EU裁判所(ECJ, CJEU)は11月10日、オランダの図書館がE-Book貸出の合法性確認を求めて提訴していた裁判で、E-Bookの貸出を印刷本と同一条件で認める判決を下した。欧州の出版社団体は、「無制限なE-Boo […]
EU
ドイツで「E-Book古書」実現に動き
E-Bookというものの法的性格(サービス/プロダクト)は、いまだに定まってはいない。どちらに決めても割り切れない問題が残るからだ。現在は印刷本と連動している価格が、これに絡んでくる。印刷本に認められている再販売権/譲渡 […]
仏独などが「本」の税率一本化提唱
本を再定義し、E-Bookの法的性格を確定すべき時期に来たようだ。EC文化相会議で、仏独伊波の4ヵ国は「形はどうであれ、本は本である」という共同声明を発表し、紙と電子のVAT税率を一本化するようEU法を改訂する必要を訴え […]
「E-Bookはサービスである」とEU。
EU司法裁判所(最高裁)は3月6日、フランスとルクセンブルクがE-Bookに適用している低い付加価値税(VAT)率がEUの定める規則に違反するという裁定を下した。両国は印刷本に対する税率(各5.5%と3%)をそのまま適用 […]
EUの“オンライン消費税”実施迫る
E-Bookを含むオンライン商品/サービスに課税されるEUの付加価値税は、新年1月1日から(配信国ではなく)消費国の税率が適用されることになるが、アマゾンはKDPプログラムを利用する著者に対して、EU VATのガイドライ […]
CD入りの本は商品ではなく、サービス? (♥)
欧州司法裁判所(ECJ) は9月11日、フィンランドの出版社が原告となって同国のコンテンツ課税制度を訴えていた裁判で、原告の敗訴を言い渡した。書籍のフォーマットごと、EU加盟国ごとに異なる付加価値税率はいずれも適法である […]
“E-Book古書店”合法化へ一歩前進(♥)
オランダのアムステルダム地方裁判所は、“E-Book古書”の合法的販売を巡って争われている訴訟に関して、再販サイトの Tom Kabinet に関して同国出版社団体(NUV)から提出されていた業務差止請求を却下し、判決ま […]
コンテンツ産業活性化へ刺激策を模索するEU
最近開催されたパリのブックフェア (Salon des Livres)では、デジタル化への軌道に乗った米国と対照的な欧州の現状が浮き彫りにされた。英国を除いたEU加盟国の多くでE-Bookの販売シェアは2%以下。2%を超 […]
EUでアップルと出版大手4社が新契約に調印
米国ではアップルと出版5社の「談合事件」の処理が進み、エージェンシー価格制からの移行が確認され始めているが、欧州においてアップルと出版4社が新たに契約を締結したことがEU当局により明らかになった(→ECドキュメント, 9 […]
E-Bookの国際課税紛争の虚像と実像 (♥)
欧州委員会(EC)はフランスとルクセンブルクの政府に対し、E-Bookへの付加価値税(VAT)を一方的に(印刷書籍並みに)引下げているとして条約違反の審理手続に入ることを通告した。「競争条件を歪めている」というのがその理 […]