […]
著作権
「ホームズ&ワトスン」はパブリック・ドメイン
IPR訴訟を管轄する米国連邦巡回控訴裁判所は6月16日、「シャーロック・ホームズ」の大部分を含むコナン・ドイルの初期著作がパブリック・ドメイン(PD)に入っている以上、そのキャラクターであるホームズとワトスンの著作権も失 […]
海賊取締の暴走でフィンランドが著作権法審議へ
フィンランドでは最近の憲法改正により、国民投票を通じて市民が議会に法案を提出する権利を認めているが、7月23日、著作権法の適用緩和を求める立法提案が「6ヵ月以内に5万人」という条件をクリアしたことが伝えられた。こうしたイ […]
「著作権は何のためにあるのか」の研究
イリノイ大学ロー・スクールのポール・ヒールド教授が最近発表した統計的研究(→PDF)によれば、著作権は著作の入手を困難にし、パブリックドメインはその逆に働くことが明らかになった。ISBNでアマゾン・ストアからランダムに抽 […]
ネット視聴サービス合法化で変わる米国TV業界 (♥)
TVの放送映像をWebで録画/視聴できるAereoの「ストリーミングTV」サービスに対する差止め請求を審理していたニューヨークの米国連邦控訴審裁判所(デニー・チン裁判長)は4月1日、これを適法とする判断を下した(→判決書 […]
米国最高裁で教科書「価格差商法」が逆転勝訴 (♥)
米国連邦最高裁判所は3月19日、安価に入手した教科書の海外版を大量に輸入し、米国内で100万ドル相当を売り捌いたタイの学生をジョン・ワイリー社が訴えたケースについて、6対3の大差で「適法」と認める判決を下した。この行為は […]
カーチス/MUSOの海賊監視サービスが成果発表 (♥)
米国の著者エージェントで業界のオピニオン・リーダーでもあるリチャード・カーチス氏が、英国のITサービス企業MUSO社と組んで始めたE-Book海賊退治プログラム(Muso TNT)の成果が12月4日に発表された。ファイル […]
P2P海賊善玉説にRIAAが反論
P2Pによる違法ダウンロードは、日本でも罰則が強化されたが、P2Pは必ずしも著作者にとって悪いものではないという主張も根強く、そうした研究や調査も発表されている。そしてメディア研究のメッカである米国コロンビア大学は最近、 […]
E-Book市場を襲う「スパム」本の脅威 (♥)
マスとしてのE-Book市場の成立とともに、好ましからざるものが現れる。一般的には海賊版だが、これは騒がれる割に確認可能なデータが乏しく、E-Bookとは無関係に昔から存在した。現実に大問題となってきたのは、剽窃、粗悪、 […]
図書館問題の第2ラウンド:合意への模索
米国で火がついた「ハーパーコリンズ社 vs. 図書館」問題は、図書館の積極的・消極的な、ハーパーのE-Bookを対象としたボイコットが広がったことで新たな段階に入った。さすがに知識ビジネスの関係者だけに、議論も理性的であ […]