米国E-Book価格戦争の意外な決着(♥)

2015-6年に、アマゾンの印刷本売上は米国で15%以上と急伸し、市場のほぼ50%を占めたようだ。筆者は、まず紙+デジタル(総出版市場)の5割、次に紙の5割というラインをアマゾンの市場制覇の指標として考えてきたが、後者は意外と早くやってきた。それが出版社によるE-Bookの大幅値上げの結果であったとは、皮肉と言うしかない。[全文=♥会員] … [Read more...]

第2次E-Book価格戦争の「終戦」(♥)

ビッグ・ファイブ(B5)のE-Book価格引上に続くシェア急落は、2014年秋から1年以上にわたって続いてきたが、ようやく底に近づいてきたようだ。ほかでもない、高価格政策の修正が始まったからだ。低価格を武器としたインディーズの進撃は鈍化した。これは予想された事態だが、次にどう動くかが問題だ。[全文=♥会員] … [Read more...]

米国E-Book価格戦争小史(3):脆弱な「戦後」体制(♥)

委託販売制によって、大手出版社が価格を戦略的かつ柔軟に駆使できる余地は狭まった。居合では先に刀を抜いた方が負けと言われるが、アマゾン相手に最初から抜きっぱなしでは勝てない。「価格決定権」を自己目的とし、著者と消費者/読者を軽視したことによって、形勢は不利になった。では今後どう動くだろうか。[全文=♥会員] … [Read more...]

2015年「紙への回帰」の悲惨な結末

米国出版協会(AAP)は、昨年11月の出版統計Statshot を発表し、同月までの合計で前年同期比の売上が1.2%の微増だったのに対して、E-Bookが12.7%と大幅な下落を記録したことが明らかになった。本誌が指摘しているように、表面的には「穏当」な数字の中で、在来出版社は深刻な問題を蓄積させており、出口も見えていない。 … [Read more...]

E-Book価格戦争小史(2):時期区分

8年余りの間に、米国のE-Book価格システムは目まぐるしく変わった。それは多くの「ビジネスモデル」に実験の場を提供してきた米国での「市場=社会実験」の中でも、最大のものであったと思われる。しかし、この経験から得られた情報を生かせているのはアマゾン以外には多くなく、メディアの混乱はなお深い。 … [Read more...]

米国E-Book価格戦争小史(1):背景と本質

世界の最大手出版社(B5)とアマゾンとの第2次価格戦争は、前者の勝利で終わったはずだった。しかし、最近この勝者に近い筋から聞こえてくるのは、出来ることなら6年前に戻りたいという話だ。なぜ「こんな」ことになったのか。それによって「どんな」ことが起きるのか。検討する前に、これまでの背景と経緯を整理しておきたい。 … [Read more...]

在来出版社「デジタルの落日」!?

在来出版社のE-Book販売の減少が加速している。Good eReaderによれば、米国出版社協会(AAP)が発表する月次統計で、1-7月のE-Book販売が前年比9.3%減少。4月には前年同月比で51.6%と半減している。これは一時的要因やブームの終焉でもなく、AAPが代表する在来出版社がE-Book市場で存在を薄めていることを意味している。 … [Read more...]

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