大出版社・大書店時代の終わり

ビッグ・ファイブの戦略的失敗が露呈したことで、出版ビジネスの大変動を予想する声が大きくなってきた。名実ともにインディーズ出版のリーダーである作家のヒュー・ハウィ氏は、早くも50年あまり続いた大出版社・大書店時代の終わりを語っている(09/06)。ディスラプションの時代にはイナーシャはあっけなく消える。2016年は転換点となる可能性がある。 … [Read more...]

AER英国版で見えてきたこと(2):グローバル化の虚像/実像♥

AER英国版は、2割以上のタイトルを共有する米国市場と対照させることで、これまで見えてこなかったE-Book市場の底流での動きを照射している。それには常識とは真逆のことも含まれる。確認されれば、出版界はデジタルの新しい可能性を知るだろう。ビッグファイブはグローバルではなく、インディーズはローカルではなかったということだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

AER英国版で見えてきたこと(1):値上げ前

創刊1年あまりで、米国E-Book市場の構造変動を示す四半期定点観測データとして不動の地位を確立した Author Earnings Report (AER)が12月1日、英国版11月号(11月1日採録)をリリースした。英国は米国と同じ市場特性を持っており、コンテンツの一部を米国と共有しつつ、高い成長率とデジタル比率の伸びでは米国を上回るので、比較対照する価値は高い。 … [Read more...]

読書傾向に見るE-Book値上げの破滅性

判決同様、データも遅れてやってくる。米国におけるE-Book値上げの影響は、まずE-Book売上の減少として現れた。次はそれが市場に及ぼす影響を見ることになるが、最も信頼できる調査機関のデータは、この1年間に平均的米国人の読書量が減少したことを示している。「E対P」という幻想で動かされている大出版社の迷走は、やはり少なからぬ傷跡を残している。 … [Read more...]

アマゾン vs. 出版社 vs「著者」

街の書店では、著者のパートナーは出版社だった。しかしデジタルでは著者は出版社を必要としなくなった。少なくとも、カバーデザイナーや編集者ほどには重要でない。その結果何が起きているか。E-Bookの価格をめぐる「出版社対アマゾン」の構図を5年にわたって考察してきた本誌は、それはより本質的な対立軸を隠すものであると考える。 … [Read more...]

HCが委託販売制復帰を電撃通告

米国の複数のストアはハーパーコリンズ社から、4月14日深夜(太平洋時間)を以て、販売条件を変更するとの通知を受け取った。HCはこれに伴って24時間以内に価格変更を完了することを要求している。価格はすべて出版社の指定によるものとし、値引は認めない。つまり、2010年から12年にかけて実施されていた完全委託販売制への回帰を意味する。 … [Read more...]

米国ベストセラーの平均価格が5ドル台に

米国のE-Bookベストセラーの価格動向をウォッチしている Digital Book Worldは、先週のトップ25の平均価格が一気に1ドル近く低下し、過去最低の 5.41ドルとなったことを明らかにした (DBW, 9/11)。19点を大手5社が占める中での結果であり、最近のトレンドと照合してみると、年内に5ドルの線を割る可能性も出てきた。6月には一瞬9ドル近くにまで急上昇したが、定着しなかったことになる。 … [Read more...]