2013年のE-Bookはバブルなしで成長

米国出版社協会(AAP)とシンクタンクのBISGが共同で行っているBookStats レポートの2013年次版 (Vol.4)が発売され、出版社1,600社のデータに基づく卸販売額が明らかになった(→リリース)。総売上はほぼ横ばいの270億ドル(部数は25億9,000万)。商業出版は前年比1%減の146億3,000万ドル。E-Bookの売上は、金額で横ばいの30.6億ドル。部数は10.1%増5.1億冊。 … [Read more...]

デジタル化で進む英語出版物の氾濫

米国の出版社が2012年に海外で販売した英語E-Bookの売上が、前年比63%増の1億2,150万ドルに達したことがAAPの発表で明らかになった。印刷書籍は1.3%増の7億1,180万ドルと停滞。デジタル比率は一気に14.6%となった。アマゾン、アップル、Koboなどのグローバル・プラットフォームの欧州、アジアへの拡大の結果、米国以外でのデジタル・リーディングが普及し始めたことが背景にある。出版社もマーケティング活動を強化しており、出版市場の国際化と世界的企業再編が急速に進むことになろう。 … [Read more...]

世界はどちらに向かっているのか?

大手コンサルティング会社 PricewaterhouseCoopers (PwC)は、6月5日に発表した年次レポートで、米国の一般商業出版市場において、2017年にE-Bookが印刷本を上回るという大胆な予測を披露した。150億ドルあまりの全体規模は変わらないまま、デジタルが現在の成長を維持し、その分紙が消えていくというラフな前提だが、根拠を明らかにしていない。最近 BookStatsで明らかになった事実を踏まえておらず、早くも批判が集まっている。書籍出版市場が成長することはなく、紙はフェイドアウトするもの、という「世間」の認識を示すものではある。 … [Read more...]

米国デジタル出版革命の総括 (2) 新しいルール (♥)

米国において、E-Bookは5年で3000億円の規模に達した。注目すべきことは、規模や成長率よりも、この市場の性格と、デジタルを背骨としE-Bookを戦略商品とする21世紀型出版市場の構造だ。E-Bookは一つのフォーマットであり、印刷フォーマットと深い関係にある。出版経営は目標に対して全体を最適化することだが、その軸が伝統的な商品とチャネルではなくコンテンツとマーケティングにあること、デジタルは増幅要素であることを、米国の出版社は学んだ。だから低価格を怖れたりはしない。 [全文=♥会員] … [Read more...]

米国デジタル出版革命の総括 (1) 出版社

BookStats 2013については、先週号で紹介したが、無料で得られる要約情報としては、BISGが5月15日に開催したセミナー(MIP=Making Information … [Read more...]

30億ドルに達した米国E-Book市場

米国出版社協会(AAP)とBISGは、BookStatsの年次レポートを発表し、一般消費者向けE-Bookの売上が2012年に30億4,200万ドルに達し、前年を44%上回ったことを明らかにした (paidContent, 5/14)。また商業出版全体でも6.9%アップの150億4,900万ドルとなった。この結果、デジタル比率は20%となった。この数字は最も包括的な出版統計となる。先月発表された数字は予備的なもので、集計対象企業などが異なる。 … [Read more...]

デジタル傾斜が進んだ2011年米国出版界

米国出版社協会(AAP)は7月18日、会員300社を対象とした出版統計調査BookStatsの結果を発表し、2011年の書籍市場規模(教育・専門書を含む全分野、卸売ベース)が対前年比2.5%減の272億ドルとなったことを明らかにした。しかし数量では27.7億冊と3.4%増加しており、消費行動は落ちていない。E-Bookは引続き拡大を続けており、また出版社の直販を含むオンライン販売が35%も増加して50億4,000万ドルとなり、売上構成比で18.5%を占めている。しかし、さらに注目すべき点が細部にある。 … [Read more...]

カニバリズムは神話だった:米国出版市場は持続的成長

米国出版社協会(AAP)とシンクタンクのBISGが始めた新しい包括的な出版統計サービスBookStatsの最初のレポート(有料)が8月9日発表され、主要な数字が明らかにされた。最も注目されたのは、米国の書籍出版が2008年以降、E-Bookの急速に拡大する中で、全体としてどうなったかということだったが、不況下の2年間で5.6%と低いながらも着実に成長していたことが示され、少なくともマクロではE-Bookが出版業界にとって貴重な商品であることが確認された形となった。 … [Read more...]

米国で本の新統計システムBookStats

NYで開催中のBook Expo Americaで5月24日、BookStatsという販売データサービスが発表された。これは米国出版者協会(AAP)と出版シンクタンクのBook Industry Study Group (BISG)の提携により実現したもので、米国内の大小出版社1,100社の印刷本とE-Bookの卸販売額を、分野やチャネル別にトラックする、従来にない正確な販売統計が、過去3年に遡って提供される。従来はAAP加盟の有力企業14~16社分)の数字だけがあり、中小を含めた数字は推定されるしかなかった。新しいレポートは7月から提供される(有償)。 … [Read more...]