世界最大の出版社PRHは売上の1割を失った

ベルテルスマン・グループ傘下の世界最大の商業出版社 Penguin Random House (PRH)の2016年の業績が前年を下回ったことが明らかになった。売上が9.6%減の34億ユーロ、EBITDAは3.6%減の5億3,700万ユーロで、とくに10%近い減収は軽くない。紙だけでも十分成長できるはずだったが何が起きたのか。 … [Read more...]

2016-17年のトレンド:(3)デジタルの10大潮流 (♥)

2016年の最大の事件は、英語圏E-Book市場での商業出版社の凋落と自主出版の躍進であった。大出版社による価格設定権の奪取は、シェアの喪失と著者の「脱出版社」を招いた。他方で、オーディオブックがデジタルにおける出版社の希望の星として浮上している。[全文=♥会員] … [Read more...]

冬の商戦はB5の「バルジ」か

米国のビッグ・ファイブ(B5)出版社の四半期決算において、E-Bookの価格上昇の結果が顕著な形で現れ始めた。E-Bookの販売不振は当然として、それが全体にどう影響するかが見えてきたのである。Publishers Weeklyの11月6日付記事は「E-Book販売の減少が中心部を直撃」という記事を掲載している。しかしB5には動揺の色が見えない。 … [Read more...]

E-Book値上げが招いた危機(2):教訓(♥)

米国大出版社の失敗は、価格だけに気を取られて「読者との関係」という21世紀の出版ビジネスを理解していなかったところに本質がある。アマゾンとともに、E-Book市場において築いた地位を失いかけているのは、デジタル革命の「成功」体験で生まれた実力の過信とあった。ゲームはまだ終わっていない。[全文=♥会員] … [Read more...]

E-Book値上げが招いた危機(1):戦略的失敗

世界最大の出版社が自ら望み、アマゾンとの厳しい交渉の末に実現したE-Bookの値上げで苦境に陥っていることを Wall St. Journal紙が報じた(09/03)。本誌が予想していたシナリオが起動し始めたようだ。11月からのハイシーズンを前に、値下げするか、出版における覇権を失うか、かなり困難な、そして緊急な決断を迫られている。 … [Read more...]

泥沼化するEUのE-Book価格問題

E-Bookの普及は北米と英国において普及が進み、統計上の問題はあるが、最も保守的な予測によっても、2018年までには商業出版物の4分の1から3分の1を占めることは確実と見られている。それに対して大陸欧州には10%に届いている国はない。理由は、とにかく高いこと。本は価格弾力性がとても高い商品なのだ。 … [Read more...]

ペンギンがアマゾンに…??

英国ペンギンランダムハウス (PRH UK)とアマゾンとの包括的契約交渉が難航し、今月末の期限切れ・販売停止の可能性を示唆する記事が見え始めた。当事者はそれぞれ意欲的に交渉を進めていると述べており、そうした「破局」報道はナンセンスというしかないが、出版関係者はやはりすんなりいっては面白くないのだろう。 … [Read more...]

E-Bookは価格しだいでどこまで売れるか(♥)

著者のためのビジネスモデル別販売レポート Author Earnings Report(EAR)を作成しているボランティア・グループ Data Guy (DG)は7月30日、7月の販売データによる価格帯別の売上データをPassive Voiceブログにおいて発表した。これによると、アマゾンが主張する「$9.99の本は$14.99の本の1.74倍売れる」という経験則はごく控えめなものだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

アマゾンのカウンター・パンチ(♥)

アマゾン vs. アシェットの契約をめぐる紛争は、多くの外野を巻き込み、すでに今年の10大イベントに入ることが確定した観があるが、これまで最小限のコメントしかしてこなかったアマゾンが満を持した(?)反撃のリークを開始した。アシェットに「交渉継続中はE-Bookの売上をすべて著者に提供しよう」という提案まで行い、問題の早期決着を迫っている。[全文=♥会員] … [Read more...]

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