『EPUB戦記』を読む:パネルの感想

9月9日に「本当の『EPUB戦記』」と題したパネルがJEPAの主催で開催され、不肖ながら筆者がモデレーターを仰せつかったが、非常にハイレベルで有意義な内容だった。簡単に感想をまとめておきたい。 … [Read more...]

『EPUB戦記』を読む:読み方

1970年からの半世紀。それまで成長の世紀を享受した日本の近代出版は、奇しくもバブル期において頂点を迎え、デジタルというパラダイムの転換に遭遇し、その本質を理解しないままに没落を迎えた。著者はデジタルに本の未来を見ているが、言語文化の継承なき未来はないという立場だ。「戦記」で描かれたのはどんな戦いだったのだろうか。 … [Read more...]

『EPUB戦記』を読む

待望の『EPUB戦記』(小林龍生著、慶應義塾大学出版会)が刊行された。約四半世紀にわたる、著者自身の電子出版との格闘を綴った貴重な記録であり、DTPからインターネット時代に至る、出版技術とそれをめぐる関連現場のインサイドストーリーとして出色の読み物となった。内容は実に多いが、筆者なりの感想を簡単に記しておきたい。 … [Read more...]

大出版社で進むDITA+EPUB3の利用 (♥)

BookBusinessのWebセミナーでハーパーコリンズ社のEPUB3導入事例が紹介されていたので聴講してみたのだが、DITAを使用することで複雑、膨大な作業を大幅に容易にし、コンテンツの管理と利用における課題に目途をつけたことを知った。これは刮目すべき変化で、アマゾンにキャッチアップする上でのマイルストーンとなるものだ。[全文=♥会員] … [Read more...]

txtrがブラウザ向けEPUB実装を拡張

独立系のE-Bookストア・プラットフォーム txtr(ドイツ)は9月2日、Readium SDKを使用したWeb/EPUB3リーディング環境を発表した。同社はReadiumコンソーシアムのメンバーでEPUB3レンダリング・エンジンを開発してきた。iOS7向けの読書アプリをリリースしているが。EPUB3の普及によって独立系プラットフォームという選択肢が生まれている。 … [Read more...]

txtr がEPUB3リーダiOS版をリリース

欧州のE-Bookストアでソリューションも提供する txtr は5月21日、Readium SDKを使ったiOS7対応リーダをリリースしたと発表した(→iTunes)。サードパーティにもOEM供給されるとのことで、EPUB/Open Web Platform環境の普及が加速されることが期待される。Android、Windows 8も開発中で、Web版は今年後半のリリースとアナウンスされている。 … [Read more...]

エルセヴィア社のEPUB3全面採用で変わる技術系出版 (♥)

科学技術出版の世界最大手であるエルセヴィア社は4月22日、すべてのE-BookをEPUB3に統一すると発表した。固定フォーマットへのニーズが高い科学技術書(STM)は、これまでEPUB2よりPDFが優勢で、より複雑で開発コストの高い、最新のEPUB3への移行は遅々としていたが、これでEPUB3の普及が促進されることが期待される。[全文=♥会員] … [Read more...]

「EPUB3固定」が牽引する新世代のE-Book (♥)

インド・ムンバイの出版ITサービス企業、ヒューリックス・システムズ (Hurix) は、E-Bookプレイヤー Kitaboo にPDFデータをEPUB3固定レイアウトに自動変換する機能を追加したとフランクフルトで発表した。米国出版界は2014年をめどにEPUB3対応を急いでいるが、最大の課題は、固定レイアウトを前提とした大量のPDF書籍(教科書や料理本など)であると言われる。[全文=♥会員] … [Read more...]

米国BISGの転換に見るデジタル指向 (♥)

米国出版産業のシンクタンクであるBook Industry Study Group (BISG)は9月27日にニューヨークで年次総会を開催し、ケン・マイケルズ会長(マクミラン社)から新しい活動指針が発表された。イノベーションを促進することを前面に押し出し、その表明として「書籍産業」という名称の変更を検討していることを明らかにした。書籍からコンテンツへ、ということか。[全文=♥会員] … [Read more...]

E-Readerは「アクセシビリティ」適用外か?

アマゾン、Koboおよびソニーの3社が共同で、アクセシビリティ法令に関するFCCの遵守要求からE-Readerを永続的に除外することを申し立てていたことが報じられた(書面=PDF)。もともと文章を読むという単一の目的のために開発されたベアボーン・デバイス(半完成品)であるという理由だが、図書館、教育関係者などから懸念が表明されている。FCCはこれに対するコメントを9月3にまで受け付け、最終決定を下す。 … [Read more...]

EDUPUB開催とEPUB3の教育への拡張 (♥)

EPUBの標準化団体であるIDPFは7月30日、今秋10月29-30日の2日間、ボストンでデジタル教育出版に関するワークショップ EDUPUBを開催すると発表した。EPUB3とその他のOpen Web Platformを使った電子教科書や教育素材の開発のためのオープンなグローバル・エコシステム構築に向けたイニシアティブの一環で、出版、教育、サービス、標準化関係者の参加を想定している。EPUB3の教育分野への拡張を示すものとして注目される。プログラム委員長はマーカス・ギリング氏。[全文=♥会員] … [Read more...]

米国出版社がEPUB3普及促進へ動く

米国の出版社団体 AAPは7月24日、EPUB3の早期普及を促進するための EPUB3 Implementation Project を発表した。小売、コンテンツ流通、デバイス/ブラウザ・メーカー、技術専門家、標準化団体、アクセシビリティ推進団体の協力のもとに推進され、半年内に数回の専門家会議を計画している。AAPではそれにより2014年1QからEPUB3ファイルが大規模に流通を始めることを期待している。小売プラットフォームの参加が注目されるが、現段階で、参加企業は発表されていない。 … [Read more...]

EPUB3を軽視したアップル教育戦略の失着 (♥)

アップルがニューヨークのグッゲンハイム美術館を借りて行った教育市場戦略の発表から2週間ほど経過した。iBooks Author (iBA)でメディアの度肝を抜いたものの、同時に提示されたエコシステムの窮屈さに、出版、教育、Webの関係者の反応は、失望と怒りがほとんどで、「教科書を発明し直す」という意気込みは空振りに終わったように見える。ジョブズのオーラが失われたいま、世界一リッチな企業となったアップルには賞賛よりも「強欲」への非難が目立つようになった。最悪だったのはEPUB3を骨抜きにしたことだ。 [全文=♥会員] … [Read more...]

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