デバイスの季節の憂鬱

秋はガジェットの季節だ。アマゾンはKindle Voyageの2世代機リリースを予告(価格は200ドル)、在庫一掃セールを開始した。アップル iPad Proは11月11日に登場する。しかし、どちらもそう注目されていない。専用E-Readerの市場は低迷、iPadも販売が下降する中での登場だからだ。読書においてスマートフォンの比重が高まりつつある中でのこれらデバイスの意味は何だろう。 … [Read more...]

アップルがiPhone/iPadの新シリーズ

アップルは9月9日、iPhoneとiPadの新製品をリリースした。いずれもサイズの多様化と、それに伴う機能・操作性・画面表示の拡張が中心で、いずれも実用的観点からはとても理解しやすい。しかし、このブランドに期待されるユニークさはなく、ジョブズ時代からの距離をあらためて実感させられる。つまりこれらは高級感のある実用品として考えるべきだろう。 … [Read more...]

利用シェアではなおiPadが圧倒

米国のモバイル調査会社Chitikaは、四半期ベースのタブレット利用動向レポートの最新版を発行し、北米市場ではiPad の優位に揺るぎがないことを示した。9月のトラフィックのシェアは79.9%で、前年同期の81%から微減したものの、7月からは1.9ポイント向上。アマゾンとサムスンは遠く離れた2位争いを演じている。 … [Read more...]

アップルが電子雑誌製作企業Prssを買収

アップルにとって、コンテンツ戦略がますます重要となっている中、最近オランダのデジタル雑誌製作ツール企業Prssを買収したことが報じられた(TechCrunch、09/23)。その製作技術が目的とすると、iBooks Authorでは雑誌では無理と判断した可能性が高い。アドビDPSに対抗する製作環境がどういう形で登場し、軌道に乗せられるかは、アップルのモバイルビジネスに少なからぬ影響を与える。 … [Read more...]

ジョブズ以後のタブレット銀河系

2010年の登場以来、拡大を続けてきたタブレット市場の拡大がピークに近づき、iPadのシェアも下降を始めたことで、この市場にも新しい視点が必要になっている。機能的にかなり重複するスマートフォンは電話も出来るから価格を下げればまだ売れるが、タブレットには何があるのだろうか。最近の傾向から2014-15年以降を展望してみたい。 … [Read more...]

タブレットはどこへ行くか:iPadとKindle Fire (♥)

アマゾンは9月19日、Kindle Fireファミリーのの新製品を、新世代OSとともにリリースした。6/7型のKids Editionから、8.9型のHDXまでのラインアップは、タブレット市場の多様化、分化を意識し、技術的にも別の進化を示している。シェアは低いが、デバイス市場の停滞の影響を受けないアマゾンのアプローチは、最近のiPadとは対照的なものだ。[全文=♥会員、期間限定公開 10/9まで] … [Read more...]

iPad:21世紀の聖杯伝説

2010年にiPadが登場した時に出版界が狂喜したのは、一つにはアマゾンの独占を一気に破る本命が登場したと書籍関係者が考えたからであり、いま一つは、Webの無料情報に苦しめられていた雑誌業界が、安定したビジネスモデルを組み立てられると考えたからだった。いずれにしても答はiPadだった。 … [Read more...]

タブレット市場地図の変化:iPad「絶対多数」の終わり

今年第2四半期のタブレット世界販売レポートが8月5日にIDCから発表され、業界地図が大きく変わりつつあることを告げた。鈍化しながらも全体として成長が続いている中で、アップルのシェアが大きく低下し、30%台となったのである。毎年2Qに登場するiPadの新製品が、今年から秋以降に変更したことが大きいが、出荷台数におけるAndroidの優位は(スマートフォンに続いて)このまま定着する可能性が高い。iPadがタブレットを意味した時代は終わった。 … [Read more...]

「iPadでオライリーの本は読まない」謎

動物の表紙の情報技術書で知られるオライリー社は、DRMなしで多様なフォーマットのE-Bookを直販し、複数のダウンロードを認めることで、誰がどんな形で読んでいるかを把握しているが、同社のジョン・ウィルカート氏は最近、そうした読書習慣を示す興味深いデータ(相対比)を公開した。それによれば、PDFとコンピュータがなお最も重要なフォーマットとデバイスであることを示している。驚きは、iPadが主要なデバイスとしてはほとんど使われることなく、また補助的なものとしても低いことだ。 … [Read more...]

iPad miniで促進するタブレットの小型化

ディスプレイの専門情報ソース、Display Search (DS)は2月28日、タブレットの主流が10型から7型台へ、急速に小型化が進行していることを思わせるレポートを発表した。アップルは2013年のiPadについて、iPadが6、miniが4で合計1億台と見込んでいたが、miniの人気から見て、少なくともこの計画は狂ってきそうだ。DSの予想では、2013年のタブレット用パネル生産は2億5,400万枚で前年の1億6,000万枚からさらに急拡大する。(下の図は、昨年12月と今年1月の出荷枚数比較)。 … [Read more...]

「ミニ」で分裂するiPadのアイデンティティ

アップルは10月23日、予想通り7型 iPad (mini)を発表した。11月2日という発売日も、スペックも価格も予想通りというものでサプライズはまったくなし。しかし、メディア・タブレットの市場において持つ意味は小さくはない。ティム・クックCEOは、アップルが先週1億台目のiPadを販売したと述べたが、iPhoneに続き、アップルの世界は2つの焦点を持つ楕円のように歪んでしまった。しかしわれわれにはiBookが縦組を含む日本語をサポートしたことがニュースだ。 … [Read more...]

環境音楽を「創作」するiPadアプリ Scape

環境音楽の提唱者ブライアン・イーノがソフトウェア技術者のピーター・チルバースとScapeというiPadアプリを開発・リリースした。様々な音の素材を使い、作曲上の数々の規則と技法にもとづいて音の風景 (sound scape) の自動生成を連続して行うもので、開発者によって「それ自身で考える音楽をつくる」アプリとされている。iPad 1を除き、別のアプリのバックでも再生することもできる。15のオリジナルな「音景」が収録されている。価格は$5.99。 … [Read more...]

読書もプラットフォームもハイブリッドに

米国の出版シンクタンクBISGが発表した「E-Book読書に関する消費者態度調査」で、E-Bookばかりをもっぱら読んでいる消費者の割合が、2011年8月の70%から2012年5月の60%に、10ポイントの減少を見せたことが明らかになった(PublishersWeekly, 8/2)。同時に、E-Bookあるいは印刷本のどちらか一方に偏らず、ジャンルによって分けている、という人は25%から34%に増加しており、ハイブリッドの傾向が顕著になっている。また、デバイスではKindle Fireが初めて20%台に達し、iPadを抜いた。これらの数字が語ることは小さくないと思う。 … [Read more...]

BlurbがInDesignプラグインにiPad固定レイアウト

写真集や画集などビジュアル系コンテンツに強い米国の自主出版プラットフォームBlurb(カリフォルニア州サンフランシスコ)が、iPad用固定レイアウト・デザインツールを開発した(PW, 7/31)。アドビPhotoshop Lightroom 4に組み込んで使用する現在のBlurb用編集ツールの拡張として開発されたものだが、InDesignのプラグインとしても使用できるので、InDesignからiPad固定レイアウト形式に直接出力できる。 … [Read more...]

AutoDeskがiPad向けペイント・アプリを超廉価で

CADソフトウェアで有名なAutoDeskは、iPad用ペイント・アプリSketchBook Inkを発売した。これまで、数々のプロ用アプリケーションを出してきた同社の新製品は、PC世代のペイント・プログラムのイメージを一新した、タブレット・ペインターの時代を告げるもので、しかも5ドル(キャンペーン期間は2ドル)と衝撃的なほど安い。本格的なタブレット・アプリが続けば、PC用製品のサバイバルにも影響が出てくるだろう。実用アプリの対応の遅さから停滞しているPC代替が、クリエイティブ分野から進むことになりそうだ。 … [Read more...]

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