Kindleで「ベストセラー本8割引」セール!?

米国アマゾンはクリスマスに1日限定のKindleキャンペーンを実施、NYタイムズベストセラーを通常価格の最大8割引(ほぼ3ドル)で販売した。また、12月28日の 'Digital Day' キャンペーンでも75%値引きで提供する。注目すべき点は、委託販売制の大出版社がE-Bookの激安販売に協力したことだ。どういうことだろう。 … [Read more...]

米国出版社の「鏡の国の戦争」は続く

米国出版社協会 (AAP)は10月29日、今年の3四半期の出版統計を発表した。売上は前年同期比で4.4%増の2億2,830万ドル。成長はもっぱら成年向け (+4.4%)だが、青少年向け (+3.5%)、宗教 (+7.6%)。教育・学術出版、実務書、教材などは5~10%減少した。フォーマット別では、E-Book (-3.9%)の減少とA-Book (+37.4%)の急伸が目立っている。 … [Read more...]

ペンギン・ランダムハウスの蹉跌 (♥)

ペンギン・ランダムハウス社(PRH)は、2016年前半の業績発表を行い、前年同期で10.7%減の15億ユーロという予想を超える悪化を示した。米英両国でのE-Bookの落ち込みを反映したものだが、印刷本の「着実な」増収とA-Bookの成長で「部分的」に補われたとしている。世界最大の商業出版社が、実質的に自主出版に敗れたことになる。[全文=♥会員] … [Read more...]

$1.99は自主出版E-Bookの最適価格でない

米国でベストセラーE-Bookの平均価格が5ドル台に収斂しつつあるなかで、自主出版タイトルの価格設定が再度注目されている。最近の実績データによれば、一般的な価格である $1.99というのは人気がなく、むしろ$2.99から始めて徐々に上げていく傾向がある。もしかすると、自主出版本ほどベストセラー本より高いほうが無難なのかもしれない。 … [Read more...]

アップル「価格談合」全面敗訴でダメージは?

ニューヨーク南地区連邦地裁のデニーズ・コート裁判長(写真=下)は7月10日、アップル社を被告とする2010年のE-Book価格談合事件公判で、出版社の談合とは無関係とするアップルの主張を悉く却下し、首謀者としての行為の違法性を認定した判決を下した。アップルは直ちに控訴の意思を表明した。すでに大手出版5社は和解に応じているので消費者には直接の影響はないが、アップルにとっては少なからぬダメージとなった。次の焦点は、損害賠償額の認定となる。 … [Read more...]

データから読むインディーズ出版のノウハウ

自主出版サービス Smashwordsの創業者マーク・コーカーCEOは、5月2日にカンサスシティで開催された RT Booklovers Conventionで講演し、同社が行った調査データをもとに、本のマーケティングに有用なアドバイスを行った。標題、長さ、価格、表紙と販売との関係について興味深い事実が示されている。ここでは、簡単に紹介しておこう。価格を安くすること、大勢に従うことがベターであるとは限らないことを読み取っていただきたい。 … [Read more...]

米国E-Book価格動向:価格刺激はしばしば当たる

Digital Book World (DBW)は、先週のE-Bookベストセラー・ランキングで、初めて自主出版系タイトルがトップを占めたことを明らかにした (3/12)。ジェニファー・アーメントラウト(J.リン)の恋愛小説 'Wait for You' で、2月26日に発売されたものの25位以内に入っていなかったが、著者=出版者の判断で限定3日間に$0.99(通常は$2.99)で販売したことで一躍トップに躍進したものと考えられている。こうした価格による刺激策は、旧作によく用いられるが、1ヵ月もたたない段階ではめずらしい。翌週がさらに注目される。 … [Read more...]

米国のベストセラーE-Book平均価格はなお下落傾向

米国のE-Bookベストセラー(上位25)の価格動向を毎週フォローしているDigital Book Worldによれば、先週(2/25-3/3) 1週間に平均価格帯が8ドルをさらに割りこみ、$7.86となった (03/05記事)。$2.99でヒットしたアシェットのBeautiful Creatures シリーズを追うように$2.99以下のタイトルが目立ち、平均価格を押し下げている。ビッグシックスのランダムハウス、ペンギン、ハーパーコリンズ、アシェットの4社はこのレベルのベストセラーを出している。固定価格を離脱してそう間もないが、大手出版社も様々な“価格実験”を通じて最適スキームを探っている。 … [Read more...]

マクミラン“降伏”でE-Book価格はさらに下値を模索

大手5社の中で唯一、司法省との和解を受け入れていなかったマクミラン社は2月8日、和解手続を完了し、2009年に始まる「エージェンシー価格カルテル」事件は一件落着した(アップルのみは係争を継続)。和解条件は他の4社と同じで、小売による値引き販売を認め、最恵国待遇(MFN)条項を禁じるものだ。マクミランの新刊書の値引きはまだ観測されていないが、他社の例から見て、E-Bookの平均価格はさらに下がっていくものと思われる。 … [Read more...]

固定価格カルテルの崩壊と浮遊する市場価格 (♥)

サイモン&シュスター社(S&S)は12月10日、ハーパーコリンズ(HC)、アシェット・ブック・グループ(HBG)に続き、E-Bookエージェントとの契約を改定したと発表した。内容は明らかにされないが、書店側での割引販売が可能となっている。固定価格をめぐる司法省との裁判闘争の敗北(和解)を受け入れた結果の対応で、メディアは価格動向に注目している。なお、マクミランとペンギンの2社はアップルとともに和解を拒否して係争を継続している。[全文=♥会員] … [Read more...]

値段は好きなだけのセット販売で100万ドルに接近

書籍のセット販売を行っている米国のハンブル・バンドル社 (Humble Bundle, Inc.)は、2週間限定で独立系出版社のE-Bookを「随意価格」でバンドル販売するHumble eBook Bundle (HeB)プログラムを実施しているが、5日あまりを残した10月17日の時点で、6万6,000セットを90万3,205ドル(約7,000万円以上)を販売したことを明らかにした。購入者は平均13.63ドル/セットを支払っている。「善意」に期待しても100万ドルはいく、というのがすばらしい。 … [Read more...]

英国上半期は電子本の価格競争が市場を牽引

英紙The Telegraphは9月18日、出版社協会加盟会員の数字として、2012年前半の英国のE-Bookフィクションの売上金額が前年同期比188%増と急伸したことを報じた。E-Bookでは児童向けフィクションが177%増、ノンフィクションも128%増で、一般消費者向け図書におけるデジタル販売額は8,400万ポンドと前年同期(30,00万ポンド)の倍以上、デジタルの総販売額は89.1%増の1億4,500万ポンド(≒184億円)となっている。他方で印刷本は0.4%減の9億8,200万ポンド。デジタル比は7.2%から12.9%となった。 … [Read more...]

MSプレスが近刊のWindows本で新販促方式(♥)

マイクロソフト・プレスは、Windows開発者のバイブルとされる『プログラミングWindows』の著者、チャールズ・ペゾルド氏(Charles Petzold)のWindows 8プログラミング本(今秋発売予定)について、新しいスタイルのマーケティング・キャンペーンを始めた。執筆中のProgramming Windows第6版(予価50ドル)を5月後半にわずか10ドルで購入でき、その後のバージョンと最終版のE-Bookも貰える。数ヵ月以前から段階的に価格を上げていく手法はかなり革新的だ。 [全文=♥会員] … [Read more...]

ランダムハウス社が図書館向けE-Book大幅値上げの波紋

米国図書館向けのE-Bookの提供継続で合意したランダム・ハウス社(RH) [»関連]は3月2日、販売価格を最大3倍に引上げた。値上げショックは全米に広がっており、50%程度を予想していた図書館関係者の失望は憤激に変わりつつある。「大手出版社は図書館を憎んでいる」と受け止めた関係者も少なくない。事態が感情的に悪化する前に、透明性があり、合理的、妥当なビジネスモデルを出版社が提案し、図書館の合意と協力の下に確立していく積極性が求められる。 … [Read more...]

E-Book価格問題ノート(1):価値と費用

No.48 … [Read more...]

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