カナダで著者収入が「危機的水準」に?

日本では「作家の収入」が話題になることはほとんどない。カイシャである出版社の収入は問題になっても、「業界」を持たず、「巨額」にならない個人の収入(あるいは印税総額)などはどうでもいい、というのが慣習なのだろう。しかし、出版の伝統がある国ではそう考えられていない。著者は出版を支える重要な存在で、文化行政の関心事でもある。 … [Read more...]

窮乏化し、自立を目ざす米国の著者たち

米国作家協会(AG)は2009年以来となる作家の収入実態調査を行い、会員の56%は連邦政府が定める貧困基準(FPL)である1万1,670ドルを下回っていることを明らかにした。レポートはまもなく発表されるが、ここでは簡単な概要と論点を述べておきたい。2009-2014年に著者に起きたことをどう受け止めるのか、ということだ。 … [Read more...]

KUの新印税方式は期待が持てるかも

Kindle Unlimited (KU)が著者への印税支払方式を変更して1ヵ月が過ぎ、不安のうちに最初のレポートが来た。作家のブログから彼らの反響を集めることで、新方式の影響を知ることが出来るだろう。まだその時期ではないが、作家の皮算用レポートによると、一部で推定された「ページ0.6セント」というのはそう悪い数字ではなさそうだ。 … [Read more...]

著者 vs. 出版社:50%めぐる攻防(2) ♥

どこの世界でも「先生」と持ち上げられる存在は商売に疎いところがある。米国の出版社は著者たちを格付けし、巧みに分断することに成功した。今日の米国出版界の問題は、被害者を装った大手出版社の一人勝ちによって生じ、複雑化している。自主出版の拡大は、デジタル時代の「中間層の没落」と裏腹の関係にあるが、出版社は「中間層」を救うだろうか。[全文=♥会員] … [Read more...]

著者 vs. 出版社:50%めぐる攻防(1)

米国作家協会(AG)は7月9日、先に発表したFair Contract Initiative (FCI)の一環として行われた調査分析の結果を発表し、業界の標準的E-Book印税率の不公正さを批判し、著者を対等のパートナーとして処遇するレート(収益の50%)を要求した。「アマゾン vs. ビッグファイブ」が終わり、より重大な「著者 vs. 出版社」の季節の始まりだ。 … [Read more...]

「もの書き」は絶滅危惧種か?

英国の職業作家の収入に関する最新の調査結果が、著作権と版権料支払に関わる機関から発表され、ライターという職業が収入低下により「限界点」に達していることが明らかになった。窮乏化の原因が出版ビジネスの没落でないことは(日本以外では)実証済なので、これはクリエイティブ産業における「労働分配率の低下」を示すことになる。 … [Read more...]

「著者の没落」の真相と著作権の妥当性(♥)

一般的に言って、物書きという職業が成り立ちにくくなっていることを実感されている方は多いと思うが、著作権者の経済活動についての調査を行っている英国の団体が、“著者の窮乏化”を裏づけるデータを発表した。コンテンツビジネスの繁栄と著者の没落は事実なのか。そこに不公正は存在するのか。仮にそうならば、著作権制度は(どう)変えるべきか。これはかなり息の長い議論の出発点かも知れない。[全文=♥会員(期間限定公開)] … [Read more...]

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