オーディオブックまたも米国出版社を救う

米国出版社協会 (AAP)は、会員1,375社分の2018年販売実績を発表した。かつては米国出版界を代表した在来の大手・中堅出版社で、AAPに売上情報を提供している企業という限定付だ。売上は前年比4.6%増の78億3610万ドル(8,620億円)。紙は堅調、E-Bookは生彩なく3.6%減だが10億ドルを確保。A-Bookは37.1%と躍進を続けている。デジタルの合計は約19%。 … [Read more...]

米国出版社の「鏡の国の戦争」は続く

米国出版社協会 (AAP)は10月29日、今年の3四半期の出版統計を発表した。売上は前年同期比で4.4%増の2億2,830万ドル。成長はもっぱら成年向け (+4.4%)だが、青少年向け (+3.5%)、宗教 (+7.6%)。教育・学術出版、実務書、教材などは5~10%減少した。フォーマット別では、E-Book (-3.9%)の減少とA-Book (+37.4%)の急伸が目立っている。 … [Read more...]

米国在来出版の停滞を映すデータ

米国出版社協会 (AAP)は7月21日、昨年の卸売上データ(1200社分)を収録した StatShot Annual Report (SS-A)を発表し、数量ベースで27.2億冊、金額も横ばいの262億3000万ドルと推定した。商業出版物は159億5000万ドルだが、過去5年間の変化が-3%で、毎年膠着したような推移を見せるのは、非公開の「モデル」による推定に依存した算出方法によるものだろう。 … [Read more...]

米国のオーディオブック市場が30億ドルに近づく

米国のオーディオブック市場が28億ドルに達したことを業界団体のAAPが発表した。2017年の前年度比伸び率は22.7%、数量ベースでも21.5%で、6年連続の二桁成長は止まる気配がない。今回のレポートで初めて「本の全フォーマットの中でのA-Bookの位置づけ」に注目し、ハードカバーの印刷本からE-Bookまでの本の消費と強い関係があることを明らかにした。 … [Read more...]

米国出版業界がいま知る「失われた5年」

米国出版社協会(AAP)は9月28日、会員1,200社の5月の販売統計を発表し、E-Bookの売上が2年以上ぶりに前年比でプラスとなったことを明らかにした。2.4%とごくわずかなものだが、AAPの発表はハードカバー(+6.7%)ではなく、これをリリースの見出しとした。E-Bookの数字が再び注目されるようになったことを示している。これはただごとではない。 … [Read more...]

米国在来出版社の「失われた4年間」

米国出版社協会(AAP)は6月15日、会員企業1,200社の2016年の販売統計を発表した。全体として前年並み、A-Bookは25.8%増、E-Bookは15.6%のダウンという内容は、ほぼ既知のもので、もはやこの統計は市場の半分も代表してはいないが、年間(1-12月)の確定数値なのでコメントしておきたい。 … [Read more...]

反デジタルが生んだ「衰退と安定」

米国出版社協会(AAP)は11月16日、今年上半期(1H)の売上を発表し、全体として前年同期比で3.4%ダウンしたことを明らかにした。一般書は、1Qに6.7%落ち込んだ後の2Qで4.6%増の回復を見せたが、1Hでは1.1%減に終わった。E-Bookはじつに20%の減少で、昨年に始まる「脱デジタル」と「大手の衰退」傾向はまだ止まらない。 … [Read more...]

出版社の戦略的失敗の証明

米国出版社協会(AAP)は、出版統計サービスStatShotの3月分および2016年第1四半期の数字を発表した。ともに-3.0%、-2.7%と低迷しており、大出版社の年央までの業績と重なっている。四半期では、商業出版が7%、E-Bookは21.8%の減少となった。本誌の仮説が正しければ、これは出版ではなく、大出版社の凋落を意味する。 … [Read more...]

深まる米国出版統計の謎

米国出版社協会(AAP)は2015年の年次統計(確定版)を発表した。売上は277.8億ドル、部数は27.1億。いずれも前年比でほぼ横ばい(0.6%減)を示している。では市場は無風だったのだろうか。そうではないと考えるべき兆候は多いが、あまりに多くの取引が、在来統計の網からは漏れており、そのギャップが拡大している。 … [Read more...]

2015年「紙への回帰」の悲惨な結末

米国出版協会(AAP)は、昨年11月の出版統計Statshot を発表し、同月までの合計で前年同期比の売上が1.2%の微増だったのに対して、E-Bookが12.7%と大幅な下落を記録したことが明らかになった。本誌が指摘しているように、表面的には「穏当」な数字の中で、在来出版社は深刻な問題を蓄積させており、出口も見えていない。 … [Read more...]

AAP統計が示した「脱デジタル」の悲惨

米国出版社の公式統計を発表しているAAPは、今年8月までの数字を発表し、今年3分の2を過ぎた時点での前年との比較を示した。それによると、商業出版では印刷本が12.2%と好調だったのに対し、E-Bookは11%減少。全体では1.1%のダウンだった。ビッグファイブは現時点で「同じ価格なら紙が勝つ」という当たり前のことを証明した。でもそれに何の意味があるのか? … [Read more...]

NYタイムズ「E-Bookの没落」記事の太平楽 (♥)

AEのレポートは、前日に出たNYタイムズ紙の記事に対する反証を示している。ということで、タイムズ紙の記事がどんなものであったかを確認しておくことも無駄ではないだろう。ここには、当事者に近いほど「現実を見たいように見る」という典型があり、その意味で現在という時代をよく知ることができるからだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

在来出版社「デジタルの落日」!?

在来出版社のE-Book販売の減少が加速している。Good eReaderによれば、米国出版社協会(AAP)が発表する月次統計で、1-7月のE-Book販売が前年比9.3%減少。4月には前年同月比で51.6%と半減している。これは一時的要因やブームの終焉でもなく、AAPが代表する在来出版社がE-Book市場で存在を薄めていることを意味している。 … [Read more...]

演出された「E-Bookのニッチ化」

米国出版社協会(AAP)は7月16日、2015年第1四半期の統計を発表したが、商業出版の売上は前年同期比2.2%減の14億9,800万ドル。フォーマット別内訳で、E-Bookが7.5%、ハードカバーが6.7%と減少を見せたのに対してペーパーバックが8.6%増と回復したことが注目されている。電子対紙で見ると30.9%から29.2%へと1.7ポイントのダウン。 … [Read more...]

米国著作権制度改革で議論が活発化

米国の著作権制度が有効に機能していると考える人はほとんどいないが、改善の方向性と手段についてのコンセンサスにはまだ遠い。下院のジュディ・チュー(民主党、カリフォルニア)と共和党のトム・マリノ(共和党、ペンシルヴェニア州)の両議員が6月12日に提案した討議草案 Copyright Office for the Digital Economy Act (CODE Act)に、出版界の2団体はそれぞれ異なる反応を示した。 … [Read more...]

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