AER最新版の新しいデータばかり取上げてきたが、定期情報にも特筆すべき変化があった。それは米国の出版タイプ別売上金額シェアで、ビッグ・ファイブ(B5)が初めてトップの座から転落したことだが、逆転されたのはインディーズでは […]
Author Earnings
グローバルに展開する「インディーズ」
AuthorEarnings (AE)が3月7日、米国だけでなくその外側にある英語圏市場を対象に含めた新しいレポートを発表し、米国以外でもインディーズの進出が顕著になっていることが明らかになった。英国については2015年 […]
AEが解明した米国商業出版の全体像:(1)構図
今年のDigital Book World (DBW)では、AuthorEarnings.com (AE)のデータ・ガイが基調講演で登場し、2016年の米国商業出版を定量的、マクロ的に分析した講演を行った。こうした役割は […]
Author EarningsのQ2レポートは情報満載
Author Earnings (AE)は、今年2回目となる四半期レポート(AER-0216)を発表した。今回は、価格と売上の関係を多角的に分析しているのが特徴だが、とくに著者のタイプによって価格がどのように売上げ(著者 […]
米国E-Book市場の真実は霧の中
先週米国シカゴで開催されていたBookExpo America (BEA2016)のパネルで、ニールセン社のケントン・ムーニー氏は、同社のBookscan の数字として、2015年の米国E-Book市場が、2014年比で […]
データ・ガイとのQ&A (2)
データ・ガイが最も出版関係者に共有してほしいことは、マーケティングにおけるリアルタイム・データの利用だろう。出版プロジェクトの成否は時期的な要因に左右されることが多いが、これまではデータを得て利用する方法がなかったからで […]
データ・ガイとのQ&A (1)
DBW2016 (3/7-9)に登場したデータ・ガイ(DG) の講演要旨については本誌でもご紹介したが、TeleRead (3/27)はDGへのインタビューを行い、一問一答形式で記事にしたのでご紹介したい。16項目にわた […]
DBW2016に登場したデータ・ガイ
Author Earningsのデータ・ガイは、SF作家というよりは、ビッグデータの蜘蛛を自在に操る本物のデータ専門家だった。これは新鮮な驚きをもたらし、DBW 2016を建設的なものとしたようだ。分裂した業界が共通の課 […]
著者の独立はいかにして可能になったか (3) ♥
「データ・ガイ」インタビューの最終回。大出版社の没落と自主出版の台頭という伝統的出版人が見たくなかった事実がようやく認知されようとしている。しかし、彼はそれ以上に重要なことに目を向けさせようとしている。市場のかたちは読者 […]
著者の独立はいかにして可能になったか (2)
2014-15年は米国の出版界がE-Bookをめぐって分裂を始め、それとともに著者と出版社との矛盾、著者の格差拡大が決定的となった時期に当たる。AEのレポートは最も弱い著者の判断を支援するものとなった。しかし、AEはそれ […]