Kindle Singleは21世紀の雑誌プラットフォームか?(♥)

Kindle Singleのブラム氏については、本誌でも以前紹介した。『ニューヨーカー』誌の編集長などを歴任し、1950-80年代の雑誌黄金時代を担った往年の大編集者の経験と人脈、そして豊富なアイデアを、アマゾンは高く買っている。KSCは、おそらく彼の傑作となるだろうが、もしかするともっと奥が深いのかもしれない。[全文=♥会員] … [Read more...]

Tapas Mediaの新ビジネスモデルの実現性(♥)

サンフランシスコとソウルを拠点とする韓国系のスタートアップ、Tapas Mediaがその名の通り「一皿コンテンツ」を提供し、アプリ内で決済するサービスを正式にスタートさせる(リリース)。ゲームの世界で普及している実証済みの決済方式に合わせたコンテンツを揃えて新しいチャネルを開拓しようとしている。しかし、この挑戦はかなり難しい。[全文=♥会員] … [Read more...]

成長しグローバル化するショート・コンテンツ市場

ショート・コンテンツは、アマゾン Kindle Singles が定義し、開拓したことで重要なフォーマットの一つに成長しつつあるが、米国の専門メディア Thin Reads は、KSの今年Q2の出版点数が96点となり、Q1に比べて18%増加したことを明らかにした。内訳ではノン・フィクションが50点、フィクションが46点だった。Singles のシリーズは、膨大なE-Bookコンテンツの大河の中の1滴というほどのものだが、2011年の立上げ以来450万以上のダウンロードを達成している。 … [Read more...]

ショート・コンテンツ市場の発見と創造 (♥)

NYタイムズは4月22日の読書欄でアマゾン出版の Kindle Singles を取上げた記事を掲載した (By Leslie Kaufman, 4/22)。これまで実績など詳細が明らかでなかったこのショート・コンテンツの状況をデイビッド・ブラム編集長とのインタビューから聞き出すことに成功している。27ヵ月で345点という出版点数(価格は1~3ドル)に対して、販売数は500万(月間18.5万、毎日6千)というと相当な規模だ。しかし、戦略的意図はそれ以上に重いものがある。[全文=♥会員] … [Read more...]

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NYタイムズがE-Bookシリーズ2種を創刊

New York Timesは12月13日、BylinerとVookの2つのスタートアップ企業との提携によるE-Book出版計画を発表した。前者は調査報道をベースとした“骨太”のノン・フィクションのE-シングル($2.99)。後者は、アーカイブからのセレクションで構成された記録集成($1.99)となっている。いずれも伝統ある新聞社としての強味を発揮したものだが、本業の支援あるいは補完といった性格が強い。本格的な電子出版につながるかどうかは、フィードバックしだいで決まることになるのだろう。 … [Read more...]

分割して販売:重い本を軽く売るSlicebooks (♥)

Slicebooksは6月5日、開催中のBookExpoAmerica (BEA)で、1冊の書籍、雑誌、学術誌をスライス(分割)し、リミックスして別のコンテンツとして販売するサービスを発表した。同社のジル・トミッチCEOは、「出版業界にとって初の“復興技術”となる」と宣言し、これによって出版社は「高品質のコンテンツの供給源という正統な地位を回復出来る」と述べた。Slicebooksによって、高い編集技術でつくられたコンテンツを収益に変えられるから、というのである。[全文=♥会員] … [Read more...]

スタンフォード大出版がデジタル専門ブランド(♥)

米国のスタンフォード大学出版(SUP)は5月11日、Stanford Briefsというデジタル・ショート・コンテンツ専門のブランドを立ち上げることを発表した(Publishers Weekly, 5/11)。当面は、メイン・カタログの補完的位置づけで、多様な学術的テーマに関するオリジナルなショート・コンテンツを10ドルあまりでリリースしていく。5月15日には、シリーズ最初のタイトル"The Physics of Business Growth" (by Edward D. Hess and Jeanne Liedtka, … [Read more...]

ショートで築くアマゾン流出版エコシステム (♥)

アマゾンは昨年1月からショート・コンテンツKindle Singlesを配信しているが、このほどダウンロード数が200万に達したことを、PaidContent (05/13/2012) が独占記事として伝えた。これまで165点を刊行し、毎週3点ほどを追加している。まだ数百万ドルの市場と侮れないのは、この市場を開拓しているのがアマゾンで、自主出版と本格出版をつなぐリンクとして重視しているからだ。出版社の評価が、どれだけ価値ある新人・新作を世に出したかで問われるとすれば、アマゾンはじつに正攻法なアプローチをしていることになる。 [全文=♥会員] … [Read more...]

2012年を読み解く10のキー・トレンド (前)

デジタルの動きは日本で鈍く、欧米ではさらに加速度がついている。米国では、1年前「5年以内に20%」と言われていたが、今は「1~5年以内に50%」という認識で出版業界が動いている。遠くない先に、その先まで考えるような事態になってもまったく驚きではない。それは印刷本の売れ行きしだいということだ。そして日本がどれだけ遅くても、いずれは同期することになる。一次生産者(著作者)と消費者がそれを必要と感じるならば、出版社がサボタージュを続けることはできない。 … [Read more...]

SF本中心に花開くE-Bookマーケティング

アシェット・グループ系列のSF&ファンタジー出版社、オービット(Orbit)は11月29日、4月から米国でスタートさせたe-シングルを、英国その他の諸国でも販売すると発表した。オービットUKのアンヌ・クラーク編集長は「デジタル・ショートフィクション市場は、明らかに勢いをつけており、…米国での成功は確信を与えている。」と述べている。印刷版を考慮する必要がなく、純粋にデジタルに最適化したマーケティングが可能なショートは、急速に広がっている。 … [Read more...]

ペンギンのデジタル革命:ショートとPOD

英国のペンギンは、ショートコンテンツの新ブランドPenguin Shortsを立ち上げ、オリジナルのフィクション、ノンフィクションのタイトルを、12月1日から発売する。1点£0.99または£1.99という値付け。米国ペンギンは2008年からPenguin eSpecialsという、やや実験的なショート・フィクションのシリーズを出しているが、これもPenguin Shortsに統一する。また、同社は全既刊本をオンデマンド印刷で提供すると発表した。大手印刷会社をパートナーとし、在庫管理まで含めて委託するもの。デジタル時代には版の管理と在庫の管理は同じことになる。 … [Read more...]

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