かねて「折り曲げデモ」で注目されていた米国のPlastic Logic社の初の製品リリースとなる、Que proReaderがCESで発表された。E-Inkとは別系統の有機高分子技術の実装製品であるだけでなく、昨年一般化した「電子書籍端末」を超えた一種の「アクティブ・ペーパー」として注目すべきだろう。すでに多くのメディアが紹介しているが、必ずしもこの重要な特徴を捉えていない。 ... [続きを読む]
E-Reader
世界最大のE-Reader市場を目ざす中国
Wall Street Journalの1月5日付、香港発のジュリエット・イェ (Juliet Ye)記者の記事は、中国のE-Reader市場について、非常に興味深い内容を掲載している。2年以内に、中国が世界市場の20%を占め、2015年までに米国を抜いてトップに立つという予測や数々の課題もさることながら、この市場の将来を確信する中国企業と、それをグローバルな観点から戦略的に支援する政府の積極性が印象的だ。(写真はHangwang製品) ... [続きを読む]
「シェア40%」目ざすソニーの次の一手
市場シェア2位 (35%)でアマゾンとともに2強の一角を占めるソニーは、暮の商戦にDaily Edition を投入、新興勢力を抑えてシェア40%を目ざす。来年には「コンテンツ総合配信サービス」も立ち上げるというが…。(ITmedia News, 12/04) ... [続きを読む]
ビジネスコミュニケーションを変えるE-Reader
E-Readerが(英語圏で)一般消費者の欲しい商品になったのは嬉しいニュースだ。ガジェット好きでは世界に冠たる日本が、このブームに遅れたのは情けないが、いずれ追いつくだろう。しかし、E-Bookをもっぱらガジェットとして見るのは間違っている。これは電子教科書のプラットフォームであり、通販カタログでもあり、それ以上にビジネスコミュニケーション(とくにテクニカル・コミュニケーション)のプラットフォームでもあるのだから。ここでは、E-Bookのビジネス活用について考えてみたい(著者:鎌田博樹)。 ... [続きを読む]
E-Book/E-Reader 戦争の序幕
PCWorld誌がE-Readerトップ5を発表した (11/06/2009)。ソニーのタッチスクリーンPRS-600 (88点)が、Kindle DX (86点)、Kindle 2 (83点)を抑えて堂々の第1位。新製品の投入時期とテストが重なったため、Nookなどは選考外となったが、同誌の評価は、ハードウェアとその操作性、価格のほかに、コンテンツ、サポートするフォーマット等を含めたもの。(PRS-600のレビューはこちら) ... [続きを読む]
LIBRIeが“日本のKindle”になれなかった理由
ソニーが2004年に発売した「LIBRIe」はなぜ、“日本のKindle”になれなかったのか?同社の大根田CFOが10月30日の決算発表の席上で分析した内容を紹介。「携帯文化」と「出版業界」など「日本特有の問題が解決に向かえば、可能性はある」という。 ... [続きを読む]
電子書籍リーダーは出版業界を救えるか
ロイターの記事の翻訳。売上げ減に見舞われている出版業界は電子書籍リーダーに期待をかけているが、今はまだデバイスも電子書籍の品揃えも不十分、という専門家のコメントを紹介している。 ... [続きを読む]
Kindleに挑む新製品群
クリスマス商戦を前に「一大ブーム」となったE-Reader。米国市場と各メーカーの現状を簡明にレポート。 ... [続きを読む]
過熱する電子リーダー市場
[Financial Times, Oct.21 記事] 不況下のヒット商品となったE-Reader。専用端末メーカーは技術に投資する一方、電機メーカーも増産体制の構築に追われている。急成長のEインク社、家電の主力とも位置づける台湾企業などの現状をレポート。 ... [続きを読む]
Amazon tactics for Kindle launch are difficult to read
The Timesよりの記事。メディアアナリストのDan Sabbaghが、アマゾン奥地で原住民の経済行為を観察する人類学者に比しつつ、先日発表されたKindle国際版の価格戦略を皮肉たっぷりに批判している。 ... [続きを読む]