「明治二十年問題」をめぐって/鎌田2:活字再考 2012/09/03 日本の出版文化は江戸と明治の間で断絶している。日本語も文学も変わった。著者と読者の関係も。それは「文明開化」のせいだと聞かされていたのだが、小林さんの前回の話を読んで、どうやらそれは「活字」や「文字組み」と関係がありそうだという気がしてきた。和本と活版本の文字の最大の違いは、平仮名の続け字である「連綿体」である。どうしてこれは活字化されなかったか。それによって何が起きたか。(鎌田) ... [続きを読む]