アマゾンの書籍ビジネスはなお高成長

アマゾンは先月末に最新 (2Q)の四半期決算を発表したが、その中に出版関連の業績数字が含まれていて目を惹く。印刷本とE-Bookを合わせた売上は前年同期比で16%の上昇、各種メディアコンテンツの定額制サービスの売上は52%増の21.6億ドル。これはAWSの42%増、41億ドルと並ぶほどのものだ。 … [Read more...]

世界最大の出版社PRH前期決算は「絶好調」

ペンギン・ランダムハウス社(PRH)は、2015年前半の業績を発表。為替レートでのドル高も幸いして、前年同期比で16.2%の増収(17億ユーロ)、30.2%の増益という好調な結果となった。PRHのドーレCEOは、「最も楽観的な予想をも上回る、出版事業の成功」を自賛した。成長は、主としてベストセラー、買収によるものである。 … [Read more...]

アマゾンが3Q決算で赤字幅を拡大

アマゾンは10月23日、9月で終了した第3四半期の決算を発表し、20%増の売上と5.4億ドルの赤字を計上した。赤字が5億ドルを超えたことで「行き過ぎた拡大路線」を嫌気したウォール街では最大の下げ幅を記録し、Fire Phoneが失敗し、メディア売上がペースダウンしたことで“アンチ・アマゾン”の快哉が続いたが、今回の決算で注意すべきことはほかにあると思われる(詳細は会員向けの別稿を参照)。 … [Read more...]

アマゾン3Q決算の悪い内容とは何か (♥)

アマゾン3Q決算の不振(20%の増収と赤字急増)は、久々にアマゾン嫌いの溜飲を下げさせた。事業の拡大速度に比べて、この程度の数字は想定内でしかないが、コンテンツ販売の減速とスマートフォンの惨敗という「らしくない」ことについては検討が必要だ。前者は重大なことの前兆である可能性があり、後者は明らかな準備不足であったと本誌はみている。[全文=♥会員] … [Read more...]

後退を続ける“ナンバー・ツー” Nook

Barnes & Noble (B&N)が9月9日、2015会計年度の最初の四半期決算を発表し、売上が12億ドルで前年同期比で7.0%の減収。連結営業赤字は、8,700万ドルから2,840万ドルに減少したことを明らかにした。注目のNook Mediaの売上は、ハードウェアの新製品がなかったことで半分以下の7,000万ドルに落ち込んだが、赤字も450万ドルと一桁減少して命脈を保った。 … [Read more...]

アマゾン赤字拡大も20%“巡航速度”維持

アマゾンは7月24日、6月30日で終了した第2四半期の決算を発表した。前年同期比23%増の193.4億ドルという、同社としては巡航速度の拡大基調を維持したが、赤字幅は1億2,600万ドルと、同700万ドルから大きく拡大。ウォール街はこの赤字に嫌気して株価をかなり下げた。しかしこの四半期は、同社としてもかなりスケールの大きいプロジェクトを立ち上げている。 … [Read more...]

B&N Nookの低落が続き危険ゾーンへ

B&Nは11月26日、10月26日で終わる四半期(2Q14)の決算を発表し、売上が前年同期比8%減の17億3,000万ドルに終わった一方で、営業利益(EBITDA)は6,650万ドルから7,570万ドルに増加したことが明らかになった。純利益は1,320万ドルで前年同期の赤字から回復した。深刻なのはNook事業で32%減の1億870万ドル。デバイス関係は41.3%減の5,100万ドルとなった。 … [Read more...]

デジタルが支えるアシェットの3Q決算

アシェット・ブック・グループ(HBG)は11月12日、米国の第3四半期の決算を発表したが、成年向け一般書のデジタル比率は昨年の20%から27%に上昇し、11%の売上増に寄与した。また英国事業では同じく前年同期の20%から一気に30%に達した。親会社のラガルデール出版のグローバルな事業では、E-Bookは9.4%に止まっている。 … [Read more...]

「能ある」アマゾンのQ1決算

アマゾンは4月25日、13年第1四半期の業績を発表した。売上は22%増の160億7,000万ドル。前年同期の34%増と比べ12ポイント落ち込んでいる。経常利益は6%減の1億8,100万ドル。最終利益は37%減の8,200万ドルと、いつもながら紙のように薄い。第2四半期予想は、売上が145~162億ドル(13~26%)、利益は―3,400万ドルから+1,000万ドルとなっている。シアトルの社屋買収(14億ドル)、GoodReadsの買収、AWSの拡大と、とにかく人もカネも休ませない会社だ。 … [Read more...]

世界大手5社決算、デジタル化進展で利益率10%

先日ランダムハウス社の2012年度決算を紹介したが、超ベストセラーという特殊要因の後押しがない他の(マクミランを除く)大手4社を含む数字も出揃ったので取り上げてみたい。総じて言えることは、売上が停滞し、営業利益が前年水準を割っている企業も含め、すべて9%以上の利益率を確保していることだ。各社ともコストの安いE-Bookの貢献を強調している。RHを除く各社の決算には、独禁法訴訟の関係の法務費用や和解金による損失が反映されている。 … [Read more...]

『フィフティ・シェイズ』でランダムハウスが空前の増収増益

ランダムハウス社の親会社ベルテルスマンは3月26日、RHが2012年に空前の業績を達成したことを明らかにした。売上は22.5%増の21.4億ユーロ(約2590億円)、経常利益(EBIT)は75.6%増の3億2,500万ユーロ(約393億円)。この記録達成に寄与したのは『フィフティ・シェイズ』で、全フォーマット、全言語を通算して7,000万部に達したという。マルクス・ドーレCEOは、スタッフの「著者/コンテンツ中心型でマーケット/読者指向の戦略の最も効果的な実現」を称えた。しかしメガヒットの影が薄れる2013年はより平常に近いものとなることを予想している。 … [Read more...]

デジタル+グローバルが進むピアソンの2012年決算

ピアソン社は2月25日に公表した年次報告書で、2012年の世界売上が5%増の61億ポンド(約8,500億円)、経常利益は1%増の9億3,600万ポンド (約1,300億円)となったことを明らかにした(→リリース)。厳しい先進国経済を反映して低調な業績ながら、デジタル・コンテンツは50%を占め、成長の原動力となっている。また、先進国市場の低迷を新興国市場の成長が補っており、こうしたデジタルとグローバルへの傾斜は、大手出版社に共通している。 … [Read more...]

Koboの成功が証明した「E-Inkは死なず」

B&Nが1割ダウンを記録するなど、年末商戦には異変が起きたようだが、Koboは同社の12月の売上が過去最高を記録した、と発表した(The Bookseller, 1/16)。E-Inkデバイスの売上は前年同月比150%増になったとしている。通年でも前年比で倍を販売したという。前面発光型の新製品Kobo Gloが成功したわけで、「専用E-Readerは死んだ」とするIDCやiSuppliの説を否定するものとなっている。過去半年の新規顧客400万人を加え、ユーザーは1,200万人となった。 … [Read more...]

波乱の第2ラウンドの予感:B&N/Nookの失速 (♥)

B&Nの決算発表は、予想どおり惨憺たるものだった。書籍市場が最も活況を呈する年末、あらゆる小売店が赤字からの挽回を期待するこの時期に、書店もWebサイト (BN.com)も、Nookデバイスも揃ってダウンしたことは衝撃を持って受け止められている。この傾向が続けば、アマゾンに次ぐナンバー2の地位はおろか、事業の継続性にも疑問符が付く。もしかすると、大手出版社が卸販売制への回帰を進めた結果、価格競争が進み、消費者のアマゾン選好が強まったのかも知れない。だとすると、シェアの変動も予想される。[全文=♥会員] … [Read more...]

アマゾンの3Qも巡航速度(30%)を維持

アマゾンは10月25日、第3四半期の業績発表を行い、いつものようにKindleに関する若干の数字を小出しで示した。売上は27%上昇して138億1,000万ドル。為替の影響を除外すれば実質30%増であるとしている。営業赤字は予想を上回る2800万ドル。しかし為替変動を除外すれば300万ドルに止まる。これらの数字に意外性はなく、利益をゼロに近くして成長への投資を続ける方針が精密に実行されていることを示すものだ。 … [Read more...]

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