出版界の地殻変動を示す5枚のチャート (1)

米国ではKindle以後6年を経て、変化のトレンドを再評価しようという空気が強まっている。学者でジャーナリストのジェーン・フリードマン氏が、共有すべき5枚のチャートをブログやPinterestで公開し、注目されているので紹介しておきたい。市場データは山のように目にするが、発見を伴うものは少なく、見落としも多くなる。キュレーターによるセレクションとポイントを押さえた解説は貴重だ。 … [Read more...]

AEレポートNook編で分かったこと

「著者収入レポート」でこの数週間にわたる激烈な論争を巻き起こしたヒュー・ハウィ氏とAuthorEarningsは2月25日、前回のアマゾン編(7Kおよび50K)に続くB&N Nook編を発表した。方法はアマゾンの場合と同じく、調査に協力した作家のタイトルの頒価、販売数とランキングに基づいたもの。オンラインストアでは2位のB&Nは、昨年「売上の25%が自主出版」によるものと発表していた。 … [Read more...]

2014年10大予想 (1):Nookが消える

毎年、この世界の有力アナリストによるE-Book「×大予想」を紹介してコメントしてきたが、今年もやっておこう。専門家は重要なトレンドと思われる動きを、兆しの段階で捉えそれらが拡大する時期を予想する。そのまま当たらないものもあるが、ほぼその通りになることは多い。少なくともトレンドを形成する要因を分析しているので、役に立つものであることは間違いない。 … [Read more...]

B&N Nookの低落が続き危険ゾーンへ

B&Nは11月26日、10月26日で終わる四半期(2Q14)の決算を発表し、売上が前年同期比8%減の17億3,000万ドルに終わった一方で、営業利益(EBITDA)は6,650万ドルから7,570万ドルに増加したことが明らかになった。純利益は1,320万ドルで前年同期の赤字から回復した。深刻なのはNook事業で32%減の1億870万ドル。デバイス関係は41.3%減の5,100万ドルとなった。 … [Read more...]

進むに進めず、引くに引けないB&N (♥)

B&Nは2014年1Q (13年5-7月)の決算を発表したが、売上が8.5%減の13億ドル、連結損失は8,700万ドルと倍に膨らんだ。Nook事業の急降下が止まらず、前年同期比20%減の1億5,300万ドル。タブレットからの撤退を表明しているデバイスは当然としても、コンテンツも減少しているのが痛い。リッジオ会長による書店の買取り計画は「延期」と発表。しかし、不思議なことに従来の路線を撤回して、正攻法による復活を表明している。これはどう読めばいいのか。[全文=♥会員] … [Read more...]

漂流するB&Nがリンチ船長を放棄

Nookタブレットからの撤退を発表したばかりのB&Nは7月8日、3年にわたって会社をリードしてきたウィリアム・リンチCEOの退任を発表した。円満退社の体裁をとってはいるが、4ヵ月前に契約を延長したばかりで、更迭とみられている。後任の発表はなく、当面はレナード・リッジオ会長(筆頭株主、創業者)の親政により、Nookと書店を直轄する。遅くとも9月までには Nookの新しい方向と体制が発表されるものと見られる。 … [Read more...]

B&N Nookタブレット撤退に続いて起こる事態

B&Nは6月25日、Nookタブレットの製造・販売から正式に撤退するとともに、パートナーシップ・モデルの下でカラー・タブレット市場にコミットしていくという方針を表明した(→リリース)。リーディング・プラットフォームと読書デバイス(Simple Touch/Glowlight)の生産は継続する。2013年の決算発表の中で述べたもので、前四半期に続くNook Media事業の危機的事態の中で、ひとまず株式市場を落ち着かせようとしたものだが、これで解決すると考える向きは皆無に近い。 … [Read more...]

マイクロソフト+Nookに未来はあるか (♥)

マイクロソフトがB&NからNook Media LLCを10億ドルで買収しようとしている、とTechCrunchが報じたのは5月8日のことだった。B&Nの株は急騰。同社の「内部文書」をもとにした報道だったが、当事者たちはコメントを拒否。代わりにInsider … [Read more...]

B&Nが自主出版のブランド化へNook Press (♥)

B&NのNook Mediaは4月9日、FastPencil の協力を得て自主出版サービスの PubIt! を強化するとともに、これをNOOK Pressブランドと改称したことを発表した。名称変更が示すことは、すでに自主出版物がE-Bookの売上の25%を占めるエコシステムの柱になったということだ。NOOK Pressでは原稿から配信、マーケティング、販売管理までの環境が使いやすく、強化された。著者の獲得に向けて、機能やサービスの競争が激化している。[全文=♥会員] … [Read more...]

漂流するB&N Nookビジネスの行方(♥)

B&Nは1月31で終了した第3四半期の業績発表を行ったが(→リリース)、事前予告通り、Nook事業が前年同期比26%減の大幅縮小(3億1,600万ドル)となり、損失は8,260万ドルから倍を超える1億9,040万ドルに拡大した。コンテンツは6.8%増。B&Nのストアの売上も10.3%減少したが、どうにか7%増の2億1,200万ドルのEBITDAを確保した。ウィリアム・リンチCEOは「Nook部門におけるコスト構造を適正水準にするために重要な措置をとる」こと、在庫処分のためのNookデバイスの償却を行うことを明らかにした。[全文=♥会員] … [Read more...]

B&NがNookデバイスから撤退か

2月25日付New York Timesは、消息筋の情報として、B&Nがデバイス事業(Nook)から撤退し、コンテンツの販売については他のメーカーとの提携に切替えることを検討していると伝えた。同日のDBWによればB&Nのスポークスマンはこの観測を否定した。噂や憶測は出ていたが、リンチCEOが昨年11月、企業の未来であると言い切った事業について、NYTがさらに撤退説を報じる根拠は何か。 … [Read more...]

急成長が続くタブレット市場の裏側

IDCは1月31日、昨年第4四半期(4Q12)のタブレット世界出荷データの予報版を発表し、前年同期比で75.3%増の5,250万台、前期と比べても74.3%増となったことを明らかにした。平均小売価格の低下と様々な新製品の登場、年末の消費増などが寄与したものとされる。アップルiPadは48.1%増の2,290万台となったが、シェアは2期連続でダウンし、43.6%となった。サムスンが263%と爆発的な成長で2位につけ、15.1%を確保した。しかし、2011年にNook ColorをヒットさせたB&Nは大きく落ち込んで危険水域に。 … [Read more...]

波乱の第2ラウンドの予感:B&N/Nookの失速 (♥)

B&Nの決算発表は、予想どおり惨憺たるものだった。書籍市場が最も活況を呈する年末、あらゆる小売店が赤字からの挽回を期待するこの時期に、書店もWebサイト (BN.com)も、Nookデバイスも揃ってダウンしたことは衝撃を持って受け止められている。この傾向が続けば、アマゾンに次ぐナンバー2の地位はおろか、事業の継続性にも疑問符が付く。もしかすると、大手出版社が卸販売制への回帰を進めた結果、価格競争が進み、消費者のアマゾン選好が強まったのかも知れない。だとすると、シェアの変動も予想される。[全文=♥会員] … [Read more...]

ピアソン+B&N Nookの資本提携が語る未来

B&Nは12月28日、E-Book子会社の Nook Media (NM)が、世界最大の教育出版社である英国ピアソン社から8,950万ドル(約76億円、約5%)の出資を受けると発表した(→リリース)。別にワラント債も5%相当ある。世界的な出版大手と(E-Book)流通との結びつきは初めてのことで、21世紀の業界再編につながるものとして注目される。B&Nは同時に冬休み商戦が期待を下回った結果、2013会計年度の予想を下回ることを明らかにした。 … [Read more...]

書店の反撃:B&Nの店頭“インスタント・ギフト”

米国最大手の書店チェーンBarnes & Nobleは12月20日から5日間限定で、価格統制から離脱した大手出版社のベストセラー本を含む20点について、1冊買えば別の1冊をギフト用に無償ダウンロードできる店頭販促キャンペーンを展開した。新しい契約によって卸販売が可能になったことで小売価格が自由化され、店頭での創意工夫が生きる環境が生まれたが、その機会を最初に使ったのはアマゾンではなくB&Nのリアル書店だったということになる。 … [Read more...]

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