最近つらつら考えるのだが、E-Bookに対する一部出版関係者の態度は、「自然エネルギー」に対する電力関係者の態度と似ている。どちらも「一部の需要を賄えるだけ」と言い、そのじつは恐れている。PCの登場時の汎用機関係者の反応とも似ている。関係者にとって、そこに「自明」という以上の理由は要らない。それは日常を超えた次元の問いになるだろう。好き嫌いはあってよいし、プロフェッショナルが新しいテクノロジーに接する態度として、まず懐疑的になるのも悪いことではないが、困るのは「懐疑」そのものを疑わなくなることだ。 ... [続きを読む]