あとワン・ストライクで「アウト」のB&N

米国最大の書店 (Barnes & Noble)の名前は2019年の出版メディアの「予想」からは完全に消えていた。十分「予定」に組入れているものの、話題にするにはまだ気持の整理がついていないというあたりだろう。しかし、米国の投資情報サイトInvestorPlace は、「もう1Q悪い数字を出せば破産申請」と評価した。次の4Q (2019年2月末まで) の発表は3月7日と予告されている。 … [Read more...]

レン・リッジオと大型書店チェーンの終焉

B&Nの売却をめぐる新しい情報が Wall Street Journal (WSJ, 11/06)から伝えられた。パーネロス前CEOが売却交渉をしていた相手が、英国の大手小売 WHスミス社だったということだ。当事者は確認していないが、この情報は舞台裏を垣間見せてくれて、さらに多くの情報を誘引するものと考えられている。 … [Read more...]

B&N「退職金払え」「給料返せ」の泥沼

B&N問題は、買い手と金額などに移行したと考えられていた。売却の準備のために、外部法律事務所に依頼して「社外特別機関」を設置する届をSECに提出したりしたからである。しかし、これは売却を急ぐためではなかったようで、リッジオ氏は、売却よりも年末商戦よりも、追放した前CEOの「責任」を追及する損害賠償を裁判所に提訴した。 … [Read more...]

B&Nの最後(?)

B&Nは10月3日、「切迫した戦略代替案」を正式に検討する取締役会を開催すると発表した。同社に対する単数ないし複数のグループによる株買占めの動きがあったためとしている。また短期株式譲渡制度の採用も決めた。「企業防衛措置」の発動が実際の「脅威」に対抗するためなのか、それともたんなる時間稼ぎの「煙幕」なのかはまだ不明だ。 … [Read more...]

出版界に愛想を尽かされたB&N

B&Nの前CEO解雇は、当事者による提訴に発展したが、それ以上に出版界を揺さぶった。何よりも、創業筆頭株主に事業継続意思がないことが暴露されたためだ。巨大書店チェーンという、業態を一社で代表するB&Nには競争がなく、採算も悪化しているとなれば、2011年に経営破綻したBordersの運命を想起させる。 … [Read more...]

真夏のB&N「怪スキャンダル」事件

猛暑の8月が終わろうとしていたニューヨークで、B&Nの前CEOデモス・パーネロス氏が不可解な沈黙を破り、前雇用主を「名誉棄損・契約義務違反」で告訴した。4年間で4人というトップの解雇はもはや恒例というほかなく、「非行」を理由にした退職金なしとされたことだけが異例と言われていたが、やはりタダでは済まなかったようだ。 … [Read more...]

投資グループはB&Nをどうするか (♥)

なおも迷走を続ける世界最大の書店 Barnes & Noble に投資グループからの買いが入り、久々に新展開の風が吹いてきた。シェアは5.7%(約2,400万ドル)、具体的な提案や要求は明らかではないが、そう悠長な話とは思われない。この株主には以前にも高値で売却した履歴があるからだ。ハゲタカではないとしても、長期保有の健全な株主とも言い難いだろう。明確な意図とスケジュールを持っている。[全文=♥会員] … [Read more...]

「B2B時代」は終わった: B&Nに近づく終焉(♥)

Barnes & Noble (B&N)は7月3日、デモス・パーネロスCEOを「解雇」したと発表した。理由は明示されておらず、財務報告やそれに関連する背任など不祥事が理由ではないとし、ただ会社の「方針」に違反し、法律顧問の勧告に従ったことを理由としているが、退職金などはない。新CEOが見つかるまでの間はCFOなど他の役員を含む委員会が管理する。[全文=♥会員] … [Read more...]

B&Nの「時間との戦い」

B&Nが四半期決算 (3Q)の発表に続いて「長期戦略プラン」を発表した。昨年就任したデモス・パーネロスCEOは「顧客満足の向上と長期的な利益率の向上の実現」を表明している。同時に5月からスタートする新年度に5つのプロトタイプ店舗を開店する計画を明らかにして挽回への意欲を見せた。問題は(彼が言うように)どれほどの時間が与えられるかのようだ。 … [Read more...]

「世界最大の書店」はなぜ消えるのか: (1)本という商品

世界最大の書店、Barnes & Noble (B&N)の大量解雇の波紋が広がっている。有効で戦略なき「選択と集中」は清算プロセス、ということは常識だが、やはりB&Nともなると意味は大きい。一つの業態が寿命を迎えたことを意味するからだ。出版社は大型書店が激減することを想定して行動しなければならないだろう。それはチャネルに与える以上の問題だ。 … [Read more...]

B&Nの「特別な冬」

Barnes & Nobleにとって、たぶん今年のホリデー・シーズンは特別なものとなるだろう。同社は先週ニューヨークで戦略発表会を開催し、Nookの新製品や、ホリデーギフトにフォーカスした対話型アプリを披露した。「弊社はテクノロジー企業ではない」とNookからの離脱を宣言したばかりだが、やはりニュースにできるものはデジタルなようだ。 … [Read more...]

B&N Nookはどこで間違ったのか (♥)

Kindleとほぼ同じビジネスモデルで出発し、2010年時点では並ぶ存在だったNookの敗北は、歴史的な意味を持っている。デジタルはもともと「勝者総取り」という性質が強いが、世界最大の書店が新興のオンライン書店とE-Bookで対決して完敗し、本業も危機に瀕している。その理由を吟味することは、今後5年間に起こることを知る上で重要だ。[全文=♥会員] … [Read more...]

B&NがついにNookギブアップ宣言

B&Nの創業者兼大株主であるレン・リッジオ氏が初めてNook事業の失敗を公式に認めた。Kindleから2年遅れて(2009年11月)スタートしたNookは、世界最大の書店のE-Book事業として始まり、2013年まではシェア2位で期待と注目を集めたが、マイクロソフトとの提携に失敗したあたりから急坂を転げるようになっていた。 … [Read more...]

「世界最大の書店」に買い手は見つかるか

Barnes & Noble (B&N)が自身の売却について投資銀行筋と交渉を行っている、という噂を金融情報メディアのDealReporter (DR)が伝えた。B&Nが否定したことで噂に火が点くことはないが、株主を中心に低迷する株価に不満が高まっていることが背景にあると思われる。問題は、買い手が(アマゾン以外に)見つかりそうもないことだろう。 … [Read more...]

B&Nの運命は「オンライン」が握る(♥)

Barnes & Noble (B&N)は6月22日、2017年4Qおよび年度の決算を発表し、ほぼ予想通り6.7%の売上減という内容だったが、同日の株価は7.85%増と反応した。「早く買われろ」という市場の催促のようだが、オーナーが誰であれ、全米640店舗の書店は、その地域と読者にとって重い存在であり、オンラインで代替できない。[全文=♥会員] … [Read more...]

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